確定申告、不動産取得税の軽減申請など、「土地や建物の登記事項証明書」を取得する機会が増えたので、『登記・供託オンライン申請システム』を利用してみました。
政府や自治体の電子サービス(オンライン〇〇)は使いにくいものが多く、登記・供託オンライン申請システムも利用しにくかったです。
それでも、
・法務局、出張所、サービスセンターの窓口に行けない
・主要金融機関のオンラインバンキングを利用している
・ペイジー(Pay-easy)をよく利用している
このような人には便利なのではないか、と。
オンライン申請は窓口に行く手間や時間が不要であり、交付手数料も割安です。
しかし、
・交付手数料を支払い方が限られている
・書類を窓口で受け取る場合、納付手続き終了後のパソコン画面の印刷が必要
このような点は不便です。
それでも司法書士などへ依頼すると高額請求されるので、自分でできることはやって格安ですませたい一念で頑張りました。
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登記・供託オンライン申請システムとは?
「登記・供託オンライン申請システム」を利用することで、登記事項証明書の交付をネットで申請・請求、法務局等の窓口に行かずに証明書を受け取れるようになりました。
オンラインサービスの方が発行手数料が安いのも魅力的です。
オンラインですが、利用可能時間が決められていて、月曜日から金曜日までの8:30~21:00(国民の祝日・休日および12月29日~1月3日までの年末年始を除く)となっています。
窓口の業務取扱時間は月曜日から金曜日までの8:30~17:15となっています。
交付手数料の支払いは主要金融機関のオンラインバンキングかペイジーで支払います。
手数料の支払いには期限があるので注意します。
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まずは申請者IDとパスワードを登録
オンライン申請システムには、
・かんたん証明書請求
・申請用総合ソフト
この2種類がありますが、不動産を買ったなど一時的に利用する人の場合は「かんたん証明書請求」が良いです。
「かんたん証明書請求」は専用アプリのインストールが不要です。
まずは、申請者IDとパスワードの登録をします。
「かんたん証明書請求」のログイン画面、右下に小さく「申請者IDをお持ちでない場合」があるのでここをクリックして登録します。
申請者IDやパスワードは利用者の任意設定です。
申請者IDは半角英数字11文字以内(大文字・小文字区別)で、先に登録されているIDは利用できません。
パスワードは半角英数字および記号を混在させて8文字以上20文字以内となっています。
パスワードを忘れたときのために「質問」と「答え」が用意されています。
仮登録が終了すると入力したメールアドレスに認証情報が届きます。
メールが届いてから30分以内に登録画面に認証情報を入力すると本登録が完了します。
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登記事項証明書の請求
登記事項証明書または地図・図面証明書の交付を申請するために必要な情報を入力します。
所在地について
所在地は住所と思われがちですが、住居表示実施地区の場合の住所は住居番号です。
所在地は地番を記入する必要があるので、土地の売買契約書などで地番を確認しておきます。
証明書の受け取り方法
証明書の受取方法は、郵送と窓口受取のどちらかを選択します。
郵送(普通郵便)の場合の交付手数料は500円、窓口受取の場合は480円になります(書面申請の場合は600円)。
書留・簡易書留・速達を希望する場合は交付手数料に実費が加算されます(普通郵便の場合は送料込みで500円)。
処理状況の確認(申請後)
入力した必要事項を送信すると、処理状況がログイン後のトップページ「処理状況照会」で確認できます。
システムに送信情報が到達すると「到達通知」、手数料の詳細に関する「お知らせ」・「納付」となっています。
手数料の支払い
手数料の支払いは処理状況照会の「納付」ボタンをクリックして行います。
支払いは対応している金融機関のオンラインバンキングかペイジーを利用できます。
ペイジーの場合は所定の金融機関に口座がなくても利用することができます。
郵送の場合は手数料を納付して終了です。
窓口受け取りの場合は処理状況照会の「納付状況」が”納付済み”になったら、「納付」ボタンをクリックして表示された画面をブラウザ機能を利用して印刷します。
プリンターがない場合は画面に表示されている「氏名」「住所」「通数」「申請番号」をメモして窓口に提出すると、登記事項証明書が交付されます。
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