
カインズで買った水草を水槽にいれてから約2週間。水槽の壁面に変なもの、貝のようなナメクジのような物体がへばりついていました。
水草に貝や虫がついてきてしまうのは「仕方がない」と思っていますが、見た目が悪いので発見するたびに掃除用のスポイトで吸い取って駆除しました。「水草に混入する可能性のある害虫」について調べると、小さいので確証はありませんが”スネイル(スネール)”という生き物のようです。
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スネイルは”ほどほど”なら有益な存在
日本の生物飼育分野では水槽にいる巻貝は総じて「スネイル」または「スネール」(snail)と言っています。水草にくっついて意図せずに水槽に混入してしまうこともありますが、水槽掃除用にタンクメイトとして意図的に投入するケースもあるので100%有害な生物とは言えません。
スネイルの有益な点(メリット)
- 水槽内に残ったフンやエサの残りを食べてくれる
- 草の葉面やガラス面に付着したコケ類を食べてくれる
- ある程度の水質改善に効果がある
スネイルの有害な点(デメリット)
スネイルは「水槽内のゴキブリ」と言われるほど繁殖力が強く、いるだけで「う~ん」と頭を悩ませる存在です。移動が遅く飛ばない分ゴキブリよりは良いと私は思いますが。
- 水草の食害
- 爆発的に増えて水槽内の生態を乱す
- 水槽のあちこちにくっついて景観を損なう
スネイルを安全に駆除する3つの方法
上から順に実行が簡単な駆除方法となっています。
- 補殺する(=捕まえて除去する)
- スネイル捕獲器を使用する
- スネイル駆除剤を使用する(「スネール・バスター」など)
- トーマシーやアベニーパファーなどの貝を食べる天敵を導入する
「スネール・バスター」は軟体動物のみに効く
スネイル駆除剤の代表「スネール・バスター」は軟体動物のみに作用し、魚類・甲殻類・水草類に影響はありません。2~3回投入することでスネールは減少していきます。
- 1回目の投入…スネイルは短時間の麻痺状態になる
- 2回目の投入…連続して麻痺したことによる衰弱・産卵阻害・食害(エビに食べられる)
- 3回目の投入…衰弱死・産卵阻害・食害により減少
貝を食べる生物を入れてスネールを減らす
トーマシー(アノマロクロミス・トーマシー)はシクリット系の魚で貝を食べてくれます。シクリット系は気性が激しいので混泳に向きません。そこそこのサイズのエビまでも食べてしまうので、すでに魚やエビがいる水槽には不向きです。
アベニーパファーもフグ系の魚です。 アペニーパファーはフグ系の魚の中では比較的温和な気性ですが、咬みつくことがあるので単独飼育が理想の魚です。小型のエビは格好のエサになります。
スネイル等の石巻貝を食べるキラー・スネールもあります。これは他の2つに比べて魚やエビとの混泳が可能です。驚いたことにAmazonで買えます。
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