今年の梅干し作りは完熟梅で挑戦します

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義実家の梅の木になっている無農薬の梅の実(浸けはじめて3日目)。
かなり熟された状態で甘~い梅の香りが漂います。

今年も梅干し作りに挑戦し始めました。人生2回目の梅干し作り、昨年は失敗したので「上手くできますように!」と祈りながら梅干しを塩に漬けました。

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梅干し作りでは黄熟した新鮮な実を使う

梅干し作りに使う梅の実は新鮮で、黄色く熟したものを使います。梅の実は最初は青いですが、熟すと黄色くなって甘い香りがするようになります。この黄色の実を使った梅干しは味も香りも良いです。

梅の実が黄色く熟すのが梅雨の時期です。この時期の長雨を、梅の実が熟す季節の長雨だから”梅雨”と表現するという説もあります。

本来ならば表面にキズのない適度に熟された梅の実がベストですが、梅の木がある義理の両親が北海道旅行に行って梅の実の収穫が遅れたので今年の梅は熟成が進んでいましたが、毎年浸けている義母の「大丈夫よ」に背中を押してもらっての挑戦です。

梅の実が青い場合はザルに広げて追熟させる

梅雨の開始前後にスーパーで売られている梅の実は青い状態の実が多いです。ザルや新聞紙に梅の実を広げて黄色く熟すのを待つと良いです。

梅干し作りは梅の実と塩の計量が大事

梅の実を洗ったらカビの原因となる水分を丁寧にふき取り、ヘタを取って計量します。塩は梅の実の量に合わせて用意します。

梅干しの理想的な塩分濃度は15~20%、おおよそ18%が好みの人が多いようです。今年は梅の実をしっかり計量し、一般的な好みよりも塩分多めで約20%の塩を用意しました。

塩分濃度を20%にするならば「梅の実の重量×0.2」gの塩を用意します。今回の梅の実の重量は約2.4kgだったので塩は480g、そんなに厳密じゃなくても大丈夫ですが『計量は大事』と思っているのは初めての梅作りだった去年のこと。

去年作った梅干しは塩分濃度50%!?

【梅干し作り(2018年)】梅の実の表面に塩の結晶がびっしり

「塩漬けにして乾かすだけ」と梅干し作りを甘く見て、2kg弱の梅の実に1kgの塩ひと袋まるまる投入してしまった私。梅酢の中に塩の粒がかなり残っていたので塩分濃度50%とはいかないでしょうが、かなり塩辛い梅干しが完成しました。

現代の梅干しの塩分濃度は20%以下が主流ですが、江戸時代は30%くらいが主流だったとか。梅干しを作るようになったのは平安時代からで、この頃はもっと塩辛かったといわれています(平安時代は梅干しを薬として扱っていた)。

とにかく、昨年出来上がった我が家の梅干しは塩分過多のもの。義母の梅仕事を見てきた旦那が土用干し1日目で塩分過多の可能性に気づきましたが、まあこの段階で何もできるわけもなく、めちゃくちゃ塩辛い梅干しは事前に塩抜きしてから使いました。

乾燥1日目で梅干し表面が真っ白になり、3日間の土用干しを経てできたのがめちゃくちゃ塩辛い梅干し。保存は効きますけれど、事前に塩抜きしてから使っています。

塩辛すぎる梅干しの塩抜き方法

水1リットルに対し塩1gの薄い塩水をつくり、塩辛い梅干しを30分~3時間つけ、軽く水をきってから1~2時間天日干しをします。

薄い塩水につける時間が長いほど塩分が薄くなります。おおよそ3時間で約15%、8時間(一晩)で約14%、24時間(1日)つけると5~10%まで薄くなります。気温が高いほど塩分が抜かれやすいので注意します。

通常の梅干しは常温で180日間ほどの長期保存が可能ですが、塩抜きした梅干しは冷蔵庫で保存して1週間~2ヶ月で使い切るようにします。保存期間は目安。塩分濃度によって保存が可能な期間は大きく変化するので注意します。

梅干しの塩漬けは壺じゃなくても大丈夫

梅干し作り(梅の実の塩漬けの工程)では”漬物作り専用の壺と重石”が必要と思っていましたが、実際にはフタ付タッパーでできます。重石もなしです。

梅の実の塩漬けで使う容器は”振れるもの”を選ぶ

タッパーで作る場合は下に溜まる梅酢をまんべんなく全ての梅の実にまぶすように1日1回以上振る作業が必要になります。サボると梅の実にカビが生えます。

約3キロのタッパーを上下左右にふりふりして梅酢をまぶす。二の腕が結構疲れます。持って振りやすい形状のタッパーをオススメします。

梅の実の塩漬けに使う容器に関する注意点

  • タッパーなどの容器は食品用のものを使うこと
  • 塩で錆びるのでホウロウや金属製のものは使わない
  • カビ防止のため使用前に必ず熱湯消毒すること(アルコール消毒でも可)

「ジップロック(袋)でもできる」という情報もありますが、未だ試したことはありません。

梅干しは約1ヶ月漬けて土用干しする

梅の実の熟し具合によりますが、塩漬けして2~3日ほどで梅酢が上がってきます。前回は水滴がつき始めて数日後に梅酢が下に溜まっていましたが、今回は1日で梅酢が下に溜まっていました。

梅酢が上がったらそのまま1ヶ月ほど浸けます。梅の実全てが梅酢に浸かっていればもう降る必要はありませんが、やはりタッパーの場合は安全を見て1日1回以上ふりふりしていました(タッパー内の変化も面白かった)。

1ヶ月後、3日間以上続けて晴れる日を見計らい(だいたい土用のころ)、梅の実をザルに並べて天日で干します。片面が干せたら反対側というように、干し具合を見計らいながらくるくると実を回すようにします。

3日間太陽の光と夜露を交互に浴びて梅の実はしっとりと美味しく仕上がります。完成した梅干しは保存容器に入れて保管します(冷暗所がベスト)。

Instagramの投稿に「#梅仕事」が増加

【梅仕事】とは梅の実を収穫し、梅干しを作ったり、梅酒や梅シロップを仕込む作業のことを言います。大体スーパーに梅の実が並びだす時期、5月下旬から7月上旬の夏の風物詩です。

近年6月頃にスーパーなどで青梅が販売されるようになると、Instagram、Twitter、Facebookなどで「#梅仕事」とタグ付けされた投稿が増えています。2017年にはInstagramで約57,000件の梅仕事が投稿されたという調査結果もあります。

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