血中酸素濃度を測って「息苦しさ」を数値化(コロナ重症化対策)

新型コロナウイルスに感染して自宅療養している陽性者に対して血液中の酸素飽和度を測る機器の貸し出しが始まりました。

この制度が始まったのは宮城県。

宮城県と仙台市は800個ほどのパルスオキシメーター(血液中の酸素飽和量を測る機器)を確保していて、報道ではすでに自宅療養中の患者に順次配布を始めたようです。

参考:血中酸素を測って重症化防ぐ「パルスオキシメーター」 自宅療養中の患者に貸し出し〈宮城〉|dメニューニュース (docomo.ne.jp)

さいたま市でも貸し出しているようですが、埼玉県内の取り組みはどうなのか不明です。

日本全国どこも同じでしょうが、PCR検査で陽性でも病院に空きがなく自宅療養せざるを得ない人も増えています。

自宅で少しでも安心して療養するにはパルスオキシメーターは欲しいところ…仮に貸し出しをしていても数が間に合っているのか…。

持病もないので簡易的なパルスオキシメーターを購入して、万が一新型コロナウイルスに感染したときに重症化(肺炎)になるのを防ごうと思います。

簡易的なので3,000円強で購入することができました。

参考:PCR検査基準から「37.5度以上の発熱が4日以上」が削除 | 『 』 (xn--k9jc5i.com)


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パルスオキシメーターとは

パルスオキシメーターは血液中の酸素濃度を測れる機械で、指先をクリップのような形をしたこの機械で指を挟むだけで測定できます。

健康な人の血中酸素濃度は95%以上で、肺炎になると90%未満になるそうです。

“息苦しさ”は徐々に進むと体が慣れてしまうとのこと(日本医科大学 北村特任教授談)。

パルスオキシメーターで息苦しさを数値化できれば、「息ができない」などの悪化を防ぎやすくなります。

指先にクリップのような機械をつけて血液の中の酸素の濃度を測る『パルスオキシメーター』という機械があります。健康な人は95%以上ですが、肺炎になると90%未満になります。

日本医科大学の北村義浩特任教授
コロナ肺炎悪化を発見する血中酸素濃度測定「パルスオキシメーター」通販や薬局で買える!: J-CAST テレビウォッチ【全文表示】 (j-cast.com)

パルスオキシメーターの原理

パルスオキシメーターは動脈血の赤色の度合いを見て、酸素飽和度(酸素に結びついたヘモグロビンの比率)を見ています。

「手のひらを太陽に透かして見れば 真っ赤に流れる僕の血潮」

この歌のように「血=赤」というイメージがありますが、血液の液体部分(血漿)は薄い黄色です。

血が赤く見えるのは血漿の中に真っ赤な赤血球(細胞)がたくさん浮かんでいるからです。

赤血球の中には『ヘモグロビン』という色素があり、黒っぽかったヘモグロビンは酸素とくっつくと鮮やかな赤色になります。

Hb(黒っぽい)+O2酸素→HbO2(赤)

私たちが呼吸できるのは赤血球が酸素を運んでくれるからです。

息苦しい、つまり肺が取り込む酸素の量が減ると自動的に酸素を運ぶ赤血球の数が減ってしまいます。

血が出ない(痛くない)理由

パルスオキシメーターは指先に2種類の光をあてて、通り抜けた光の強さを見て血液中の酸素がくっついている赤血球(HbO2)の数を計っているからです。

指先に当てている光は赤色(R)と赤外線(IR)です。

HbとHbO2を比べると、Hbの場合は通り抜ける赤色の光(R)の量が少なくなります(=センサーがひろうRの強度は弱くなる)。

一方で赤外線(IR)はHbでもHbO2でも通り抜ける量はほぼ同じ。

その結果、IRとRの強さの差によって血液中の赤血球のうち酸素がくっついている赤血球の割合が分かります。

95%以上の赤血球に酸素がくっついていれば正常、酸素がくっついている赤血球の数が減れば減るほど肺が取り込める酸素量が少ないことを示すので『息苦しい』となります。

”パルス”と名前が付いている理由

指先を通り抜けた光のうち動脈層にあたった光だけを分析できるのは、脈波の影響により動脈層だけが厚みが変わるからです。

指先といっても組織層、動脈層、静脈層などいろいろな層に分かれていますが、そのうち動脈だけは心臓から出てきた血が流れているため脈派と呼ばれる動きがあります。

ボコン、ボコン、と一定のリズムで流れるイメージで、パルスオキシメーターのパルスはこの『脈』を意味しています。

パルスメーターは脈の影響で厚みを変える動脈だけを探り当てることができ、動脈を流れる血(赤血球)の数値だけを測ることができます。

パルスオキシメーターの選ぶポイント

パルスオキシメーターは2020年春に買い占めが問題になり、以降出回っているパルスオキシメーターはメーカー・性能どちらもピンキリです。

医療用機器として出回っているパルスオキシメーターは10,000~20,000円と比較的高額なので、安全性と信頼性を求めるときのポイントをまとめました。

ただし、パルスオキシメーター新型コロナウイルスの感染判定ができるわけではないことに注意してください。

医療用機器として認証されているか

パルスオキシメーターを購入するときはISOもしくはJISに準拠した製品であることを確認しましょう。

ISO(国際規格)やJIS(日本規格)は強度・電気的な安全性(感電や火災のリスク)・測定精度など一定の基本性能を満たしている製品にしかつけられません。

医療用機器の開発実績があるメーカーか

信頼性・安全性の高いパルスオキシメーターを購入したいときは、第二種医療機器製造販売業として認可されているメーカーのものを選ぶと良いです。

第二種医療機器製造販売業として認可されたメーカーの医療機器は医療現場への貢献度が高いです。

医療機器を製造販売するメーカーは第二種医療機器製造販売業許可を受ける必要があり、許可は国が指定する第三者認証機関が出します。

<おすすめの国内メーカー>

  • コニカミノルタ
  • NISSEI(日本精密測器株式会社)
  • 日進医療機器株式会社
  • 小池メディカル
  • ドリテック

小さな子どもも使えるか

大人に比べて指が細い小さな子どもを測定する場合は、子ども用のパルスオキシメーターを購入するか、インナーアジャスター付きのものを選ぶと良いです。

※足の指を使用する方法もある

家族で使用する場合はインナーアジャスター付きの製品がおすすめです。

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