幻の野菜「プチヴェール」の苗がホームセンターで買えるようになりました（1苗200円）

　プチヴェール（プチベール）を植えました。

　プチヴェールは静岡県で生まれた栄養価豊富な野菜で、今までは販売経路が限られていましたがホームセンターでも買えるようになりました。

プチヴェール（プチベール）とは？

　プチヴェールはケールと芽キャベツを掛け合わせてアブラナ科の野菜で、静岡県にある増田採種場が1990年に開発しました。

　「小さな緑」という意味のプチヴェールは栄養価が高く、やや苦味のある芽キャベツとは対照的に糖度が11～13度と甘いので、野菜の苦味が苦手な子どもでも比較的簡単に食べられる野菜です。

プチヴェールの栄養

　プチヴェールの苗を確実に購入するなら増田採種場のオンラインショップがおすすめです（送料無料で価格は1苗約400～500円）。ホームセンターで買うのが一番安いですが（1苗約200円）、人気によっては販売していないときもあります。

　但し、プチヴェールの苗は夏季限定販売で、それ以外の時期の食べたい場合は増田採種場のオンラインショップで買える鉢がおすすめです。

　プチヴェールは脇芽を食べるのですが、1株で50～80個とれます（一度に収穫する必要はなく、下から順次とっていく形）。

　収穫できる時期は11月中旬～翌年3月中旬で、近年の温暖化の影響で脇芽のつきはやや遅れる傾向にあるそうです。

　埼玉県の場合、定植時期は7月下旬～8月中旬（ホームセンターに並ぶならばこの時期）。

プチヴェールは日に当たることで色濃くなるので、日当たりの良い場所に定植します（連作不可）。秋から冬の冷気にあたることで甘くなります。

　葉の先端～先端（さしわたし）の長さが１メートルほどになるので、株は間隔をあけて植えます。樹が倒壊するのを防ぐため、定植１ヶ月後を目安に株元に土寄せをします（大きくなったら根が傷むので土寄せしない）。

　下の方のわき芽が3センチほどになったら、下から1/4～1/3の本葉を折り取ります（葉かき）。その後も、脇芽を摘むたびにその上の本葉を折り取ります。

　定植から1ヶ月後、2ヶ月後、3ヶ月後、そして脇芽を半分ほど収穫した後を目安に追肥します。肥料は有機肥料が良いです（化学肥料の場合は甘みが奪われて少々苦くなるらしい）。

　プチヴェールを害虫から守るのには防虫ネットが有効です（ネットでの被覆は効果が高い）。

　プチヴェールによくつく害虫はシンクイムシ、コナガ、アオムシ、ヨトウムシ、タマナギンウワバ、アブラムシです。

わたし

出た！！ヨトウムシ！！

　ヨトウムシ（スジキリヨトウ）は我が家の芝にも定期的に食害を与えていますが、プチヴェール定植後の初期段階で食害されると生育が遅れ、樹高が低くなって収穫量が減ってしまいます。

　プリヴェールに使用できる薬剤は野菜類の登録があるもののみ。

　我が家は芝の中のヨトウムシを駆除するためにスミチオンとオルトランを撒いていますが、スミチオンはアブラナ科の野菜の葉を白くしてしまうのでプチヴェール周辺の散布はかからないように注意しています。