「あれって軽(自動車)だよね?」
高速道路を運転する旦那の指差す方にはスズキのハスラー。列記とした軽自動車です。
「改造して排気量上げてるのかな」
「何で?」
「軽自動車なのにナンバーが白い」
確かに旦那の言う通り本来黄色いはずのナンバープレートが白いのです。旦那によると最近ちょいちょい見かけるとか( ̄~ ̄;)
調べてみると軽自動車が白いナンバープレートをつけていることがあるそうです。軽自動車の白いナンバープレートの理由についてまとめてみました。
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軽自動車が黄色いプレートの理由
軽自動車は普通自動車に比べて優遇されています。その代表的なものは高速道路や有料道路の通行料金です。軽自動車は普通自動車に比べて高速道路料金が約2安いです。
普通自動車と軽自動車のナンバープレートが違う理由の1つは料金所の料金収受員がパッと見て軽自動車だと分かるためです。
もう1つの理由は高速道路の制限速度は普通自動車が100キロに対し、軽自動車は以前80キロでした(現在は普通自動車と同じ100キロ)。そのため取り締まる警察官がパッと見て軽自動車と分かるためです。
つまり重要なのは視認性です。そのため軽自動車のナンバープレートはよく目立つ黄色地に黒字です(事業用は黒地に黄色字)。
軽自動車に白いプレートの理由
2019年に日本で初めて開催されるラグビーワールドカップ(アジア初開催でもある)、2020年の東京オリンピックの記念かつ支援として図柄入りナンバープレートが導入されました。
この図柄入りナンバープレート導入のために道路運送車両法施行規則等の一部が改定されています。
ラグビーワールドカップ仕様のナンバープレートは1,000円以上100円単位の寄付をするとラグビーボールがデザインされたカラーのナンバープレートになります(寄付なしは無地で右上に大会ロゴ)。
軽自動車でもこのラグビーワールドカップ仕様または東京オリンピック仕様のナンバープレートをつけられます。寄付なしの場合は普通自動車のような白色のナンバープレートになります。
参考:「自動車のナンバープレートや検査証票が変わります(報道発表資料)」(国土交通省公式サイト)
以前は軽自動車も白いナンバープレートでした(ナンバープレートのサイズが二輪用と同じで現在より小さい)。しかし小さくて見づらいということで普通自動車と同じサイズになりました。
しかしそうなったら今度は普通自動車と軽自動車の見分けがしづらいということで、現在のように軽自動車のナンバープレートは黄色になりました。
つまり今回の図柄入りナンバープレート導入にあたり、以前重要視された視認性は無視されることになりました。料金所の料金収受員さんは今までのやり方が通じなくなって大変でしょうね(走行車両の多くがETC利用者とはいえ)
図柄入りプレートにする方法
図柄入りナンバープレートは新車でも既に使用中の車でも希望すればつけることができます。既に使用中の場合は“交換”となるのでナンバーを変える必要もありません(自動車保険の変更手続き不要)。
但し、次の車両以外はつけることができません。登録自動車とは私たちがよく“普通車”と読んでいる車両です。
・登録自動車(自家用)
・登録自動車(事業用)
・軽自動車(自家用)
また車両番号のかな文字が「わ(レンタカー)」と「AB(駐留軍の車両)」は図柄入りナンバープレートの交付がされません。
図柄入りナンバープレートを交付するにあたり交付手数料が発生します(寄付金のあり・なしに関わらず)。交付手数料はナンバープレートの種類、大きさ、枚数で異なります。管轄の陸運局に問い合わせしましょう。
埼玉県の場合は一般財団法人 関東陸運振興センター、ナンバープレートに表示されている地名によって次の支部が問い合わせ窓口になります。
埼玉支部 … 大宮、川口
熊谷支部 … 熊谷
所沢支部 … 所沢、川越
春日部支部 … 春日部、越谷
図柄入りナンバープレートをつけるには、自分でWeb申し込みをするか、ディーラーや整備工場に相談します。Web申し込みは下記の参考サイトから可能です(詳しい説明あり)。
参考:図柄ナンバー申込サービス(一般社団法人 日本自動車標板協議会)
【了】
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