「『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』がPG12に指定された」と発表されました。
映倫のTwitterには「親または保護者の助言・指導があれば12歳未満の年少者でもご覧になれます」とありますが、『助言・指導』とはどうすればよいのでしょうか…。
我が家はとりあえず「同伴すればよい」と解釈して父娘で見に行きました。
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PG12の意味は?制限内容は?
- 性、暴力、残酷、麻薬などの描写
- 未成年の飲酒、タバコ(喫煙)、自動車運転
- ホラー映画
このような描写のある映画はPG12に指定され、小学生以下の観賞には成人保護者の助言や指導が必要とされます。PGは「Parental Guidance」の略号なので、入場・鑑賞を禁止する区分を示すR(Restricted)とは異なります。
PG-12に指定された映画は鑑賞するときにはなるべく保護者同伴をおすすめする作品となります。
PG12導入のきっかけは神戸市で起きたあの事件
PG12は1998年5月に導入されたもので、導入の背景には1997年に神戸市で起きた猟奇的な殺人事件『神戸連続児童殺傷事件』が関係しているようです。
それまでは性的シーンの有無が制限の判断要素でしたが、1998年以降は暴力や殺人など反社会的行為に関する描写も重要な判断要素となっています。
未成年の映画館での視聴は青少年健全育成条例にも注意
子どもが映画館に行くときは作品のレイティングの他、各都道府県が定めた青少年健全育成条例も関わってきます(18歳未満の子どもが対象)。
埼玉県の青少年健全育成条例は第21条で深夜(23:00~翌4:00の間)の外出を禁止しています。そのため終演が23時を過ぎる上映回については18歳未満の者は保護者同伴でも入場できません。
また映画館によっては自主的な規制により「3歳未満入場可」のマークがない映画については3歳未満の子どもの入場を断っているようです。
「鬼滅の刃」を子どもに見せたくないという声もある
『鬼滅の刃』は世代問わず人気がある一方で「子どもに見せたくない」という親の声もあるのが事実です。
Twitterで「鬼滅の刃 子供に見せたくない」と検索すると
これに関しては人それぞれとしか言えません。
ただ『人気があるのに』で見たくない・見せたくないという意見を押さえつけてしまうわけにもいきません。
個人的な感想ですが『鬼滅の刃』には多くの人の多種多様な価値観・生き方があります。言ってみれば伝記のような感じです。
伝記を読むと自分とは違う人生を垣間見て、そんな人生を歩む人の考え方を学ぶことができます。いろいろな人の考えに触れることは価値観の偏りを減らし、視野を広げることに役立ちます。
6歳の娘は最初は主人公の炭治郎が『善』だからその敵である鬼は『悪』と思っていたようですが、何度もアニメを見て、一生懸命マンガを読んで、そんな単純な区別はできないことを何となく学んだようです。
これは私や旦那が教えられない、学校でも教えられないこと、貴重な経験だと思っています。
伝記が良いならばきちんとした実在人物の伝記を読むべき?
文字に不慣れな子どもが頑張って本を読もうと努力をするには一定以上の魅力が必要です。その点『鬼滅の刃』にはその魅力がふんだんにあることが子どもの人気からわかります。
コメント
[…] 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編がPG12指定。小学生以下は見られないの? […]