パラリンピックも終了して「次は東京オリンピック」というムードが漂い始めました。
次は東京ということで、閉会式に登場する小池知事の服装に注目が集まっていましたが彼女は日本らしく鶴がデザインされた色留袖を選びました。(参考:「小池百合子都知事に五輪旗引き継ぎ 雨の中、着物姿で旗振る」/産経新聞公式サイト)
↑
雨の中で着た色留袖についてはかなり高価な品だとか
” 海外要人との会談や、フランスのレジオン・ドヌール勲章受章を祝う会でも着たという小池氏自身『勝負服』といえる色留め袖は、鶴の文様をあしらっており、さらに金の帯と合わせて、かなり高価な品だと思われます。”
この姿については「地味」という評価もあるそうですが、見る人が見れば”良いと分かる品”を身につけるのは何とも日本的だと私は思います。
オリンピックでは競技だけでなくユニフォームも注目されます。毎回のことですが今回も日本のユニフォームについては「いまいち」と評価されました(”日本らしさがない”という評価が多いです)。
小池氏のように公式の場で着るものには”日本らしさ”が重要視されます。
今回の日本選手団のユニフォームは高島屋がデザインしましたが、他国はどこがデザインしているのでしょうか。ゴシップ気分で少し調べてみました
オリンピックは世界中の注目が集まる祭典のため、各国のユニフォーム製作には力が入っています。
↑
日本のようにデザインを公募する国もありますが、国を代表する有名ファッションブランド、スポーツメーカーが手がけることもよくあります。
今回有名ブランドが手がけた国
(参考:Fashionsnap.com News)
【イタリア】
開会式に着用されるスーツは”ジョルジオ・アルマーニ”が提供。公式ユニフォームは”エンポリオ・アルマーニ”のスポーツライン”エンポリオ・アルマーニ EA7”が提供。
【フランス】
開会式、閉会式、選手が大会期間中に着用する全てのウェアを”ラコステ”が手がける。
【アメリカ】
開会式、閉会式のユニフォームは”ポロ・ラルフ・ローレン”が手がける。同ブランドは2008年大会以来アメリカチーム公式アウトフィッターとしてユニフォームを提供。
【カナダ】
開会式で着用するユニフォームを”ディースクエアード”が担当。
【イギリス】
前回のロンドン五輪に引き続き”ステラ・マッカートニー”が担当(”アディダス”と協業して競技に着用するスポーツウェアのデザインを手掛ける)。
日本選手団の公式ウェアは”アシックス”が手がけました。デザインコンセプトは「CONNECT」で「つなぐ」と言う意味があり、そのイメージはグラフィック化されてデザインに取り込まれています(モチーフは桜)。(参考:アシックスがリオ五輪日本代表ユニフォーム発表、桜がモチーフに/Fashionsnap.com News)
開会式で着用するスーツのデザインは公募され(選考委員会で決定)、”高島屋”が製作しました。デザインコンセプトは「情熱~深紅に宿る、太陽の熱量をちからに~」です。(参考:リオ五輪日本選手団開会式用ユニフォームが発表、高島屋が製作/Fashionsnap.com News)
技術大国である日本のアピールポイントは『素材』です。
ポロシャツには世界で初めて開発された完全植物由来成分100%のポリエステルを使用しています。吸汗性で速乾性に優れているそうです。
因みにスーツやユニフォームでは国のカラーとして国旗の色を使う国が多いです。日本も国旗の赤と白でデザインされています。
しかし有名ブランドには『ブランドカラー』があります。イタリアではジョルジオ・アルマーニのブランドカラーである濃紺(ミッドナイトブルー)と国旗の色を次のように組み合わせたようです。
↓
ユニフォームは濃紺の防水フード付きジャケットにブルーのポロシャツ、これにカーゴパンツやバミューダパンツを合わせる。国旗の色はランニングシューズに使用。
もう1つ気になるのがブランドの『ロゴ』です。有名ブランドが手掛けたときに気になるのはロゴです。ブランドのアピールも兼ねているのでロゴは欠かせませんが強調し過ぎても良くありません。フランスではラコステのロゴであるワニのマークを国旗の色にしたようです。
スポンサードリンク
コメント