コロナ禍で人気、妖怪『アマビエ』とは?

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厚生労働省が疫病から人々を守るとされる妖怪【アマビエ】をモチーフに、若い方を対象とした新型コロナウイルス感染症の拡大防止を訴える啓発アイコンを作成しました。

濡れた髪にとがったクチバシ、個人的には「絵下手の描いたマーライオン」な見た目のアマビエは、コロナ禍で一躍”有名な妖怪”の仲間入りをした妖怪です。コロナ禍以前は江戸時代後期に作成されたとみられる瓦版に一度登場しただけの、知る人ぞ知る妖怪だったと思います。

そんな妖怪の絵(イラスト)が疫病予防の効果があるとSNS上で人気。厚生労働省という公的機関も採用するほどの存在となりました。

肥後国海中毎夜光物出ル。所役人行見るに、づの如く者現ス。私海中住、アマビヱ申者也。當年より六ヶ年間、諸国豊作也。併、病流行、早々私を写シ人々見せ候得と申て、海中へ入けり。右写シ役人より江戸申来ル写也。
     弘化三年四月中旬

これが江戸時代に発行された瓦版の内容。

肥後国(いまの熊本県)で毎晩海が光っていたため役人が行ってみると、「私は海の中に住むアマビエです」というモノが登場。アマビエは「これから6年間は日本中が豊作になるけれど疫病も流行する。すぐに私の写しを人々に見せろ」と言って海中に消えたそうです。

「弘化3年」とは1846年、明治時代が開始まで約20年という江戸時代の後期です。

江戸時代は医師になるのに免許は必要なく、一定の社会的地位(身分)を保証される職のであることから知識や技術が明らかに不足している者が医師を名乗り医療行為を施していたため「アマビエの絵」は一定の支持を得ました。

アマビエ騒動から数年経った1853年にペリーが浦賀に来航したのを契機に日本は欧米諸国と和親条約を結ぶなどして200年以上続いた鎖国が終了。日本の国際情勢は急展開を迎え、同時に欧米の影響を受けた日本の医学も教育現場が発達し医療技術の底上げがされました。

明治時代にきちんとした教育を受けた医師が増えると「アマビエの絵の防疫効果」という科学的根拠のないものを重要視するのは愚考とされ、官憲の取り締まり対象にさえなったようです。

100年以上経って医療の水準もグンッと上がった日本。そ

んな日本で”アマビエブーム”が起きていることを知ったら…この当時の人は愕然とするに違いありません。


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