玄関にコバエが何匹も集まるので、ホームセンターで【ハエトリソウ】を購入しました。食虫植物は7月になるとホームセンターなどで取り扱われ、ビバホームでは約400円と約600円の2つのサイズがありました。
私が今回買ったのは400円サイズ。
【多年草であるハエトリソウは越冬できる】ので、小さなサイズを頑張って大きなサイズにしようと決めました。
ちなみに。
ハエトリソウは多年草ですが常緑種ではなく、11月くらいになると休眠して地上部を枯らします。地上部が枯れても根は生きていて春になると新芽をだすので、冬の間も水やりを忘れないように気を付けます(暖かい室内での越冬は生長を阻害するので0℃以下が長く続かないならば屋外で越冬がよい)。
ハエトリソウは種類がたくさんあります |
【ハエトリソウは棘のある二枚で一対の葉が特徴】で、まるで睫毛(マツゲ)のような見た目から英名は“Venus Flytrap”です。ハエトリソウは海外でも人気の食虫植物です。
ハエトリソウは二枚の葉で虫を挟んで消化します。【ハエトリソウが捕まえた虫を消化するのにかかる時間は約1週間】です。
“ハエトリ”といいますが実際はハエに限定されずいろいろな虫を捕獲します。
葉についたセンサー(感覚毛)に何かが触れると葉が閉じて(その間はわずか0.5秒)、虫を捕まえる仕組みになっています。確実に虫を捕獲するために、感覚毛に何かが2回触れたら葉が閉じます。
感覚毛を指で2回触れても葉は閉じます。
面白くなって何度もつつく人がいますが、ハエトリソウが葉を閉じるのにはとてもエネルギーを使います。【必要以上に葉をつついて遊ぶとハエトリソウが弱って黒くなる】ことがあります。
子どもなどが葉を閉じたところを見たいといった場合、タンパク質のもの(ゆで卵の白味、チーズ片など)を入れてあげると良いそうです。あげ過ぎると栄養過多で黒くなるので注意。
【ハエトリソウを購入するときは葉がきれいな緑色で艶のあるものを選ぶと良い】です。
人が触って黒くなってしまっているハエトリソウはなかなか復活が難しいので、購入は避けた方がよいです。春先に購入する場合は花芽がついているものがよいです(上手に育てれば白い花を見ることができる)。
植物を育てるときは原生地に準じるのがよく、【ハエトリソウの原生地は湿地】です。
まず【ハエトリソウに乾燥は厳禁】です。
ハエトリソウは半日陰の常に土が湿っている環境が好まれます。春~秋は鉢の受け皿に水を常に入れておく【腰水】がおすすめです。夏は受け皿の水の温度が上昇してしまうので、直射日光にあてず、日に当てる時間は通常の半分にして、朝と夕にたっぷり水をあげるやり方がよいです。
ワイルドな見た目の食虫植物に似合うリメイク缶風の植木鉢 |
次に【ハエトリソウに肥料は不要】です。
そもそもハエトリソウなどの食虫植物が虫をとって消化する、植物の中では荒業ともいえる機能を身に着けたのは栄養の少ない湿地育ちだからです。ハエトリソウは虫から栄養を補給するので、肥料を与えてしまうと根腐れを起こしてしまいます。
肥料不要の食虫植物のための土は肥料無添加が望ましい(ゆっくり水が浸透して保水力が高い土です) |
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