2018‐19年に流行る予想の株(種類)は?
2018年~2019年に最も流行ると予想されているのは香港型インフルエンザA型(A/H3N2)です。
また、2017‐18年に流行ると予測されてあまり流行らなかったインフルエンザ(A/H1N1pdm09)が今シーズン流行ると予測もされています。H1N1タイプのインフルエンザは子どもがかかると肺炎を起こすなどの重篤化する恐れがあるので注意が必要です。
インフルエンザA型とは?
ヒトだけでなく、鳥や豚も感染するインフルエンザウイルスです。144種類もあり、変異しやすいのが特徴です。
現在ヒトが感染するのはA/H3N2(香港型)とインフルエンザH1N1の2種類と言われています。
インフルエンザB型とは?
ヒトのみが感染するインフルエンザウイルスです。変異しにくいウイルスで、山形系とビクトリア系の2種類のみです。
隔年で流行する傾向があるので、2017-18年に流行したため、2018-19年には流行しないだろうと予測されています。
インフルエンザC型とは?
ヒトのみが感染するインフルエンザウイルスです。A型とB型と違って診断方法(検査方法)がなく、風邪として扱われやすいです。
感染力が弱く、患者は5歳未満の子どもがほとんどです。大流行することもないためワクチンはありません。
風邪かインフルエンザかの見分け方
風邪かインフルエンザかは次のポイントで見分けることができます。
- インフルエンザはインフルエンザウイルスが原因
- インフルエンザは38.5℃以上の高い発熱がある
- インフルエンザは風邪の症状に加えて頭痛、関節痛、筋肉痛がある(子どもが痛みを訴えた場合は要注意)
「インフルエンザかも…」と思ったら病院で検査を受けた方が良いです。鼻孔に綿棒を突っ込むので痛みがあって子どもは嫌がりますが、インフルエンザは急に発症して一気に症状が悪化するので検査しておいた方がいいです。
自宅で簡単にできるインフルエンザ対策
- 予防接種
- 手洗い・うがい(+アルコール消毒)
- マスクをつける
インフルエンザの流行は例年11月~翌年3月下旬までです。インフルエンザワクチンの効果は約6ヶ月間なので、1シーズンに1回接種すれば間に合います(12歳未満は2回接種する必要がある)。
生後6ヶ月を過ぎていればインフルエンザの予防接種が可能です。予防接種は最大の予防法ですが、100%予防できるわけではないので注意しましょう(感染・発症しても、予防接種をしてあれば重篤化を防げる)。
また、予防接種は周囲で流行り始めてからでは遅いかもしれません。予防接種の効果は体内で十分な免疫ができて発揮されます。免疫作りには予防接種後約2週間かかります。
家族の誰かが発症した場合、できるだけ生活範囲を他の家族と離して接触は最小限に留めるようにします。同じ部屋で生活する場合は全員マスク着用が望ましいです(睡眠時も)。
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