3月上旬に西洋芝の種をまき、1ヶ月ほど経って芽が出始めました。
日に日に緑色になっていく庭を見ていると楽しいものですが、種をまいてから庭にスズメがよく来るようになりました。
今日はなんと鳩まで御来訪です。
どうやら鳥たちの目当てはまいた種や、掘り起こした土から出てきた虫のようです。
私が庭から離れると鳥が飛んで来るんだよね、どこで見てるんだろ。
[/word_balloon]鳥は賢い動物で、人の動きをある程度把握し、が種をまいたり土を掘り起こした場所を覚えていて、人の気配がなくなるのを見ると降りてきます。
伝書バトがいるように、鳥は場所を覚えることが得意です。
三日で忘れる「鳥頭」なのに?
[/word_balloon]追い払われたことも忘れるんでしょう(笑)
農業関係者の多くは「鳥はしつこいので追い払うのは諦めて共存する方が良い」と判断しているようですよ。
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鳥はどうして頭が良いの?
鳥は嗅覚がないのでニオイで餌を探すことができず、視力も人間と同等なので目で餌を見つけて捕らえることもあまり上手ではありません(飛来するという武器はありますが)。
そのため鳥は知能を発達させて生き残ってきました。
鳥の中でも特に頭が良いと言われるカラスの脳の重さは体重の1~2.5%です。
人間の場合は平均して2.3%となるので、カラスの脳の割合は人間とほぼ同等なのです。
鳥は知能を活かして餌場を覚えています。
庭で作業をしているそばで鳥がジッと見ていたというという経験はありませんか?
鳥は高いところから人間の動きを見て、例えば「種をまいたこと」が分かったら庭に下りて種をほじくり出して食べるのです。
鳥は餌場の位置だけでなく、人間の作業(農作業や庭作業)もある程度理解しているようです。
実際に鳥はトラクターで畑の掘り起こしが始まるとすぐに餌を探し始めます。
人間が土を掘り起こすと深いところの土から虫や古い種が出てくることを知っているからです。
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農家の鳥対策
農家は鳥に種を食べられないように次のような工夫をしています。
・くちばしが届かないように、種は2cm以上深く埋める
・近隣の農家で一斉に種まきすることで、どの畑に行くか迷わせる
・赤い農薬「チラウム」を種に塗って、「赤い種はまずい」と覚えさせる
物理的な作戦だけでじゃなくて、心理戦や鳥に学習させる作戦…すごいね。
[/word_balloon]「鳥の頭の良さ」を逆手に取った防衛策ですが、種を深く埋める以外は一般家庭にはむずかいい対策です。
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一般家庭向けの鳥対策
失敗の多い鳥対策
・防鳥ネットをはる
・CDなどキラキラしたものを吊るす
・磁石
防鳥ネットは穴があくことが多く、穴があいてしまうと返って鳥にとっては”外敵から守られる場所”という絶好の場所になってしまいます(狭い範囲に何重に張るなら効果あり)。
CDなどキラキラしたものを吊るしても、鳥「大丈夫(安全)」と学習してしまったら意味をなさなくなります。
最後の磁石ですが「鳥類は体内に磁石をもっており強力な磁場に入り込むとないない磁場が狂いを生じるため磁石には近寄らない」という説に基づいています…が、なかなか普通の磁石が発する程度の磁場ではあまり効果がないようです。
意外に成功している鳥対策
・偽物のヘビを置く
・剣山のようになった鳥よけ
どちらも100均で販売されています。
特にニセモノのヘビは庭に置いておく、縁石からチラ見せなど様々な工夫をもっておかれています(定期的に置き場所を変えることもポイント)。
しかし知らない友人が見てびっくりして悲鳴をあげたなど、鳥だけでなく人間にも被害を及ぼすのが珠にキズの鳥対策です。
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鳥も悪いだけじゃない
鳥は植物を枯らす害虫を駆除してくれます。
種をまいていないのに鳥が集まっている場所があったら、害虫が集まっている可能性があります。
[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]
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