[su_label]加筆修正 2022年2月10日[/su_label]
「体重が急激に増えているから減塩して」
妊婦検診で浮腫みが酷いと相談したら、体重の増加具合を見て減塩を指示されました。
尿や血圧の値に異常があれば減塩はもっと厳密かつ神経質だったでしょうが、赤ちゃんのためには減塩した方が良いという判断。
今回は美味しく減塩をする工夫と塩分を摂り過ぎたときの対処法をまとめました。
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減塩食は塩を減らせばいいわけではない
減塩食とは「ナトリウムの吸収量が少ない食事」を指します。
単純に「塩を控えた食事」または「塩を使わない食事」だけでなく、塩を入れてもナトリウムが吸収されないようにした食事にすればいいようです。
もちろん塩の量を調整するのが最も簡単で効果の高い減塩方法。
しかし、塩を減らすと味気がなくて美味しくないという意見が多いです。
味気がない食事を防ぐには、
・減塩する
・ナトリウムの吸収を抑える
この2つの方法があるようですが、2番目のナトリウムの吸収を抑えるやり方はあまり知られていません。
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減塩する(塩の量を減らす)
「減塩食」というように塩の使う量を抑えには、塩そのものを減らすだけでなく、調味料を工夫すると良いそうです。
体に入ってくる塩分の約7割は調味量から摂取していると言われています(味噌や醤油が代表的)。
主菜以外は薄味にする
全てのおかずが薄味になると味気がなくなってしまうので、副菜以下を薄味にすると良いそうです。
レモンや酢などの酸味や、唐辛子や生姜などの辛味を活用すると薄味でも物足りなさが減り、味にメリハリがつきます(酢は食塩を添加したものもあるので注意)。
また、醤油やソースは料理にかけるのではなく、小皿に入れて料理をつけて食べた方が塩分摂取量を減らせるそうです。
目分量で味付けをしない
目分量で味付けをすると塩分が多くなりがちなので、きちんと計量した方が良いです。
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ナトリウムの吸収を抑える
塩の摂取量を減らすのが難しい場合は、摂り過ぎたナトリウムを排出する工夫をすると「結果として減塩食」になります。
水を飲む
1日1800~2000mlの水の摂取を目標に、塩分を摂り過ぎたと感じたら少し多めに水を飲むようにします。
基本的に塩分を摂り過ぎると体液の浸透圧が上がって細胞が水を欲すので、この状態で水を飲まないとに尿の量が少なくなってナトリウムが排出されません。
カリウムを摂取する
カリウムを含む食品を積極的に摂取することで、体内に溜まるナトリウムを排出できます。
※腎機能に異常がある場合は指示されているカリウムの制限量を厳守してください
かぼちゃ、アスパラガス、トマト、ほうれん草、水菜、バナナ、柿、キウイ、みかん 等はカリウムが多い食材です。
食事で摂るのは難しいと思ったら野菜ジュースでの摂取がおすすめです。
特別な野菜ジュースではなく、多カリウムで推せるのはスーパーやコンビニでも売っている『1日分の野菜』(伊藤園)または『野菜1日これ一本』(カゴメ)です。
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