切り花を長持ちさせる技!”水あげ”とは?

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義父が定年を迎え花束をもらい続け、嬉しい思いはありつつも置き場所に困り我が家に1つ持って来てくれました。これから花が咲く季節、植えたばかりなので今年は分かりませんが庭の花を飾ったりと切り花が家の中に増える季節です。

切り花を長持ちさせる方法として「10円玉を入れる」「サイダーを入れる」など言われています。できるだけ長く花を楽しみたいので、切り花を長持ちさせる方法を調べることにしました。

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切り花はとにかく茎を清潔に保つことが大切!

切り花は基本的に短い期間しか楽しむことはできません。暑い時期は1週間、寒くても2週間が切り花の限界です。この短い期間をギリギリまで楽しむには毎日水をかえたり、涼しくて直射日光や風が当たらないといった植物が過ごしやすい環境に飾ることがとても大切です。

【目次】
● 切り花を傷める原因はバクテリア
● ”水あげ”とは?
● 切り花を長持ちさせる2つのポイント

切り花を傷める原因はバクテリア

切り花が傷む(ダメになる)原因は水の中で増殖したバクテリアです。切り花の切り口が変色している、ヌルッするという経験はありませんか?このヌルッとは主にバクテリアで、バクテリアが花の切り口で繁殖すると水の吸い上げが悪くなり切り花が傷んでしまいます。

花屋が気を付けるバクテリア対策
● 花器を清潔にする
● 毎日水を取りかえる
● 水をかえるときに少し茎を切り直す

切り花を長持ちさせる方法として毎日水を取りかえることが大切ですが、緑色のスポンジに刺さっているアレンジメントなどは”水をかえる”ことは難しいです。この場合はホームセンターなどで売っている延命剤を利用すると良いです。

ただし切り花を長持ちさせる一番のポイントは毎日の管理よりも、最初にする”水あげ”が一番のポイントです。

”水あげ”とは?

植物は基本的にはった根から水を吸い上げ、葉や花の先端まで行きわたらせます。しかし切り花になると根が切り取られ植物は茎の切り口から水を吸い上げることになります。

買ってきた花束がしなっとなってしまった経験はありませんか?これは”水が下がっている”からです。水が下がっている状態になったら水に活けても茎に水があがりません。花についていた蕾が開かず枯れてしまったなどは水が下がったことが原因であることが多いです。

切り花を長持ちさせるために、まずは下がってしまった水をあげる”水あげ”をしてあげましょう。

用意するもの
● 水がたっぷり入る容器(バケツや大き目の花瓶)
● 新聞紙またはキッチンペーパー
● 切り花用のハサミ(清潔で切れ味の良いもの。キッチンバサミでも可)

水あげ方法
● バケツの7分目まで水を入れる
● 花束についているもの(ラッピング・輪ゴム・アルミホイル等)を全て外す
● 全ての茎の先端をそろえて新聞紙でくるむ
  ・ 花の部分が隠れるように包む
  ・ 茎の部分は下が10~15センチ程度出るように包む
● 先端が鋭角になるように茎を切り落とす
● バケツに勢いよく投げ入れる
● 直射日光に当たらない涼しいところで1時間くらい放置する

新聞紙で包んだ花を水をはったバケツに勢いよく投げ入れることが水あげのポイントです。できるだけ勢いを良くすることで、水がなくなってシナッとなってしまった花には有効なショック療法となります。花がピシッとなったら花瓶などに活けても大丈夫です。

切り花を長持ちさせる2つのポイント

延命剤は糖分・抗菌剤・表面活性剤から構成されているので、炭酸水や砂糖のように”糖分”や酢や漂白剤のように”抗菌剤”を水に混ぜると切り花が長持ちします。糖分は切り花の栄養となり、抗菌剤はバクテリアの発生を抑えることができます。

り花用の水に混ぜると良いもの
● 10円玉
● 漂白剤
● 酢
● サイダー
● 砂糖
● 重曹水
● 炭酸水

しかしこれらは入れ過ぎたり足りなかったりすると効果を発揮せず、適量を水に混ぜることはとても難しいです。それよりも毎日水をかえたり、風通しがよく直射日光や冷暖房の風が当たらないところなど植物にとって育ちやすいところに置くことの方が切り花を長持ちさせることができます。

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