梅雨は多湿を嫌うバラにとって一番忙しい季節です。
梅雨独特の高温多湿による蒸れはうどんこ病や黒星病の原因になってしまうので、ゴチャゴチャと混みあった枝は間引いて風通しをよくしないといけません。
枝を間引くことで勢いのある若い枝が出てくるので、シュートが樹形を乱す場合は根元から剪定してしまいます(内側に向かって伸びるのも切った方が良いことも多い)。
さらに梅雨は虫の活動最盛期。
この時期に出てくるバラの新芽や若い枝は柔らかいので虫たちに狙われます。
害虫は葉が柔らかい先端からチェック。
ここ2年ほど悩まされている害虫は、大量発生して葉脈を残しながらみんなで先端から下に向かっていくタイプのいもむし。
葉の周辺にずらっと並ぶのは壮観です。
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このような虫の害を予防するためには、梅雨の前に浸透移行性に優れた農薬『オルトラン』をまくとよいです。
オルトランは植物全体に毒性物質を行き渡らせるので、新芽を食べた虫を殺してくれます。
害虫の中でも水分を吸ってしまうアブラムシは要注意。
アブラムシのような吸汁性害虫に水を吸われると芽が枯れてしまい、成長の妨げになってしまいます。
害虫がついたら早めに噴射型の農薬で駆除。
すぐに農薬散布することが効果的。
早めの対処で被害拡大を防ぎ、農薬の使用量も最低限ですむようになります。
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庭植えしているバラの病害虫対策として『水やりを減らす』があります。
具体的には、土が乾いたら株元にたっぷりと上げる方法になります(乾くまであげない)。
<病気の対策>
土の中の水分が減ることで、カビが原因のうどんこ病や黒星病、さらには灰色カビ病を防ぐことができます。
<害虫の対策>
バラの中の水分が減ることで葉が硬くしまり、害虫が食べにくくなります。
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