家庭菜園にはローズマリーが植わっています。
丈夫なのでほとんど手入れは不要、いろいろな薬効があったり、鶏肉料理のときの香り付けなど、生活の中でかなり役立っている点は良いのですが、
・ボサボサッて感じで伸びる
・茎が木質化するので下がスカスカになりやすい
この性質によって、「きれいに」育てるのがなかなか難しいです。
木質化はボーズマリーの特徴なので仕方がありませんが、ボサボサは育て方の問題なので剪定で抑えることができます。
今回はローズマリーの剪定について。
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ローズマリー、剪定のタイミング
ローズマリーには上に向かって伸びる「立ち株性」と、地面を這うように伸びる「匍匐性」の2種類あり、立ち株性のローズマリーの場合は花が咲き終わる頃、4月~6月を目安に剪定します。
ローズマリーの花期と剪定期限
ローズマリーは10月~翌5月にかけて花を咲かせます。
6月を過ぎて剪定すると、秋の開花期の花付きが悪くなってします(弱めの剪定ならば冬でもできます)。
さらに、花付きを良くするために、剪定後はリン酸やカリウムが多めの化成肥料や草木灰を追肥するとよいそうです。
ちなみに、ローズマリーはシソ科の植物なので、花の色は白・淡い青・淡い紫が多いです。
花が咲き終わった花がらは小まめに取り除いてカビを予防します。
特に5月~6月はカビが原因でうどんこ病(葉が粉をふいたように白くなる病気)が発生しやすいです。
4月~6月の剪定は強めにしっかり
4月~6月の剪定は強め、かなりバッサリ切ってしまって大丈夫です。
但し、木質化した部分で切ってはいけません。
木質化したところからは新しい葉がでないので、未だ緑色の茎の部分から上の部分を多少残しつつ強め剪定すると良いそうです。
剪定は樹形を整えるだけでなく、風通しを良くする効果もあります。
葉が茂って風通しが悪いと蒸れて、病気になったり虫がついたりしてしまったり、ローズマリーの場合は夏の過湿が原因で枯れてしまうことが多いそうです。
剪定してしまった方が良い枝とは?
木質化していない部分の切り口からは新しい芽が容易に出るので、
・枯れている
・下向き
・細くて、弱弱しい
・伸び過ぎている
・内側に向かって伸びている
このような枝はほぼ切り落としてしまって大丈夫なようです。
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ローズマリー、5年を目安に世代交代
ローズマリーの茎は、地面に近い方からどんどん木質化していきます。
木質化はヒトでいう「老化」で、木質化した部分から新芽が出ることはなく、老化が進むとひょろりとノッポな上の方だけ緑のローズマリーになります。
老化した部分を若返らせないので、ローズマリーは5年を目安に新株に変えると良いです。
ローズマリーは太い根を深くまではるので、古い株の撤去はかなり大変です。
個人的には鉢植えがオススメです。
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ローズマリー、挿し木で新株が作れる
ローズマリーの新株は挿し木で簡単に作ることができます。
挿し木に使用する挿し穂は、剪定した枝が元気で失敗が少ないです。
・挿し穂は下半分の葉を取り除き、1時間ほど水揚げする
・ポットに赤玉土を入れる(赤玉土は細菌などが増えにくい)
・土を十分濡らして穂を挿す
挿し木は根が生えたら成功です(目安:1ヶ月くらいで発根)。
根が十分に育てば土に植えることができます。
根が生えるまでは絶対に水を枯らさない、赤玉土は特に水が枯れやすいので、水を溜めた受け皿に乗せて常に水に浸しておくと良いです。
管理は半日陰にします。
夏は温水になってしまう可能性が高く、比較的涼しい場所に置いておければいいのですが、40℃近くなる関東の夏では失敗しやすいです。
失敗が少ないのは10月~11月の挿し木です。
弱い剪定ならば通年できるので、比較的元気な枝を選んで挿し木をすると良いです。
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