
我が家のパキラの葉が黄色くなって落ちています。
原因として考えらえるのは「日当たり(光不足)」「肥料不足」「根詰まり」「根腐れ」「ハダニ」の5つです。
我が家の場合、置き場所と植え替え時期から判断して「肥料不足」または「ハダニ」の可能性が高いです。
パキラの冬越しで起こりやすいトラブル

熱帯~温帯が原産地で日当たりの良い場夜を好む観葉植物にとって、日本の冬は寒さと乾燥に注意が必要です。
パキラは根腐れを防ぐことが大切
パキラは寒くなると生長が止まるので、生長が止まったら水やりは1~2週間に1回に控え根腐れを防止します。
根腐れを起こすと回復がとても難しいです。
根腐れが始まるとパキラの土から腐敗臭のようなイヤなニオイがします。
初期段階ならば受け皿の水を捨てて日の当たる場所で土を乾かすなどの対処で回復可能です。
根腐れが進行すると葉がしおれ、枝や幹が柔らかくなります。触るとフカフカとしてハリが無い状態は末期です。ここまで根腐れが進行すると回復はとても難しいです。
パキラは冬でも5℃以上の環境で育てる
寒さに弱いパキラは周囲の気温が5℃以下になると枯れてしまいます。
屋外で育てるパキラは室内に置き、窓辺で育てているパキラは冷え込みを警戒して温かい場所で育てます(乾燥予防でエアコンの風が直接当たらない場所に置く)。
パキラは葉水で水切れとハダニを防ぐ

埼玉県は冬は乾燥しやすい地域なので水切れに注意が必要です。パキラの葉が下にたれてきたり、新芽が丸まってきたら水不足のサインです。
パキラを育てるときに一番注意するのが根腐れなため、根腐れを警戒するあまりに水やりを減らして水切れになることが多いです。
水やりと同時に葉水もやると、湿度不足の改善とハダニ対策ができます(水を嫌うハダニの繁殖を防げる)。冬は乾燥しているので毎日葉水しても良いくらいです。
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室内で育てるパキラの生育期と休眠期

パキラを室内で育てている場合、その部屋がずっと10℃以上に保たれている場合は休眠期はありません。冬でも生育期なので、水も肥料も1年中同じように与えます。
一般的に植物の生育期と休眠期は気温で分かれます。
パキラの場合は10℃で、10℃を下回るようになったら休眠期になります。気温が5℃以下になるとパキラは枯れるので、冬は室内で育てるようにします。
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室内で育てるパキラ向きの肥料
室内で育てるパキラは2ヶ月に1回緩効性化成肥料をあげると良いです。有機肥料よりも化成肥料の方がニオイも少なく衛生的なので室内向けです。
緩効性化成肥料とは肥料の効き方がゆっくりで、一定期間効果が長続きする粒状の肥料です。
最近ではメインに緩効性肥料を使い、生育期や開花期に液肥など即効性肥料をポイントで施すケースが多いです。
肥料の緩効性とは?
緩効性肥料は肥料成分の溶けだすスピードがゆっくりなタイプの肥料です。効果持続期間も1~2ヶ月と長いです。
一方で、遅効性肥料は肥料がなかなか溶けないタイプのものや、微生物等が肥料を分解することで肥料成分が溶けだすタイプの肥料です。
遅効性タイプも化成肥料は効果の持続期間が比較的長いです(天然成分または有機成分の場合は効き始めるまでは長いが効果持続期間は短め)。
緩効性も遅効性も元肥・追肥として万能的に使用されます。
早く効いて効果の持続期間の短い即効性は追肥としてポイント使用されるケースが多いです。
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ハダニとの見分けはつかないので両方対策する
パキラ等の観葉植物にハダニが発生すると、まるで肥料切れを起こしたように葉が黄色くまたは茶色くなります。葉が黄化するとどちらが原因か見極めにくいので、追肥とハダニ対策を同時に行わなくてはいけません。
ハダニはとても小さいので肉眼で確認することは難しいです(ハダニが大量発生するとクモの巣状態になる)。
ハダニは葉の裏側に寄生するダニで、駆除せずに放置すると葉に白くて細かい斑点ができ始め、症状が悪化すると葉が白くなって落ちます。
ハダニは葉水で十分殺虫できる
ハダニは薬剤で駆除する方法もありますが、薬剤抵抗性が強いので卵や生き残りが出て完全に駆除するのは難しいです。また、薬剤の使用は小さな子どもやペットのいる家庭では避けたいことでもあります。
だから、水で駆除します。ハダニは水にとても弱いので、葉水で十分に駆除および防ぐことができます。
ハダニは高温かつ乾燥した環境を好みます。冬の室内はハダニにとって好環境で、急増殖しやすい環境です。
ハダニが発生したら全ての葉を水で洗います。このとき葉の裏もしっかりと洗います。
水で洗うことでハダニをあらかた駆除できますが、生き残りが出る可能性があるので毎日葉水をします。毎日葉水を繰り返すことで徐々にハダニを減らすことができ、最終的に根絶できます。
どうして室内でハダニが発生するの?
ハダニは自然発生するものではないので、外から入ってきたしか考えられません。
まずはパキラを購入した時点で土や葉にハダニが存在していたというケースです。ハダニを防ぐためには、購入したら土を入れ替えてから室内に飾ることをおすすめします(衛生的なチャコボールを使うと良い)。
次は窓から入ってくるケースです。ハダニはクモのように糸を吐いて風にのり、窓や玄関から侵入してきます。人について入ってくることもあります。ハダニは肉眼でまず確認できないので、この侵入を防ぐのはほぼ不可能に近いです。
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