和歌山でクラフトビール醸造所に行ったのをきっかけに、自家製ビール作りに挑戦することにしました。
初心者向けビールキットが楽天市場等で売っているので、10リットル作成できるビールキットを購入しました(約5,000円で全て揃ってました)。
今回購入したビールキットには、ラガーの麦汁缶が入っていました。
麦汁は、細かく砕いた麦芽と米などの副原料を温水と混ぜ合わて糖化液になったものをろ過し、ビール特有の苦みと香りをつけるホップを加えたものです。
IPAやスタウトなどの麦汁缶も売っているので、ビールキットを使いまわして色々なテイストのビールを作って楽しむことができます。
※麦芽の酵素の働きででんぷん質は糖分に変わるので糖化液ができる
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第一段階、今日できたのはイースト菌を投入するところまで。
ここから3~20日ほどかけて、イースト菌が麦汁を発酵させるのを待ちます。
日数に差があるのは環境、主に温度によってイースト菌の活動量が異なるからで、理論上はイースト菌の活動が活発になる24~28℃の環境下は発酵が早いはずです。
イースト菌は麦汁の中の糖をエサとします。
だからビールキットとは別に砂糖400gが必要(1回分)。
ビールキットの麦汁缶の中身も水あめみたいな感じで、イースト菌はたいそう大食いなのだと分かります。
鍋に水2リットルを入れて沸騰させ、火を止めたらビールキットの中身と砂糖400gを入れて溶かします。
みたらし団子のタレのようなニオイがしますが、味見をしたら甘くて苦い。
甘いと思った直後に強烈な苦味、ホップの苦味に襲われる感じです(一過性ではなく暫く残る苦味)。
水を入れて全体量を9リットルほどにし、イースト菌を入れるために液温が24~26℃まで冷めるのを待ちます(高温ではイースト菌が死んでしまう)。
熱容量が大きいので冷めるのに時間がかかりました。
この間また味見をしたけれど甘苦いは変わらず。
甘さも苦味も強烈。
特に甘みは400gも砂糖を入れたのだから納得もしますが、これがイースト菌によって発酵が進む糖が分解されて甘さがほぼ無くなるというから不思議です。
液温が26℃まで下がったところでイースト菌、粉末状の乾燥させたイースト菌を投入。
投入しても液に特別な反応はなく、個人的には肩透かしをくらいました。
何はともあれ、エサは用意したので、イースト菌には頑張ってもらうだけ。
イースト菌が糖を分解して発酵させると炭酸ガスが出るので、バケツの上に設置したエアーロック内の水がボコボコと音を立てます。
翌朝にはボコボコッと音をたてていました。
エアーロックが止まり、気泡がでなくなれば発酵終了となります。
発酵終了の見極め方法として、他に「少量試飲して甘みが消えていれば発酵終了」と分かる方法もあるそうです。
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[…] 今回はこちらの続編になります。 […]