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乳幼児の「くる病」が増加している原因

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 夏休みが終わると幼稚園では運動会の練習が始まり、登園時にママたちが子どもに日焼け止めを塗るシーンを見かけるようになりました。

 確かに過度な日焼けは危険ですが、適度に紫外線を浴びることは子どもにとって大切です。特に、急速に骨が伸びる乳幼児期に適度な紫外線を浴びることは「くる病」の予防に重要です。

「くる病」とは?

 「くる病」とは子どもの骨だけに発生する骨軟化症のひとつ。成長軟骨板という子どもの骨だけにある端っこが変形、ギザギザになったり横に広がったりして、骨が真っ直ぐ伸びなくなる病気です。

 最もよくみられる変形はO脚です。もともと乳幼児期はO脚傾向にありますが、くる病の子どもはより強くO脚になります。他には背骨が弯曲してしまうことがあります。

硬い骨を作るにはカルシウムとリンが必要

 骨軟化症の原因の1つはハイドロキシアパタイトの不足、つまりは原料となるリンの不足(低リン血症)です。「牛乳を飲めば背が伸びる」という言葉から”骨はカルシウムで出来ている”とイメージしがちですが、丈夫な骨を作るにはリンが必要です。

 骨の中でカルシウムとリンが結合して『ハイドロキシアパタイト』ができると硬くて丈夫な骨になります。

 ちなみに、カルシウム不足ではくる病になることはまずありません。血中のカルシウム濃度が低下すると痙攣などの他の異常が起きるため、くる病になる前にカルシウムの補給が必要となるからです。

リン不足(低リン血症)の原因

 「くる病」の原因であるリン不足する原因は2つあります。

リンの吸収をサポートするビタミンDが不足して、リンが吸収されずリン不足になってしまった

②腎臓からリンが大量に漏れてしまってリン不足になってしまった。

 腎臓からリンが漏れてしまう点については遺伝的な要因もあり、「家族性低リン血症性くる病」と判断されることが多いようです。

リンの吸収をサポートするビタミンD

 リンは基本的に食事で摂取します。普通の食事をしていれば、日本人成人は1日1gのリンを摂取しているというデータもあるようです。

 しかし、吸収されなければリンをどれだけ摂取しても意味がありません。食品から摂取したリンを吸収するのに必要なのがビタミンDで、ビタミンDは腸からのカルシウムとリンの吸収に必要です。

 ビタミンDは食事で摂取することができますが、皮膚に日光があたると体内で生成することもできます(腎臓と肝臓で活性化される)。

くる病が日本で再び増加している理由

 日本国内でくる病が流行したのは1970年より前、栄養状態が悪かった時代です(特に冬に多発)。

 ’70年代以降になると栄養状態が良くなったことでくる病は珍しい病気になりましたが、’90年以降からくる病が再び増加し始めています。その原因は次の3つだと考えられています。

全てビタミンD不足の原因
  • アレルギーの原因になるからと卵の摂取を控える傾向が高まったから
  • ビタミンDを豊富に含む魚をあまり食べなくなるようになったから(魚離れの増加)
  • 日光照射によるシミ・そばかすなどの皮膚障害を過度に忌避する傾向が高まったから

ビタミンDを補給できる肝油ドロップ

 ビタミンDを補給するには、 サメ、タラ、エイなどの肝臓に含まれる液体や抽出した脂肪分を主原料とする肝油ドロップが有効といわれています。

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コメント

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