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夏の剪定、バラの枝から苗を作る(挿し木の方法)

家のこと
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 花の時期が終わり、バラの枝のあちこちからシュートが出てきました。
 シュートとは新しく伸びてきた太い枝(若枝)のことで、住宅街の庭なので隣家に伸びるシュートは切らなくてはいけません。

 シュートを捨てるのはもったいないので、今年も『挿し木』をすることにしました。

 挿し木の方法は簡単。若枝の一部を土に挿して根がでるのを待つだけなのですが、「枝の切り口が腐らないように清潔にすること」と「根が出るまで土(挿し床を乾かさないこと」が重要。

 まず枝の切り口を腐らせないためには「きれいに切ること」が重要なので、切れ味の良いハサミで、斜めにスパッと切るのが望ましいです。
 枝ひとつに対して葉っぱは二つほどの残して、他の葉は落とします。ついでにトゲも落としておくと作業がしやすいです。私は一番上の新芽の部分は使わない「管挿し」です。

 挿し木の成功率を上げるため、切り口にルートン(1-ナフチルアセトアミド)をつける人もいます。

 ルートンは発根を促進する効果以外に、挿し穂の切り口に膜を張って腐りにくくする効果もあります。挿し木の難易度が高い植物でよく利用されます(私は使用したことはありませんが、バラの挿し木は比較的簡単なので、私でも成功率は8割)。

 挿し床には栄養分の少ない赤玉土を使用しています(栄養が多い土は腐りやすい)。枝を刺しやすいように赤玉土は小粒を使用しています。
 挿し床に枝を刺すときは必ず割り箸などで先に穴をあけておくこと、枝で穴を掘るようにねじ込んではいけません(切り口が傷む)。

 バラの挿し木は、土に枝を垂直に挿す「垂直挿し」です。

 赤玉土は乾きやすいので、水の貯まる容器を用意して、赤玉土を入れたエコポットを常に水に浸しておくようにします。このあとは水が枯れないように注意しながら、新しい葉が出るのを待ちます。

 新しい葉が出てきたら、根が出てきたことを表します(挿し床から抜いて根を確認してはいけない)。

 挿し木は種で次世代を作るのではなく、いわばこのバラのクローンを作ること。そのため挿し木はバラにとっては延命処置、「株の更新」と表現されることがあります。

 バラの挿し木については「バラの挿し木をするなら、梅雨と秋が成功しやすい 」でも詳しく紹介しています。

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