今年は異常気象が原因で、攻撃性の強いキイロスズメバチが大量発生していて危険だそうです。

ここ数年、危険じゃない年があまりないような?
昆虫は条件があうと大量発生しやすいです。
キイロスズメバチにとって良い条件なこの異常気象は今までずっと続いていて、きっとこれからも続いていくでしょう。

今回はスズメバチに刺されたときの対処法について。
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スズメバチの毒は痛みが強い
ハチの種類によって針の毒の成分は異なりますが、成分は次の4つに分類できます。
・アミン類 痛みや痒みの原因
・低分子ペプチド類 痛み、赤血球の破壊、血圧低下、アレルギー症状の原因
・酵素類 組織破壊、赤血球の破壊、アレルギー症状の原因
・非酵素系神経毒 神経系に作用する
スズメバチの毒は他の蜂に比べて痛みの原因になるアミン類を多く含んでいるため、他の蜂に刺されたときに比べてとても痛いそうです。
また、神経毒であるマンダラトキシンの成分が含まれるのはオオスズメバチの毒のみです。
しかし、殺傷能力のみを比較すると、ハチの中で殺傷力の一番強い毒をもつのはセイヨウミツバチだそうです。
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スズメバチに刺されたときの対処法
スズメバチに刺されても慌てずに、適切な応急処置をして必ず病院に行きましょう。
直ぐに病院に行こうとするよりも、直ぐに適切な応急処置をすることで症状が軽くすむ可能性が高いです。
毒を取り除く
体内に残る毒を少なくするために毒を取り出します。
- 患部を水で洗って毒を溶かす
- ポイゾンリムーバーを使って絞り出す
刺された場所は直ぐに熱をもつので水で洗います。
このときに指で患部をつねって毒液を絞り出し、揉む様にしながら洗うと効果があります(蜂の毒は水に溶けやすい)。
決して口で毒を吸い出してはいけません!!蜂の毒は水溶性なので唾液に溶けてしまいます。
ポイゾンリムーバーを使うときはグリグリッと患部を押し、吸引しながら毒を絞り出します(患部の痛みにより大人でも痛がる行為ですが、相手のためと思い切りやりましょう)
ポイゾンリムーバーは市販されています。あると便利なので薬箱に常備する価値はあります。
先日、バイクで旦那が出かけたときスズメバチに遭遇しました。
絶景ポイントで降車し、写真を撮っているときに飛んで来たそうです(慌てて乗車したときにカウルに強打した腿のアザだけですみました)。
峠道の場合は携帯電話の通話圏外ということもあるので、一人で出かけるタイプの人はこの時期は特にミネラルウォーターと携帯用ポイゾンリムーバーを持って行くことをオススメします。
患部を冷やす
患部を高く上げ、氷のうやアイスパックで冷やすことで痛みや腫れをやわらげることができます。
氷がなくてもビニール袋に水を入れて冷やすだけでも効果が違います。
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応急処置をしたら必ず病院に行く
蜂に刺された場合は異常がなくても病院を受診しましょう。蜂に刺された場合は皮膚科の受診が一般的です。
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総合病院等の救急外来では受診できないこともあるので事前に電話で確認しましょう。
子どもがハチに刺された場合
”#8000”を使い、蜂に刺されたことを伝えて受診可能な病院を教えてもらいましょう。
次のような症状がでたら救急車を呼ぶ
次のような症状が少しでも現れたら速やかに救急車を呼びましょう。
- じん麻疹や紅斑など赤いブツブツが出る
- 唇や舌が膨張し呼吸が苦しそうになる
- 突然咳をする
- 腹痛や下痢などをうったえる
- おう吐したり吐き気をうったえる
蜂に刺されたときに注意したいのがアナフィラキシーショックです。
”アナフィラキシー”とは最もひどいアレルギー反応で、血圧が低下して意識を失います(刺されてから1時間以内に死亡する例も報告されている)。
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