今週中にも関東が梅雨入りするとのこと。
梅雨は日本での生活に欠かせない季節ですが、虫や雑菌が繁殖するので害虫対策や食中毒の予防など、家族の生活を預かる主婦にとっては洗濯物ひとつとっても気を使う時期です。
梅雨になると気になるのが【ナメクジ】です。
ナメクジは見た目も不快ですが、植物も食害の被害を受けるので駆除対象となります。
※孵化したての春と越冬を控えた秋に食害被害が増える
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
越冬するナメクジにとって冬~春が繁殖期。
春に産卵した卵が孵化する梅雨の頃は個体数が増加。
そこかしこが雨で濡れているというナメクジにとって活動が盛んになる状況なので対策は2つ
・外からナメクジが敷地内に入ってこないようにする
・敷地内のナメクジを駆除する
ナメクジは活動範囲が狭いので、この2つの対策をとることで翌年の不快指数を下げることができます。
ナメクジの駆除方法として有効なのが【薬剤】と【補殺】です。
【塩をまく】は有効な駆除方法ではありません。
ナメクジに塩をまくと浸透圧の関係でナメクジの体内の水が失われてミイラ化しますが、実際は水気に触れるとまた元に戻ってしまうので駆除できません(過剰に塩をまけば死んでしまうので駆除はできます)。
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
ナメクジ専用の駆除剤はよく効きます。
ナメクジの駆除剤には【忌避剤】と【誘引剤】の2種類あります。
忌避は”ナメクジに近寄らせない”、誘引は”ナメクジを誘い出して毒で殺す”という違った方法でナメクジを庭から除去します。
ナメクジはこの2つのタイプの駆除剤を使って、梅雨から冬の始まりまで気長に、しかし徹底的に駆除します。
卵で次世代を産むナメクジは繁殖力が高く、冬になると雌雄一対のナメクジで200個ほどの卵を産むからです(ナメクジの寿命は2~3年、1回の産卵で20~50個産む)。
【忌避剤】は外から新たなナメクジが入ってくるのを防ぎます。
庭をぐるりと囲むように持続効果の長い顆粒タイプの忌避剤で、長雨の時期なので雨に強いタイプを選ぶと良いです。
広範囲に薬剤をまきたくない場合、
・忌避効果のあるコーヒーの粉を鉢の底に敷く
・受け皿に忌避効果のある銅イオンを発生させる10円玉や銅板を入れておく
ドリップしたあとのコーヒーかすを植物の株元や敷き藁にまくとナメクジの忌避(駆除)効果があります(撒き過ぎるとカビなどの原因になるため要注意)。
※ コーヒーに含まれるカフェインがナメクジの神経系に作用する
【誘引剤】は庭にいるナメクジを誘い出して殺します。
ナメクジは動物の弱点である粘膜をむき出しなので、毒性のある物質に触れればあっという間に体内を巡って死んでしまいます。
うちでも庭に撒いた日の翌朝は大量のナメクジの硬化して黒くなった死骸をそこかしこで見ます(ナメクジは夜行性)。
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
誘引剤を使用したくない場合は【補殺】しかありません。
補殺とは”捕まえて殺すこと”で、見つけたナメクジを捕まえて処分します。
ナメクジの粘膜には過去に死亡例がある寄生虫がいる可能性があるので、決して素手で触らず割り箸でつまんで、小麦粉を入れた袋に入れて可燃ゴミとして処分する方法が良いです(小麦粉に水分を吸われてミイラ化できる)。
コーヒーに含まれるカフェインがナメクジの神経系を壊して殺すことができるので、2%程度のインスタントコーヒー液を吹き付けてナメクジを殺したあとに割り箸でつまんで処分する方法もあります。
短時間で大量に捕まえたい場合、ビールに洗剤を溶かした液を入れたペットボトルを罠としてしかけて一晩以上放置します。
ナメクジはビールの香りに釣られてペットボトル内に入り、洗剤に含まれる界面活性剤がナメクジ表面の油分を奪うので容器から抜け出せなくなります。
洗剤のニオイでビールのニオイが消えてしまう心配がある場合は、ビールに米ぬかを混ぜると良いです。
米ぬかにも界面活性剤と同様に油分を分解する機能があります。
[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
[su_label type=”info”]ブログをメールで購読[/su_label]
メールアドレスを入力して「購読」すると、更新をメールで受信できます。
コメント