『汗のニオイ』はトラウマになりやすい。小学生の汗のニオイ対策

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 『汗』や『ニオイ』はトラウマになりやすいので、今年の夏は汗のニオイ対策に力を入れました。

制汗スプレーは小学校高学年から

 「制汗スプレーを初めて使ったのはいつか」という調査の結果、

 ・「中学1年生から」が約5割
 ・「小学5~6年生から」が約3割

 制汗スプレーを子どもが使うことについて、製薬会社の多くは「小学校高学年頃から使い始めても問題ない」と回答しているそうです。成分的には1歳児でも問題ないそうですが、スプレーの刺激が多少問題視されています。

 小学生の場合は、特に低学年はスプレー剤よりもミョウバン水の方がよいですAmazonの「ミョウバン水 スプレー」の検索結果はこちら)。

 ミョウバン水は昔から使われていた制汗剤で、高い制汗作用と消臭効果があります。
 ミョウバン水は敏感肌の子どもでも安心して使えるので肌荒れの心配も少ないです(最初に使うときはパッチテストをすること)。

 お試しセットもあります。

水分補給で汗に含まれる乳酸を薄める

 汗は血液から作られています。
 血液から血球などを取り除いた血しょうを使って、汗腺は汗を作り、肌表面に出して蒸発する気化熱をつかって体を冷やします。

 血しょうにはナトリウムやミネラルなどのミネラルの他に、乳酸が含まれています。この乳酸が肌表面にいる細菌のエサになり、細菌が一定以上に増殖するとニオイが強くなってしまいます。

 水分補給をすることで汗に含まれる乳酸を薄まるので、細菌の繁殖前に汗が乾いてニオイの発生を抑えることができます。

アポクリン汗腺から出る汗に注意する

 汗を作る汗腺には、全身にくまなくある「エクリン汗腺」と脇・耳の中・陰部などに多くが集中する「アポクリン汗腺」があります。

 どちらの汗腺から出てきた汗も最初は無臭ですが、アポクリン汗腺から出る汗には乳酸の他に死んだ細胞などの老廃物、脂肪酸、ケトン体、鉄分などが含まれるため、エクリン汗腺から出る汗に比べて細菌が繁殖しやすいです(エクリン汗腺から出る汗は99%が水分)。

汗のニオイが強くなる原因

汗が乾きにくくて細菌が繁殖しやすい

 汗が臭う原因のひとつは湿度が高い等が原因で汗が乾きにくい環境であること
 細菌の繁殖には60%前後の湿度が最適で、なかなか汗が乾かないと高湿度の時間が長く続き、その分細菌が繁殖してしまいます。

 この場合は制汗スプレーや汗拭きシートなどのデオドラント製品を使って肌表面を清潔に保つことでニオイが強くなることを抑えられますAmazonの「デオドラント製品」検索結果はこちら)。

 ただしパウダータイプの制汗スプレーやロールオンタイプの制汗剤は子ども向けではありません。
 これらは毛穴を塞いでしまうので、汗をかく機能の発達を阻害し、汗腺の機能を衰えさせる原因になるからです。

 制汗スプレーや汗拭きシートの持ち込みを禁止している小学校も多いので、子どもには朝から夜まで長持ちの、エージーデオ24シリーズのボディミルクタイプがよいです(うるっとすべすべ感触ミルクで、全身に塗りやすい)。
 香りは3種類。無香タイプもあるので昨今問題の香害を防ぐことができます。

 汗臭、ストレス臭、加齢臭に対応しているので家族で使えます。 

汗腺の発汗機能が衰えてろ過が不十分

 汗そのものが臭うことがあります(肥満体型や運動不足の子どもに多い)。

 ひとつは汗腺の機能が衰えたことでろ過が不十分なことが原因で、ろ過が不十分だと臭いのもとである乳酸やアンモニアの濃度が濃い汗になってしまいます
 また、エアコンの効いたところから暑い外にでたとき、一気に出た汗はろ過が不十分なので臭いが強い傾向にあります(気温差以外にも、緊張などからかく精神性発汗、更年期多汗症なども一気に出るため臭いやすい)。

 発汗機能を鍛える方法に暑熱馴化があります。
 暑熱馴化については「夏バテを防ぐ『暑熱馴化』、発汗機能を活性化させる」を読んでください。

 もうひとつは極端な糖質制限ダイエット(ケトジェニックダイエット)。
 炭水化物をとらずに肉類ばかりを食べることで、血中にケトン体が増加。果物が腐ったような臭いがします(体臭もアンモニア臭くなる※タンパク質分解時に出るアンモニアが原因)。

コメント

  1. […] ヒトには向き不向きがあるので無理は禁物です。和食中心の日本人にケトジェニックは難しいと言われていますし、日本人は全体的に体臭が薄いため「ケトジェニックによって体臭や口臭が気になるようになった」というデメリットが気になる人も多くいます。 […]

  2. […] 汗に関する臭いの記事にも書きましたが、やはり臭いはトラウマになりやすい問題。 […]

  3. […] 「臭い」や「汗」はトラウマになりやすいそうなので、暑熱順化でしっかり汗の臭い対策をすることをおすすめします。 […]

  4. […] […]

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