蚊に刺されないためには防御、忌避、そして攻撃

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蚊の活動が活発になる温度は25~30℃、暑さやわらぐこれからの季節が蚊の最盛期です。蚊はこの時期にその生涯で一番の大仕事「繁殖」と「産卵」に力を入れ始め、栄養を補給するため吸血活動が激しくなります。

日本でも蚊を媒介とした感染症はありますが、日本人が蚊を嫌がる大半の理由は「蚊に刺されるとかゆい」「蚊の羽音がきらい」です。つまり、命を賭けて産卵のための栄養補給に来る蚊とは真剣さが違います。

蚊との戦いには人間側ももっと真剣になるべき!蚊に刺されないための3ステップは防御、忌避、攻撃です。

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防御①:剪定と芝刈りで庭に風を通す

蚊は飛ぶのが下手くそなので、空気の流れがあると上手に飛べません。蚊は風の流れが少なく湿度の高い場所にたまり、吸血行動のときは地面に近い足草に隠れながら人間に接近します。つまり、【庭の風通しを良くして湿度を低くする】と蚊がその庭にいられなくなります。

庭の風通しを良くする方法は2つ。1つは剪定、もう1つは草刈です。

アメリカの大きな家の広い庭で夕暮れ時にタンクトップ姿でBBQをしている映像をみて「蚊にさされないの?」と思い調べたことがありますが、乾燥していて気温の高いアメリカ(特にロス等の東海岸沿い)の庭にはあまり蚊はいないそうです。

剪定をして風通しを良くすれば虫や病気も防げる

剪定をきちんとすれば植物の病気を防ぎ、成長を促すことにもつながります。私は花が咲く植物は花期が終わったことを目安に剪定、花が咲かない植物は「もさっとしてきた」と感じたら常時剪定しています(真夏と真冬は避けて)。

タイムなどのハーブ類は生育が早いので直ぐモサモサとするので、年がら年中剪定しています。乾燥したヨーロッパ原産のものが多いので剪定して常時スッキリさせてあげた方がハーブは元気に育ちます。

芝は1~2週間に1回を目安にして刈る(20mm高さの場合)

グランドカバーも蚊にとったら足草と一緒です。足が沈み込まない芝の高さの目安は20mmなので、私は芝刈り機を20mmに設定して夏は1週間に1回刈っています(冬は2週間に1回)。

以前は「長くなって来た」と感じたら刈っていましたが、何度か「軸刈り」をしてしまったので1週間に1回と期間を決めて芝刈りをするようになりました。軸刈りとは生長点の下を切ってしまうことで、芝草に大ダメージを与えてしまうし、見た目も悪いです。

芝を伸ばしっ放しにすると生長点の位置も高くなるので軸刈りしやすくなってしまいます。

防御②:庭に水がたまる場所を作らない

水がたまっている場所は蚊にとってコミュニティセンターです。湿度が高くて蚊にとって快適なだけでなく、蚊はこのたまっている水に卵を産むからです。

例えばペットボトルのキャップに溜まった水、こんなに小さくても蚊にとっては立派な水場です。庭に置いてある園芸用具、遊具、ビニール袋には水がたまりやすいので、雨が降ったあとは庭を見回って水場をなくすことが大切です。

羽化する前の蚊の幼虫(ボウフラ)は溜まった水に10~20日間ほど生息して成虫になります。水がたまっていたら即捨てる。池など水をためておく必要がある場所ならば定期的に水を入れ替えてキレイな状態を維持します。

東京ディズニーランドはろ過装置を設置して水を効果的に循環させることできれいな水を維持し、 ボウフラなどの蚊の卵が羽化するのを防いでいるため、「日本のディズニーランドは(上海に比べて)蚊が少ない」という評価をされています。

忌避:米軍が開発したディートで蚊を寄せ付けない

守りが行き届かない場合は体に虫よけ剤(忌避剤)をつける必要があります(虫よけグッズを着用することも含む)。体に使用する虫よけの多くは米軍がマラリア対策用に開発した「ディート(ジエチルトルアミド)」という有効成分が含まれています。

  • 医薬品…ディートの濃度が12%以上の忌避剤
  • 医薬部外品…ディートの濃度が10%以下の忌避剤

ディートの濃度は有効時間に関係し、医薬部外品のディートの効果は一般的に3時間ほどです(濃度と忌避効果に関連はない)。水で流れやすい成分なので、汗をかいたり、肌を拭いた場合は新たに付け直すようにすると良いです。

海外ではディートの濃度が30%以上の忌避剤が販売され、日本でも2016年秋頃からディートの濃度が30%以上の忌避剤が販売され始めました(それまでは再考が約12%)。

攻撃:武器とトラップで蚊を倒す

無数の蚊がいる屋外では「寄せ付けない(忌避)」が最善策ですが、家の中など閉鎖された空間で蚊を発見したら倒してしまいます。蚊を残しておくと睡眠を妨害され、翌日の活動に悪影響が出てしまう恐れがあります。

攻撃方法は2つ。1つは武器、もう1つは罠(トラップ)です。

両手でパチンよりもラケット型武器でバチッと電撃

武器は蚊に直接物理攻撃を仕掛けるのに役立ちます。両手で挟んで潰す手段が昔からありますが、中心に蚊がいないと手で挟む瞬間に気流でするりと押し出してしまいとり逃がすことが多いです。

素早くに仕留めるには電撃ラケットがオススメです。ラケットの網に電気を流し、蚊はそれに接触すると感電死します。微量な電気ですが蚊にとっては雷、『うる星やつら』の登場人物並にタフでなければ即死です。

室内で殺虫剤の使用はおすすめしません。市販されている殺虫剤の成分は人体にあまり影響がないものですがゼロではなく、もニオイや白煙など「う~ん」と感じる程度の不快感はあります。

誘い込むタイプと待ち伏せて倒すタイプの罠がある

トラップとしておすすめは紫外線(UV)で蚊を誘いこんで電撃攻撃をするものです。卓上型や吊り下げ型など2000円未満で色々な商品があります。

Amazon|蚊などの害虫退治に効果があるUSB充電式電撃蚊取り器(UV源誘引式ライト)薬剤不使用で安全

「基本的に蚊は飛ばずに壁で休憩している」。蚊の習性を利用して、壁や天井に薬剤を吹き付けて待ち伏せするタイプの罠もあります。薬剤に触れた蚊は死んでしまいます。

CMしている俳優さんの「卑怯だろ~」に感銘を受けて、我が家は昨年から利用しています。そのおかげなのか、このタイプのトラップは効果が目で分かりにくいですが、昨年から家の中で蚊に悩まされることがほぼなくなりました(1回あるかないか)。

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