六曜、現代でも未だ残る「吉日」の考え方

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[su_label]2021年11月26日更新[/su_label]

妹夫婦が新しく事務所を構えると連絡をもらったので、お祝いになぎの鉢植えを贈りました。

開業祝いといえば”胡蝶蘭”が代表的ですが、そんな胡蝶蘭が枯れた状態で事務所や店舗の隅に置かれているのをよく目にしたので胡蝶蘭は却下。

花屋の店員さんに相談して勧められたのが梛。

梛木は熊野大社の御神木として大切にされているため縁起が良く、比較的管理が楽な植物だそうです。

※贈答用の胡蝶蘭はきちんと世話をすれば枯れずに花を咲かせるそうです

梛(ナギ)の木4号陶器鉢植え

「ナギ」はその名が海の穏やかな状態である「凪」に通じるとして、古来から航海の安全や日々の生活の安全を祈る魔除けのお守りとされてきました。

そのためナギの葉を身に付けていると、災難を除け、お財布に入れているとお金が貯まると言われています。

針葉樹のナギは葉脈が縦に入っていて千切れにくく、そのことから「切っても切れない」と縁結びや夫婦円満のご利益があるされています。

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開業・開店祝いなど慶事に花を贈るのは「縁起のいい日」が好まれます。

この「縁起のいい日」の考えのもとになった六曜ろくようについてまとめました。

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六曜とは?

「六曜」とは歴注(その日の吉凶や運勢が分かる言葉)のひとつで、「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種類あります。

六曜の発祥は中国

六曜の発祥は中国とされていて、日本に伝わったのは鎌倉時代末期から室町時代と言われています。

江戸時代の末期には民間で使われる暦の多くに六曜が記載されていたそうです。

現代における六曜に対する考え方

六曜は一度明治時代に規制対象となりました。

しかし民間に根づいた考えは廃れることなく、第二次世界大戦後に規制が解除されると直ぐに復活しました。

現代でも六曜の考えは残っていますが、六曜の影響を受けやすい冠婚葬祭に対する考え方は多様化しており、周囲が「吉日には拘らない」といった考え方ならば日程を優先して六曜は二の次という人も少なくはないようです。

六曜を比較的気にするイベント

冠婚葬祭はもちろんのこと、お祝いを買う日や贈る日、お見舞いに行く日、引っ越し日、納車日、家の上棟日や引き渡し日などは六曜を気にする人が比較的多いです。

宝くじの購入日も六曜にちなむ人が少なくないようです。

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六曜の順番がときどき飛ぶ理由

先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口の順で六曜は繰り返します。

しかし、カレンダーなどを見ると分かりますが、六曜の順番が上のようじゃなく、飛んでいるときがたまにあります。

その理由は旧暦の各1日の六曜が予め決められているからです。

旧暦1月1日と7月1日は「先勝」で、2日以降は友引、先負と続く。

旧暦2月1日と8月1日は「友引」で、2日以降は先負、仏滅と続く。

同様にして旧暦3月と9月は「先負」から、旧暦4月と10月は「仏滅」から、旧暦5月と11月は「大安」から、そして旧暦6月と12月は「赤口」から始まります。

ここで注意したいのが予め六曜が決まっているのが「”旧暦の”1日」であり、新暦の現代では月の途中で六曜の順が狂うようになっています。

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六曜の意味や名称・読み方の変化

長い六曜の歴史の中で、赤口を除く5つの六曜は名称や読み方が変わってきました。

「友引」の意味


「凶事に友を引く」という意味で、この日に葬式を行うと友が冥途に引き寄せられる(=死ぬ)と連想されることからこの日には葬式を行わないのが一般的です。

葬式以外の吉凶ではこの日は朝が吉、昼が凶、夕は大吉とされます。

かつてこの日は「共引」と言われ、「勝負なき日と知るべし」という意味がありました。「共引」は「勝負事は全て引き分けになる日」とされており、漢字が変わって日の意味も変わったと考えられます。

「先勝」と「先負」

先勝は「先んずれば即ち勝つ」という意味で”万事に急ぐことが良い”とされて午前中が吉で午後が凶の日で、逆に先負は「先んずれば即ち負ける」という意味でこの日の午前中は凶で午後が吉といわれています。

先勝や先負の日にお祝いを贈るならば到着時間が大切と考えられます。

先勝や先負は比較的新しい名前で、かつて先勝は「速喜」や「即吉」と、先負は「小吉」や「周吉」 と言われていたそうです。

「仏滅」と「大安」

「仏も滅するような大凶日」という意味がありますが、仏教との関係はないそうです(仏事と関連ある感じなのは当て字によるもの)。

「仏滅」は、昔は空亡や虚亡と言われていて、その後”全てが虚しい”という意味で「物滅」と表現されるようになり、さえ、それが仏滅に変わったと言われています。

「物滅=物がいったん滅び、新たな物事が始まる」とも解釈され、何かを始めるには大安より良い日とされているようです。

「大安」は昔は「泰安」と書かれていたようで、大安は強いていうならば何事もなく平和な感じの吉日なので、チャレンジという意味では仏滅の方が良いというのです。

「赤口」しゃっこうの意味

陰陽道の「赤舌日(羅刹神が支配する不吉な日)」という凶日に由来し、この日は午前11時頃~午後1時頃(午の刻)だけが吉とされます。

また、「赤」という字がつくため、火の元や刃物に気をつける日とされているようです(死を連想するものに注意する日)

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お祝いを贈るなら「大吉」か「先勝」が良い

六曜についてまとめた後ですが、贈り物は受け取った側の解釈、持っているイメージが重要になります。

そのためお祝いを贈るならば、吉日として知られている「大吉」もしくは「先勝」が良いようです。

個人的には開業の場合は「仏滅」が良いのですが。

事故やトラブルなどが原因で新たに何かを始めなくてはいけないといった、例えば納車・引っ越し・転職なども仏滅が個人的にはおすすめです。

ただし、仏滅はネガティブなイメージが強いので、「仏滅は~という意味があるから物事の始めには良い」気軽に説明できる間柄でないと失礼になってしまいそうなのがリスキーなところです。

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