グラタンを食べたいと思い立ち、超シンプルなベシャメルソースで作ってみました。
特別な材料を使わない上に、ダマができない作り方です。
鶏肉、玉ねぎ、マカロニでシンプルに
材料は鶏肉(モモ肉)玉ねぎ、マカロニ、バター、小麦粉、牛乳、塩、そしてお好みで胡椒です。量は適当ですが、具が多いと小麦粉の量が増え、小麦粉の量が増えると牛乳の量が増えます。
また、鶏肉を前処理するためにビニール袋があると楽です。レジ横にあるようなカサカサしたペラペラのビニール袋がベストです。
鶏肉の前処理(下味あり)
ビニール袋に日本酒と砂糖を少々入れ、一口サイズに切った鶏肉を入れて揉みます。日本酒は鶏肉全体にまぶす程度の量で十分です。
ビニール袋がなければボウル等に入れて揉んでもいいです。ビニール袋を使うのは面倒な洗い物を減らすためです。
軽く揉む程度でビニール袋にはネトッとした脂がびっしりとつきます。こうすると鶏の余分な脂がとれて、スッキリとした鶏の味わいになります。
玉ねぎと鶏肉を炒める
玉ねぎを薄くスライスして炒めます。この段階でバターを入れてもいいですが焦げやすくなります。他に何かやりながらの場合はサラダ油がいいです。
コクの決め手になる玉ねぎの量や、どこまで炒めるかは好みです。私の場合、今回はさっぱり系にしたかったので玉ねぎ1個分をサッと炒めた程度に留めました。
ここにビニール袋から出した鶏肉を混ぜて炒めます。鶏肉は特に洗ったりする必要はなく、日本酒ごとザバッと入れます。
鶏肉が全体的に白くなったところでバターを入れます。バターをたっぷりいれると濃厚になります(バターの量はあとで調整可能)。
小麦粉を少しずつ入れていく
バターが完全に溶けたら小麦粉を入れていきます。スプーンにすくって一杯ずつ入れると全体的にきれいに混ざります。
時間がかかって焦げが心配の場合は火を止めて作業します。
玉ねぎと鶏肉が小麦粉と混ざって、ベチョ~とする程度まで小麦粉を入れます(木べらですくって逆さにしたら、ダラ~…ボトッと落ちる感じ)。入れ過ぎても牛乳で伸ばしちゃうから大丈夫です。
粉のままの小麦粉がないようにしっかり混ぜます。
牛乳で少しずつ伸ばしていく
木べらで押し潰すようにしながら、牛乳を少しずつ混ぜてソースを伸ばしていきます。
粉はないのでダマになる心配はありませんが、一気にドバッと牛乳を入れると、かえって伸ばすのに時間がかかります。
過去に食べたことのあるグラタンを思い描きながら、それより気持ちトロッとした程度まで伸ばしていきます。
まだマカロニを入れた後に牛乳をさらに入れることも可能です。
マカロニを茹でる(別の鍋)
別の鍋に湯をわかし、塩を入れてマカロニを茹でます。茹でる時間はマカロニの袋にかかれた時間を参考にしてください。
茹であがったらザルにあげ、しっかりと水気をとります。
ソースの最終調整
茹でたマカロニを加えたら、塩で味を整えます。全体的に火を通してあるので、味見しても問題ありません。
ソースがかたいと感じたら牛乳でさらに伸ばします。
グラタンをオーブンで焼く
オーブンで使用できる耐熱容器に入れます。ここで、お好みで上にチーズやパン粉をまぶしても良いです。
私の場合は軽く焦げた風味が好きなのでパン粉をまぶします。
ソースや具のほとんどには火が通っているので、ほぼ焼き目をつけるのが目的です。
ホワイトソースとベシャメルソース
ベシャメルソースはホワイトソースの一種です。
通常、ホワイトソースは小麦粉とバターを焦がさないように丁寧に炒め、それを水や牛乳、肉や魚の出汁などの水分で適度に伸ばして作ります。
ベシャメルソースは小麦粉とバターを炒めたものを牛乳のみで伸ばした、、ホワイトソースの中で最もシンプルなものです。
グラタンのときにはベシャメルソースになります。
ちなみに、グラタンはフランスのドフィーネ地方の郷土料理が発達したものといわれています。それを知るまでは、ペンネやマカロニを使うのでイタリア料理だと思っていました。
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