ビンに残っていたビールに気づき、捨てるのは勿体ないので『カルボナード』を作ることにしました。
カルボナードはベルギーの郷土料理。
美食の国というベルギーには出汁の効いたコクのある料理が多いので日本人の舌に合うものが多いそうです。
カルボナードのレシピは色々ありますが、そろえる材料と作り方を比較して、アサヒビールが紹介しているレシピが一番簡単です。
ただし、肉は豚肉(ブロック)を使います。
本来は牛肉を使いますが、ベルギー観光局の公式サイトでも豚肉で作ったカルボナードが紹介されるなど豚肉で作っても変ではありません。
牛肉に比べて豚肉は安いし、豚肉の脂の方がアラフォーの胃に向いています。
カルボナードで使うビールは、ペールエールでも黒ビールでも大丈夫。
今回はミックス。
昨夜の残りキリンの『秋味』と、クラフトビール『インドの青鬼』(IPA)を1:2の割合で使用しました。
『インドの青鬼』はホップの苦みと深いコクが特徴で、ビールを使った煮込み料理向きです。
1缶がエビスビールより高いので、全て煮込みには使わず、30%は飲んで残りを料理に使いました。
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<豚肉のカルボナード風(2~4人分)>
- 豚肉ブロック 300~600g
- 塩・コショウ・薄力粉 適量
- バター 15gくらい
- 玉ねぎ 1/4~1/2個
- ビール 350ml(1缶)
- 固形ブイヨン 1個
- 水 1カップ
ビールの容量と固形ブイヨンの量に合わせているので、この分量で300~600gの豚肉を煮込むことができます。
豚肉に塩・コショウ・薄力粉をつけます。ビニール袋を使うと洗い物が出ず、手際よくまぶせられます。
バターを溶かした鍋でしっかり焼き目を付けます。
柔らかくなるので豚肉は大きめが好み(子どもでも簡単に噛み切れる)、約200gのブロック4等分の大きさにしています。
くし切りにした玉ねぎを加えてさらに炒めをます。
次にビール・固形ブイヨン・水を入れて60~90分間煮込みます。途中に詰まり過ぎたら水を足して調整するようにします。
『インドの青鬼』はIPA(インディア・ペールエール)という種類。
普通よりもやや高めのアルコール度数をもつエールで、ホップの風味と苦味が特徴です。
インドの青鬼はクラフトビールにしては苦味が強いと感じますが、だからこそ煮込み料理には最適です。
調味料は塩・コショウとブイヨンなので優しい味付けです。
個人的にはもう少ししっかりした味が欲しいので、塩とブイヨン、そして砂糖(三温糖)を少しを加えることが多いです。
豚肉が柔らかくなったら完成です。肉をビールで煮込むとトロトロに柔らかく、まろやかになります。
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<ビールが肉を柔らかくする理由>
ビールに含まれる有機酸は肉のタンパク質をほぐし、肉質を柔らかくする効果があります。
アルコールも肉を柔らかくします。さらに酸性のビールは肉のpHを酸性に傾けて保水性を上げる効果があります。
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