旦那の弟家族が遊びに来て泊まった部屋のゴミ箱に大量のペットボトル!
2日分の消費量とは思えない量にビックリし、ほとんどが二歳の甥っ子が飲んだと聞いて更にビックリ( ゚Д゚)!!
聞けば、
・朝から晩までずっとジュースを飲んでいる
・ジュースを入れた哺乳瓶をずっとくわえている(寝ているときも)
( ゚Д゚)!!
こんなに飲んで糖尿病は大丈夫?
[/word_balloon]大丈夫ではありません。
甘い清涼飲料水(ソフトドリンク)の飲み過ぎは糖尿病の一種、『ペットボトル症候群』になる可能性があります。
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ペットボトル症候群とは?
ペットボトル症候群、正式名称「ソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアドーシス」。
糖を多く含む清涼飲料水を大量に飲み続けることで起こる急性の糖尿病です。
熱中症予防などを目的にスポーツドリンクを飲む機会が増える夏は注意が必要。
さらに、最近は缶詰やアイスクリームなど糖分の多い食品の大量摂取でも発症することが報告されているそうです。
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ペットボトル症候群の主な症状
・意識レベルの低下
・喉や口が乾く(口渇)
・オシッコの頻度や1回の量が増える(多尿)
・腹痛
・吐き気
「急性の糖尿病」とさえ言われるので、早めの治療が重要です。
ペットボトル症候群、高血糖が悪化しやすい
甥っ子がペットボトル症候群というわけではありませんが、彼の行動を見ると「甘い飲み物じゃない嫌だ→愚図る」というように水やお茶は飲もうとしない模様。
喉が渇いたときに糖分の多い清涼飲料水を飲む習慣があると、ペットボトル症候群は直ぐに悪化します。
血糖値が上がる
↓
血液中の糖分濃度を下げるために水分を欲する
↓
水分の摂取量が増えて尿の量が増加
↓
多尿により体内の水分が減ると(さらに)血糖値が上がる
高血糖が悪化すると…
高血糖になると血液の浸透圧が上昇するため、体の細胞機能に異常が現れます。
特に、脳は高浸透圧の異常による影響を受けやすい。
高血糖が悪化すると、意識障害や昏睡状態になるリスクが高まります。
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ペットボトル症候群、正式名称の「ケトアドーシス」とは?
まず、「ケトーシス」とは、ケトン体の量が通常より多い血液の状態で、「ケトアドーシス」とは血中のケトン体増加により血液が酸性になる状態(異常状態)です。
ケトアドーシスとは「高ケトン血症」とも言います。
ケトアドーシスは異常状態で、悪化すると意識障害や昏睡状態に陥るリスクが高まります。
ケトン体とは?
ケトン体は脂肪を分解したときに発生する代謝成分。
血糖値が急激に上がってインスリンが正常に機能しなくなると、ヒトの体は糖をエネルギー源として消費できなくなります(=血糖値上昇)。
糖の代わりに体がエネルギー源とするのがケトン体。
そのため体は脂肪を分解し始めて血中のケトン体が増加し始めてしまいます。
ケトン体を増やす「ケトジェニック」とは違う
ダイエットの1つとして注目されている「ケトジェニック」はケトアドーシスと全くの別のものです。
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糖尿病、インスリンが正常に作用しない病気
糖尿病は血中の血糖値が高くなる病気ですが、インスリンが正常に作用しないことが大元の原因です。
2型糖尿病とは
中でも、血糖値の急上昇によりインスリンが正常に機能しなくなる状態は「2型糖尿病」に相当し、こえは生活習慣病のひとつです。
2型糖尿病は若い世代を中心に、幅広い世代で発症しています。
ペットボトル症候群は2型糖尿病(急性)に該当します。
2型糖尿病、生活習慣を改善すれば治る
2型糖尿病は生活習慣が原因であることが多く、糖質制限など生活習慣を改善すれば治ります。
しかし、改善せずに2型糖尿病を長く患うと「1型糖尿病」になってしまう可能性があります。
1型糖尿病は、肝臓にあるインスリンを分泌する細胞「β細胞」が破壊されてしまう病気で、1型糖尿病に悪化してしまうとインスリン製剤の投薬など医学的な治療が必要になります。
ペットボトル症候群は、糖の摂取量を減らすことで改善できます。
糖の摂取量が減ればインスリンの作用不足が改善され、血糖値が下がります。
血糖値が下がれば糖尿病の侵攻を防ぎ、合併症を予防することもできます。
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