野菜の味噌汁とマクロビオティック

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風邪をひきました。

いつも喉から風邪をひくタイプなので、風邪をひくと「食事をしたくない」という気分になります。

しかし育児中の身で「それ」はいけない。

旬の野菜で出汁をとったマクロビオティックな味噌汁で風邪を乗り切りたいと思います。

今回はマクロビオティックについて。

ちなみに、うちの子どもは野菜好き。

「子ども=野菜嫌い」と子どもを育てる前は思っていたため意外や意外。

嬉しい喜びなのですが。

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マクロビオティックとは?

「マクロビオティック」は古代ギリシア語を語源とした「自然に合わせた命のあり方」という意味です。

 マクロ=大きな

 ビオ=生命

 ティック=術や学問

最近の流行というわけではなく、「自然に則った食事法」として第二次世界大戦前後から合った考え方ようです。

戦後、マクロビオティックは体系化され、欧米を中心に広がったそうです。

日本人のライフスタイルに「マクロビオティック」を重ねると、「日本の伝統食を基本とした食事をすることで健康的な暮らしをする」となります。

「日本の伝統食」、つまり和食は、穀物・野菜・海藻を中心として、旬の素材を食べて自然と調和しています。

和食のポイントは旬の食べ物、これは四季の他に二十四節気や七十二候など、狩猟や農業など自然と調和してきた様子から分かります。

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体系化されたマクロビオティックの原則

体系化されたマクロビオティックには2つの大原則があります。

身土不二

「人間も植物も育つ環境は同じ」という意味で、つまり、「暮らす土地の旬のものを食べる」ということです。

温帯地でとれる果物には体を冷やす効果があったり、逆に寒冷地でとれる野菜には体を温める効果があったりと、その土地でとれる食材はその土地で暮らすひとの体に合っていると言えるようです。

日本には四季があるので、旬の食材をとると体のバランスが整うようです。

一物全体

「ひとつのものを丸ごと食べる」という意味で、つまり、「食材は残さず食べる」ということです。

肉や魚はハードルが高いですが、野菜の場合は皮や葉も食べる。

一部を食べるだけでなく、皮や葉の栄養も摂取することで、栄養の偏りをなくし、体のバランスが上手にとれるようになると考えられるそうです。

そのため、日本のマクロビオティックでは玄米が中心になっています。

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地元の野菜を買う、健康への効果

マクロビオティックの「一物全体」の考えから、野菜は皮や付いている茎・葉まで使います。

そのため無農薬野菜を食べたいのですが、無農薬野菜は比較的高いため食費に響きます。

そこで、「家計に響かないように安全な野菜を手に入れる」方法として、土地の旬の野菜(地物)を買うことをおすすめします。

地物は自然環境に合わせて生育しているので、農薬の使用量が比較的少ないことが多いからです。

逆に、海外からの輸入品だったり、ハウス栽培の野菜は農薬の使用量が比較的多いです。

形(見た目)にこだわることの多い葉野菜は、地物でも比較的農薬を多く使うので、できれば自分で、家庭菜園などで育てると安心です。

葉野菜は農薬を吸収しやすいため、残留性も高めです。

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自然の形を崩さず、マクロビオティックな野菜だし

野菜の味噌汁の作り方

マクロビオティックとして一番簡単なのが「野菜の味噌汁」です。

鍋に野菜を重ね入れて少しだけ水を入れて温めれば、野菜の水分が出て旨味たっぷりに煮込まれた出汁ができます(これに味噌を入れて完成)。

旨味が出やすいように、最初に煮込むときに少しだけ塩を加えるとよいです。

冬にオススメの野菜は、

 ・えのき茸

 ・大根

 ・にんじん

 ・れんこん

 ・ごぼう

出汁をとる野菜は具材になるので、食べやすい大きさに、大きさや厚みが同じになるように切ります。

切り方は自然の形にあわせて。

タテに伸びる野菜は縦向きに、ヨコに伸びる野菜は横向き切ります。

切った野菜を重ねる順も、自然の形にあわせて。

きのこなど上に伸びる野菜は下に入れて、根菜など下に伸びる野菜は上にいれます。

野菜出汁は他の料理にも応用可能

マクロビオティックにそこまでこだわらなければ、野菜出汁はミネストローネやカレーなどに応用できます。

ミネストローネの場合、野菜出汁にトマト・ベーコン・ローリエ・粉チーズ・塩・胡椒を加えるとできあがります。

カレーの場合、野菜出汁にガランマサラ・小麦粉・味噌(隠し味)を加えると出来上がります。

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食事は健康な体を作り、維持するために大切なことですが、楽しむことも大切。

「マクロビオティックにこだわり過ぎる」ことで食事の楽しみを失わないように気をつけましょう。

とかく有機野菜にこだわってしまう人はその傾向が強いそうです。

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