建物の基礎造り、生コン打設は3回に分ける

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9月上旬に土地の売買契約が締結されたものの、何だかんだと理由を付けられ2週間ほど経って建物の工事が始まりました。

工事が始まってホッとしたものの、気になるのは台風の進路。

今回関東を直撃する台風は、フィリピン語の「Malakas(強い)」と呼ばれる台風です。

しかし台風が直撃して工事現場は大丈夫なのでしょうか?

また延期になるとか?

現場監督に聞いてみたら「捨てコンまでなら大丈夫」と言われました。

捨てコン打設まではほぼ土にまみれての作業だとか。

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基礎を作るまでの3つの工程

建物の基礎、コンクリート部分を作るには、

 捨てコン → ベース生コン → 立ち上がり生コン

3つの生コン打設ステップがあります。

捨てコン

捨てコンとは、建物を建てるであろうエリアに、広めに敷かれた一枚岩のようなコンクリートです。

捨てコン前に、まず地面を地表から200~300mmの深さで掘って(「根切り」)、土の上に砕石を敷きます。

ベース生コン

捨てコンの上に建物の外周の形になるように枠を作り、鉄筋を組みます。

外周の形になるように作られたコンクリートが「ベース生コン」です。

立ち上がり生コン

ベース生コンの上に、1階の間取りに合わせて内部型枠を組み、アンカーボルトを設置します。

型枠に沿って、地面(GL)から300mmの高さになるように生コンクリートを流し込みます。

これが「立ち上がり生コン」です。

その後コンクリートを養生し、コンクリートが固まったあとに型枠をはずせば基礎は完成します。

基礎の高さは建築基準法で「完成時点の地面から450mm以上」と決められています(450mm~600mmが平均的)。

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建物の位置を決める「地縄張り」

測量しながら建物(建築予定)の位置を確認し、建物の外周に杭を打って地縄を張ります。

敷地内の狙った場所に地縄が張られているかがとても重要です。

次に、事前に計算しておいた設計地面の高さを全て杭に印して水平を出し(「水盛り」)、建物の外周を木枠で囲みます(「遣り方」)。

地縄張りの60~100cmほど外側に木枠が作られるので、思ったよりも大きな家ができるように感じます。

木枠の中の地面を30cmほど掘る

木枠の中の地面を掘って、地盤面より下の土を取り除きます(「根切り」)。

根切りが終わり、露出される底の水平面(「根切り底」)の上に砕石を敷きます。

根切りするときは晴天が理想。

しかし、現場判断になりますが、雨天でも根切りし、根切り底が雨でぬかるんだ場合は砕石を厚めに敷いたりするそうです。

我が家の現場では根切り底付近に硬い岩盤があったそうです。

根切りの最後辺りはガリガリ、ゴリゴリとすごい音がしていたそうです。

もし根切り底を見る機会があったら色に注意。

古くからある硬い岩盤は白く見えるそうで、それがあれば地盤の固さはある程度保証できるそうです(安心材料のひとつ)。

そう説明してくれる現場監督さんの指さす先には白い岩。

「安定した良い地盤ですよ」とお墨付きももらえました。

捨てコンの強度は重要ではない

根切りが終わると捨てコンを打設します。

砕石の上にどばっと生コンを流して水平に均した感じで完成。

捨てコンは机の上に紙を敷くのと同じで、実際の図面を描く「墨だし」のために敷くコンクリートです。

強度は重要ではありません。

捨てコンの上には墨だしによって、工事費必要な線や何かの位置、床や壁などが分かる様な線が引かれるそうです。

 陸墨ろくずみ … 水平を出すために壁面に出される墨

 心墨 … 柱や壁の心の位置を示す墨

 返り墨(逃げ墨) … 構造心や仕上げ面などから一定の距離を離したところに出す墨

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