卵の価格高騰の原因は?卵は品薄になるのか?鶏肉への影響は?

卵の価格が今年(2021年)に入って一個あたり2~3円値上がりしています。

卵の価格は2019-2020年冬に始まった新型コロナウイルス感染拡大の長期化による業務用需要が落ち込みが原因で低迷中。

そのため、今回の値上がりも生産者サイドでは「例年に近づいた」という評価。

しかし消費者サイドは1パック(10個入り)がこの約一ヶ月間で20~30円値上がりしてしまっているので、やっぱり高くなったと「購入をやや渋る」「購入頻度を減らす」などの傾向が見られます。

しかし卵に含まれるコレステロールは感染症などを予防する免疫力を維持する機能があります。

卵を食べなかったり、食べる量を減らすとコレステロールの摂取量が減り、免疫力が低下してしまう可能性があるので、価格が上がってしまっても卵を食べる量を減らすのは”ほどほど”が良いようです。

卵の価格高騰の原因は?/2021年1月

卵の価格が2021年に入って高騰している原因は、鳥インフルエンザ発生により養鶏業者の鶏が大量に処分されているからと言われています。

農林水産省の発表によると、2020年11月に香川県で第一例が発令して以来、日本中で鳥インフルエンザが蔓延。1月22日までに15の県・59軒の養鶏所で発生しています。

農林水産省によるとこれは非常事態レベル。

処分された鶏は約600万羽。そのうち卵を産む鶏が約460万羽、この数は卵を産む鶏全体の約3%に相当するようです。

参考:鳥インフル“大流行”で…たまご値上がり↑|日テレNEWS24

埼玉県内の鳥インフルエンザ発生状況は?

埼玉県内でも鳥インフルエンザが2件発生していますが(行田市・春日部市)、どちらもアヒル農場で、埼玉県内の養鶏場では未だ1件も発生していません

この鳥インフルエンザは千葉県のアヒル農場で発生した鳥インフルエンザと関連しているようです。

卵(コレステロール)は健康維持に必要不可欠

卵に含まれるコレステロールは免疫力を維持しているため、日頃食べる卵の量が減ると免疫力が低下してウイルスや細菌への防御機能が低下してしまいます。

卵には良質なたんぱく質の他、ビタミン類やミネラル分が豊富に含まれている『完全に近い栄養食品』であり、日本養鶏協会によると「1日1~2個は食べて欲しい」とのこと。

特定の慢性疾患がなければ毎日2個食べてもコレステロールの摂り過ぎにはならないようです。

卵の賞味期限や保存方法は?

卵のパッケージなどに表示された賞味期限は“生で食べられる期限”であり、購入後はできるだけ早く冷蔵庫で保存しておくと安心です。

賞味期限が過ぎた卵を食べることはできますが、賞味期限切れの卵はできるだけ早く加熱調理して食べた方が良いです(白身と黄身がしっかり固まるまで加熱)。

卵は洗わずに冷蔵庫で保管

新型コロナウイルスの感染拡大により、買ってきた食材も一度洗ってから保存する人もいますが、卵を水で洗ってから保存するのは絶対にやめましょう。

卵を水で洗うと細菌が入ってしまう可能性があるからです。

また、卵の殻の内部は無菌ですがひび割れから菌が入ることがあるので、ひび割れた卵はすぐに加熱調理した方が良いです(冷蔵庫の冷気の吹き出し口傍に保管したことで、卵が凍結してひび割れてしまうこともあるので注意)。

卵が品薄になる恐れは?

卵の生産量が落ちているものの、新型コロナウイルス感染症関連で業務用卵の需要が縮小しているため今すぐ卵が品薄になる恐れはないようです(大手卸売業者談)。

しかし今後の鳥インフルエンザの感染拡大状況によっては品薄になる恐れがあります。

なぜなら、今季の鳥インフルエンザは世界的に発生が相次ぐ非常事態。

鳥インフルエンザは鴨や白鳥などの渡り鳥によって大陸から飛来、今回はその飛来する量が多いためそこら中に大量の鳥インフルエンザウイルスが存在しているといっても過言ではありません。

参考:令和2年度 高病原性鳥インフルエンザ国内発生事例について:農林水産省 (maff.go.jp)

卵の価格がさらに高騰する可能性は?

卵の自給率は100%なので、鳥インフルエンザの影響で国内供給量が減れば自動的に値上がりしてしまいます(食卓にあがる卵=テーブルエッグの場合)

日本の卵は良質と評価が高く、香港や米国に輸出されてきました。

そのため卵が品薄になったとき海外から卵を輸入しても、かつてのタイ米のように不評となりそうなので卵を輸入して国内の供給バランスを保つことは難しいといれています。

卵が値上がりすると鶏肉も値上がりする?

卵の値上がりと鶏肉の値上がりはあまり連動しないようです。

同じ鶏なのに鶏肉が鳥インフルエンザの影響を未だ受けていないのは、ブラジルやタイからの輸入量で供給量を調整しているからです(外食産業での需要が下がっても輸入量を減らすことで、鶏肉全体の供給量のバランスを取っている)。

しかし「未だない」という点に注意です。

鶏肉の自給率は64%と他の食肉に比べて高く、さらに家庭での消費は国内鶏の方が多いため、鳥インフルエンザの感染拡大で調整中の供給バランスを崩すほど鶏肉の国内供給率が下がれば鶏肉の価格が高騰してしまいます。

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