ガーデニングでよく使う土「赤玉土」

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「夢のマイホーム」を満喫して1ヶ月、庭作りに手をつけ始めました。

2歳の子の手を引きながら、まずは花壇作り。

ブロックの下1/4くらいが埋まる程度、20cmくらい地面を掘って、ブロックを並べて、最後に土を入れて完成。

計画では簡単そうですが、地面を掘ればゴミがごろごろ。

陶器の欠片に錆びた缶。

「ここはゴミ捨て場か!」と怒りたくもなりましたが、宝探しよろしく楽しむ子どもの姿に「ま、いっか」と脱力。

掘り出したものに「これ、なに?」と首を傾げて、石と教えれば「い、し?」と可愛く首を傾げる姿に癒されながら地面を掘り続けました。

地面を掘ってでた土は花壇に戻す予定ですが、粘土質の土なので赤玉土で土壌改良。

空気が入らず水はけが悪い粘土質の土は園芸、特に家庭菜園には不向きです。

赤玉土だけでは栄養がないので、一緒に腐葉土も混ぜ込みました。

今回は「赤玉土」について。

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赤土を乾燥させて作る「赤玉土」

赤玉土は、火山灰が積み重なってできた褐色で砂状の粒「赤土」を乾燥させたものです。

東京周辺の、関東ローム層が赤土です。

赤玉土は栄養成分を含んでいないため虫や菌がつきにくく、清潔な土として園芸やガーデニングで広く使われています。

赤玉土をベースに土壌を調整

赤玉土はガーデニングの基本用土で、植物や環境に合わせて他の土を混ぜて土壌を調整します。

植物は土の、

 ・pH度数

 ・粘度

 ・水はけ(排水性)

 ・水もち(保水性)

 ・肥料もち(保肥性)

 ・通気性

これらの条件で生育が左右されます。

大抵の植物は 赤玉土:腐葉土=3~8:7~2 の土壌で良く育ちます。

あとは植物の性質に合わせて微調整で、例えば

  湿気を好む植物の場合は赤玉土は少な目

  肥料がたくさん必要な植物の場合は腐葉土多め

植物が好む環境に整えることで育ちやすくなります。

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日本の植物は酸性寄りの土を好む

植物の多くはアルカリ性~中性の土を好みますが、日本原産の植物は中性から弱酸性(酸性寄り)の土を好みます。

酸性雨の影響で、日本の土壌は基本的に弱酸性だからです。

赤玉土もpH5~6、弱酸性です。

日本原産の植物を育てる場合はpH調整が不要ですが、海外原産の植物を育てる場合は苦土石灰を混ぜ込み中性~弱アルカリ性に調整します。

赤玉土の粒サイズは目的で決める

赤玉土は粒の大きさでいくつかの種類、「大粒」「中粒」「小粒」という風に分けて販売されています。

どのサイズが適当なのかは用途(目的)で異なります。

大粒は鉢底石の代わりに使用されることが多いです。

土に混ぜ込んで水はけを向上させるならば、小粒~中粒が好まれます。

但し、土が粘土質など水はけが悪く硬くなりやすい土の場合は、大粒も混ぜた方が良いです(粒が大きいほど水はけがよくなり、水持ちが悪くなる)。

逆に挿し木をするときは保水性が高い方が良いので、小粒~極小粒の赤玉土が好まれます。

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赤玉土は小まめに追加する(入れ替える)

赤玉土は時間の経過とともに粒が小さくなっていき、水はけが悪化します。

一定以上の水はけを求める場合は、定期的に赤玉土を追加する、もしくは、土を入れ替えることが必要になります。

粒が小さくなるのを防ぐならば、赤玉土の中でも「硬質赤玉土」が良いです。

硬質赤玉土は、赤土を乾燥させた後に焼き固めることで、時間が経っても形が崩れにくくなっています。

土の入れ替えの手間がなくなるので便利ですが、赤玉土に比べて価格が3~5倍です。

時間が経つと水もちが良くなり、水はけの悪い土へと変化していってしまうので、一定期間で土の入れ替えが必要になります。

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