旦那に頼まれて印鑑を届けることになり、家にあった 朱肉 が枯れていたので新しく購入することに。
一緒に買いにいった娘から「それなに? ペッタン?」と聞かれたので「ペッタンはスタンプだけれどこれは朱肉……」と答えたところで違いが分からないことに気づきました。
新人時代に「印鑑を捺すのにスタンプ台を使って先輩・上司に怒られた」という失敗談を聞いていたので違うと思うのですが……。
朱肉 ではなくスタンプ台で印鑑を押してもいい?

天の声
印鑑にインク(スタンプ台)を使うことは一般的には問題ありませんが、いくつかの点に注意が必要です。
- 公式文書: 公式な文書や重要な書類では、朱肉を使用することが一般的です。これは伝統的な日本の慣習であり、特に公的機関や銀行などでは朱肉の印鑑が求められることがあります。
- 印影の品質: スタンプ台のインクは、朱肉と比べてやや薄くなることがあります。そのため、印影がはっきりしない場合があるため、公式な印鑑の押印には適さないことがあります。
- インクの種類: スタンプ台のインクは水性や油性などさまざまな種類があり、それぞれに適した用途があります。印鑑に使う場合は、適したインクを選ぶことが重要です。

天の声
日常的な使用や非公式な書類にはスタンプ台のインクを使っても問題ありませんが、公式な用途には朱肉を使う方が無難です。
朱肉 とは?
朱肉 は次の3つからできています。
- 顔料:主に朱色の顔料。昔から使用されるのは鉱物由来のシナバー(水銀朱)だが、近年は安全な化学顔料が主流。
- 油:菜種油などの植物性の油を使って顔料を粘土状にする。
- 固形化剤:顔料と油を一緒にしてペースト状に固めるため。
公的文書に押される印鑑に使われる朱肉は長期保管されることを前提にしているため、時間がたっても色の変わりにくい素材を使用。
また印影がしっかりうつるように粘度も高めにしてあるそうです。
朱肉 は染料ではなく顔料である
朱肉は染料ではなく顔料を使っており、顔料インクは溶剤で液体にしていないのでインク(色素)の粒子が紙の表面に留まって着色します。
- 耐水性に優れている
- にじみにくい
- 擦れやすい
- 剝がれやすい
一方で染料インクは溶剤で液体になっているので紙の内部に浸み込むことで着色します。
- インクの凹凸ができない(なめらかな手触り)
- 顔料よりも発色がよく、仕上がりが鮮やか
- 水濡れに弱い
- にじみやすい
朱肉 向きではない紙の種類
- PPC・上質紙 ◎
- 光沢紙・アート紙 ×(乾かない)
- 和紙・模造紙 〇
- トレーシングペーパー ×(乾きにくい)
- 感熱紙・ノンカーボン紙 ×(油性は変色もしくは消える)
- ビニールコート紙・合成紙 ×(乾かない)
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