我が家の水槽にいるヤマトヌマエビのお腹に変化が……見た目とネット情報からの判断で、どうやら卵がお腹にくっついているようです。
卵に酸素を送るために抱えているらしい(ときどき足で卵をかき分ける様子が見られる)
ヤマトヌマエビの場合は産卵後にメスがお腹の下に卵を抱えます。これを『抱卵』と言います。
ヤマトヌマエビの繁殖は抱卵タイプ
グッピーは産仔タイプ(卵を体内で孵化させ、稚魚を体外に出す)、ヤマトヌマエビは抱卵タイプ(メスがお腹の下に卵を抱え込む)です。
水の中の生き物は水草に卵を産む習性があると思い込んでいましたが、我が家の水槽にいるグッピーとヌマエビはどちらも水草に産みません。
水草に卵が付いている光景も見てみたいですが、どれらのタイプはどちらも卵を母親の体で守るため、グッピーもヌマエビも繁殖が比較的楽とされています(外敵から身を守りやすいため、たくさんの子が孵化しやすい)。
ヤマトヌマエビの抱卵中の注意
抱卵期間中は水換えを控える
水槽中の水質変化は母エビの脱皮を促進してしまい、母エビが脱皮すると抱卵から離れてしまう卵が出てしまいます(抱卵から離れた卵は孵化はできない)。
水質変化は体調を悪化させることにもつながるため、抱卵期間中の水換えはなるべく控えた方が良いそうです。
抱卵期間
一般的な抱卵期間は約3週間~4週間の期間で、新月か満月の夜間に孵化することが多いそうです。
また、水温によって抱卵期間は前後し、水温が高めなほど抱卵期間は短く、水温が低いほど抱卵期間が長くなる傾向があるそうです。
ヤマトヌマエビ、孵化への備え
「ゾエア」は70%汽水で育てる
エビは卵から孵化すると稚エビになる前に「ゾエア」という、一種のプランクトンの状態になります。ヤマトヌマエビのゾエアは汽水域で育つため、そのまま水槽の中にいては死んでしまいます。
つまり、ヤマトヌマエビの孵化にはサテライトの水槽が必要で、孵化する直前にサテライト水槽に移動させます。
コメント