― ママが小さい頃に大切にしていたぬいぐるみ ―
子どもが生まれて「大事にしていた思い入れのあるぬいぐるみをあげたい」と思うとき、長い間放置していたことを思いだしましょう。特に汚れが目立たなくても、ホコリやカビで汚れています。子どもに渡す前に必ずキレイにしましょう。
先日実家に帰ったときに、昔の部屋から娘がウサギのぬいぐるみを持ってきました。私か妹が小さい頃にもらったもの、30年以上前から実家にあるものです。「私のお部屋につれて行く」という娘のためにホコリっぽいぬいぐるみをキレイにすることにしました。
クリーニング店に依頼するのが一番良いですが、素材によっては家庭で洗うことができます。30年以上前のものなのでタグは変色して洗濯表示が見えませんが、触った感じ家庭で洗えそうなので手洗いすることにしました。
洗濯表示のないものについては取り扱いに注意してください。
スポンサードリンクこんなぬいぐるみは家庭で洗えない
- 革や人工皮革が使われている
- 中綿がポリエステル、ビーズ、パイプ以外のもの
- 色落ちするもの
- アンティークのもの
- パーツが接着剤でついているもの
こんなぬいぐるみの場合はプロに相談しましょう。それ以外のぬいぐるみならば家庭で洗ってキレイにすることができます。
少しでも不安がある場合はクリーニング店に依頼しましょう。但し、クリーニング店はぬいぐるみに関しては専門業者に外部委託するケースが多いです(クリーニング店を経由して見積もりが発行)。
衣類用中性洗剤で色落ちのチェック
白いタオルや布に衣類用中性洗剤(オシャレ着用洗剤)をそのまま少しつけて、ぬいぐるみの目立たない部分を5~6回優しくポンポンッと叩きます。
白い布にぬいぐるみの色が移らなければ家庭で洗えます。逆に色が移ってしまった場合は、家庭で洗わないようにしましょう。
衣類用洗剤を溶かした洗濯液で押し洗い
洋服などできるだけ装飾品を外します。毛足の長いぬいぐるみの場合はブラッシングし、大きな汚れを先にとります。
衣類用中性洗剤(おしゃれ着洗い洗剤)を水か40℃程度のお湯に溶かして洗濯液を作ります。ぬいぐるみを洗濯液に浸して軽く押し洗いします。気になる汚れやシミは軽くこすったり揉んだりして落とします。強く洗うと生地を傷つけてしまうので優しく洗うのが大切です。
ちなみに、我が家のウサギのぬいぐるみは洗濯液につけただけでジワ~ッと汚れが洗濯液に出てきました。軽く押すたびに洗濯液はどんどん色が濃くなったので普通の衣類用洗剤に変更しました。
汚れが気になったら衣類用中性洗剤ではなく普通の衣類用洗剤を使って洗濯液を作ると良いです。普通の衣類用洗剤は弱アルカリ性で、中性洗剤よりも洗浄力が上がります。菌などが気になる場合は、酸素系漂白剤を溶かした水に約30分間つけて消毒します。
洗った後はしっかりすすぎ洗いをします。洗剤成分が残っていると雑菌の繁殖源になってしまいます。
柔軟剤を溶かした液に30分間浸けおき
柔軟剤を使って仕上げる場合、柔軟剤を水に溶かして、すすぎ洗いでしっかり洗剤成分を流した後に液に約30分間浸けおきします。浸けおき後はしっかりすすいで柔軟剤成分を流します。
柔軟剤の使用には注意が必要です。
柔軟剤は繊維1本1本に樹脂コーティングをするので生地がほつれたり、ぬいぐるみの毛が抜けやすくなってしまいます。古いぬいぐるみは紫外線や経年劣化で生地が傷みやすいので使用するときは特に注意しましょう。
洗濯機で10秒~1分間の脱水する
ぬいぐるみを濡れ干しすると形が崩れるので、洗濯機で10秒~1分間脱水します。プラスチックの目が割れたり、首が取れたりしないように、濡れたぬいぐるみに包帯のようにタオルを巻き、洗濯漕の中央に置きます。
たった10秒間の脱水でもかなり水が絞れます。
30分間日光に当ててから陰干し
ぬいぐるみを約30分間日の当たる場所にひら干しして殺菌します。長時間日に当てると日焼けや色落ちしてしまうので30分を目安に、それを過ぎたら風通しのよいところで陰干しします。
ぬいぐるみは天気の良い夏の日で2~3日間干します。表面が乾いても中がまだ湿っていることもあるのでしっかり乾かさないといけません。ぬいぐるみに水分が残っていると雑菌を増殖させてしまいます。
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