湿度の高い梅雨は洗濯物が臭いやすい!生乾き臭のニオイの元はモラクセラ菌の……〇〇?

湿度の高い時期になると洗濯物のニオイ(生乾き臭)にとかく気を使います。

今回は生乾き臭の原因、生乾き臭を防ぐ方法をまとめました。

生乾き臭の原因は乾燥や紫外線に強いモラクセラ菌

生乾き臭の原因となるのは常在菌の1つである『モラクセラ菌』です・

モラクセラ菌は水分のある環境下で増殖するため、ヒト等の動物の粘膜内や風呂場・洗面所・洗濯槽など水の残る場所に存在しています。

【モラクセラ菌の特徴】

  • 熱に弱い(60℃以上の環境で死滅)
  • 乾燥に強い
  • 紫外線に強い

以上のような特徴があるため、モラクセラ菌は死滅させるのが難しいです(だから常在しているともいう)。洗濯槽にも存在しているため、洗濯後の衣類には少なからずモラクセラ菌が残ってしまいます。

生乾き臭を発するのはモラクセラ菌の排泄物

生乾き臭の原因はモラクセラ菌ですが、雑巾のようなあの臭いを発生させるのはモラクセラ菌の細菌代謝物、つまり排泄物(フン)です。細菌代謝物の4-メチル-3-ヘキセン酸(4M3H)がニオイ物質です。

4-メチル-3-ヘキセン酸は、化学式C7H12O2で表される脂肪酸の一種で、4M3Hと略記される。「雑巾臭」とも「洗濯物の生乾き臭」とも表現される特異臭を持つ。

4-メチル-3-ヘキセン酸|Wikipedia

生乾き臭を防ぐには5時間以内に濡れた衣類を乾燥させる

4M3Hの嗅覚閾値(ニオイを感じる最小濃度)は0.01ppm(0.000001%)です。0.01ppmを超えるとヒトの嗅覚があの不快な雑巾臭を感じ取ります。

洗濯物の生乾き臭を防ぐためには4M3Hの濃度が0.01ppm未満のうちに乾燥させてしまうことです。モラクセラ菌の増殖には水分が必要なので、洗濯物が乾いてしまえばモラクセラ菌は増殖せず、4M3Hの濃度も上がりません。

温度や湿度によりますが、一般的にモラクセラ菌は水分のある環境で増殖を続け5時間を超えると4M3Hの濃度は0.01ppmを超えます。

【外干しで洗濯物が乾く時間】

  • 春 5時間前後
  • 夏 2~3時間
  • 秋 5時間前後
  • 冬 6時間

外干しで乾燥させる場合、夏を除いて時間的にギリギリです(低温の冬は菌の増殖が遅いのでギリギリ安全圏内と判定)。洗濯機で洗い終えたら時点からカウントダウンが始まっているので、脱水終了後は速やかに干すことが大切です。

室内干しの場合、外干しの倍の時間かかるため除湿機などの使用が望まれます。

早く乾かす方法① 洗濯物の間隔をあけて風通しを良くする

洗濯物の乾く条件は「気温」「湿度」「風」です。洗濯物を早く乾かすには湿度を下げて風を通しやすくなるように、間隔をあけて干すと良いです。

天気予報等で公開される『洗濯指数』も参考になります。

洗濯指数は洗濯物が乾くスピードを表す指標です。「綿100%のシャツが3時間でどれだけ乾くか」が表示されます。洗濯指数が50以下の場合は生乾き臭が発生する可能性が高くなります。

早く乾かす方法② 乾きやすい素材と乾きにくい素材を交互にかける

洗濯物が乾く時間は素材によって変わります。

洗濯物周辺の湿度を下げるために「乾きやすい素材」と「乾きにくい素材」、また「薄手の衣類」と「厚手の服」と、乾く速度に合わせて交互にかけると早く乾きやすくなります。

合成素材
ポリエステルのような化学的に作られた合成素材は乾きが早い

天然素材
ウールなどの天然由来の素材は乾きが遅い

生乾き臭の原因になるモラクセラ菌を殺菌する方法

モラクセラ菌は乾燥と紫外線には強いため、外干しで5時間以内に乾燥させた洗濯物にも一部が必ず残ってしまいます。残ったモラクセラ菌は繊維の中で固まってしまい『戻り臭い』等の原因になってしまいます。

衣料用漂白剤に浸け置き

モラクセラ菌を殺すためには洗濯機で洗う前に40℃の湯に衣料用漂白剤を溶かした液に一定時間浸け置くのが有効です。衣類用漂白剤は液体よりも粉末の方が除菌効果が高いです。

一般的な洗濯機の耐熱温度は40~50℃なので、浸け置きする場合はポリバケツ等を使用します。またシルクやウールなどの天然素材に衣料用漂白剤は使えないので注意します。

但し、浸け置き後はいつも通りに洗濯機で洗うことになるため、洗濯機内に在るモラクセラ菌が洗濯物に移ってしまいます。細菌の絶対数は減らせますが、滅菌には至りません、


ガス乾燥機で乾かす

洗濯物をガス乾燥機で乾かすのが一番有効なモラクセラ菌の殺菌方法です。ただし、乾燥機はガスを使ったものを使用します。

理由は温風の温度です。

電気の乾燥機の温風温度は50℃前後、ガス乾燥機の温風温度は80℃以上が一般的です。コインランドリーの乾燥機はガス式のものが多いです。我が家は『乾太くん』(リンナイ)を使用しています。温風温度は105℃で、モラクセラ菌の殺菌効果が十分にあります。


高温設定のアイロンをあてて乾かす

濡れた洗濯物に高温に設定したアイロンをあてて乾かすことで高温にさらし、殺菌することができます。

モラクセラ菌は水分と皮脂をエサとするので、エリやワキの部分は繁殖しやすくなります。この部分は重点的に高温にさらすことは生乾き臭の予防に役立ちます。


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