1杯の牛乳、飲む時間によって効果が変わる

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「牛乳を飲みなさい」とよく言いますが、牛乳は飲む時間で効果がちょっと変わります。

今回は牛乳の効果について、朝、昼、夜の3つで分けてみました。

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牛乳は飲む時間帯で効果が変わる

朝飲む牛乳は胃腸を活性化し、昼以降の牛乳は運動能力を向上させます。

そして夜飲む牛乳は丈夫な骨を作るようです。

朝、牛乳は胃腸を活性化

朝にコップ1杯の牛乳を飲むと牛乳に含まれるタンパク質が高血圧を抑制し、胃腸のリズムを整えて代謝を活性化させます。

胃腸が活性化して代謝が高まるため、便秘の予防にもなります。

代謝が高まると肌も明るくなり、美肌になります。

肌の水分を保つコラーゲンもタンパク質から構成されているため、牛乳に含まれる良質な動物性たんぱく質は美しい肌を保つ効果があります。

昼以降、牛乳は運動能力を向上

牛乳に含まれる分岐鎖アミノ酸が運動中の筋肉消耗を抑制して筋肉の持久力を高め、運動後の筋肉疲労を軽減する効果があります。

また、カルシウムは骨だけでなく、筋肉の活動に必要な栄養です。

夜、牛乳は丈夫な骨を作る

睡眠中は成長ホルモンの分泌が活発になるので、寝る前に飲む牛乳はそのタンパク質やカルシウムが骨を作るサポートをします。

厚生労働省が発表している1日のカルシウム推奨量は次の通りです。

15歳以上 650mg

15~29歳 800mg

30~49歳 650mg

50歳以上 700mg

牛乳1杯(200ml)中のカルシウム量は約220mgです。

15歳以上の女性の場合、牛乳1杯で1日のカルシウム推奨量の3分の1を摂取できます。

カルシウムをより吸収するには、夕食のときにクエン酸やリンゴ酸の多い果物を食べると良いです。

さらに、カルシウムや必須アミノ酸のトリプトファンにはリラックス効果があるので、寝る前に飲む牛乳にはリラックス効果があり良質な睡眠をとることができます。

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いつか国産の牛乳がなくなる?

高齢化、後継者不足、災害や異常気象の影響、エサ代や燃料の高騰などにより、いま酪農家は減り続けています。

廃業する酪農家は他の酪農家へ牛を引き継ぐなどして生産量を守る努力をしていますが、今では牛乳や乳製品の消費量に供給が追い付かなくなりました。

また、生乳は搾乳後にすぐに冷され繊細に取り扱う必要があり、乳業メーカーや運送会社は経営を圧迫されています。

牛乳の輸入は意外と難しい

牛乳のような基礎的な食料は自国生産が大切です。

世界中で牛乳は生産されていますが、ほとんどは自国で消費されていて輸出している国は数カ国で、その量は生産量全体の1割以下です。

牛乳が不足すると輸入に頼ることになりますが、現在国際価格の水準が上がっていて必要量の確保は難しくなります。

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「牛乳」といっても同じものはない

牛乳は加工品ではなく、生乳を加熱殺菌しただけのものなのでひとつひとつ味が異なります。

乳牛の種類

日本の乳牛のほとんどは白黒の色をしたホルスタイン種です。

他に、うす茶色のジャージーは濃いミルクを出します。

黒っぽい茶色のブラウンスイスはタンパク質多めのミルクを出します。

乳牛のエサ

乳牛の主食は繊維質の多い草などで、これが牛乳の乳脂肪を高めます。

おかずはトウモロコシや大麦の様な穀類や、米ぬかなどです。

これらはタンパク質、乳糖、カルシウムなどのミネラルを高めます。

乳牛の生育地域

乳牛が過ごす地域や環境も味に影響を与えます。

暖かい地方で育つ乳牛の生乳は比較的さっぱりめ、寒い地方で育つ乳牛の生乳は比較的濃いめです。

季節でも異なり、夏より冬の方が味が濃くなります。

生乳の殺菌加熱方法

生乳を殺菌するときの温度や時間など、その方法で味が異なります。

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