確定拠出年金の運用商品のタイプ

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退職して確定拠出年金を企業型から個人型に移換することになり、新たに投資商品の選択と掛け金の分配比率を設定しました。

移換時における投資商品の選択と分配比率の設定内容は今まで運用してきた資産にまるっと反映されます。10年以上運用してきた資産の分配は今後の増減に大きく関係するので緊張します。

今回はSBI証券の個人年金プランで紹介されていたものを中心に投資商品についてまとめてみました。今回は「投資信託を始めよう」と思っている人にも参考になる情報だと思います。

確定拠出年金とは何か?
確定拠出年金は”年金”ですが、公的年金とは違って現在積み立てて運用している資産全額が将来の自分に支給されます。年金として運用するため拠出金及び運用益が非課税対象となるメリットはあるものの、60歳まで引き出せないデメリットもあります。60歳まで引き出せないため一度始めたら最後まで、転職したら資産の移管手続きが必要です。

運用商品は2タイプ

運用商品は”リスク(資産が減る危険性)”を基準に考えると次のように分かれます。リスクと言っても貯めていた資産が減るもしくはゼロになるということで借金を背負うわけではありません(手数料などは別)。

  • 元本保証型(元本確保型)
  • リスク変動型(価格変動型)
元本保証型の商品の特徴
  • 定期預金
  • 保険商品

満期を迎えると元本と利息を受け取ることができます(保険によっては配当金も支払われる)。今まで積み立てた拠出金(元本)の満額支払いが保証されるので安全第一の運用したい心配性な人に人気があります。

しかし、超低金利時代に突入して元本保証型商品での運用者は年々減っています。

元本保証型商品の金利はここ数年0.01~0.05%と低い水準で推移しており、ここ5年間はひたすら減少の一途を辿っています。投資の専門家も「金利は当分上がらないだろう」と予想しています。

リスク変動型の商品の特徴
  • 投資信託

投資信託では大勢から少額ずつ集めた資金を運用のプロが運用します。運用結果によっては積立金より大幅に増えたり、逆に減ったりします。元本保証型のような安全性はありませんが、その分だけ大きな利益を見込めます。

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投資信託は投資対象で区別

”投資”とは「将来収益が出る(増える)こと」を予測(期待)して資産を支出することです。投資信託の商品には投資タイプがあり、「何を中心に投資するか」でまずタイプが分かれます。タイプによって投資のリスク・リターンが大きく異なります。

投資対象は主に「株式」「債券」そして「不動産」の3つです。不動産を中心に投資するものは「REIT型」と言われます。金融機関によっては「コモディティ(商品)」を投資対象をする商品を取り扱うことがあります(SBI証券の個人型年金プランにはあります)。

株式

株式とは会社が発行しているもので、会社が活動していくのに必要な資金を集める手段の1つです。「今日〇〇社の”株”を買ったよ」というように”株”と言われることが多いです。

資本市場において株価は需要と供給のバランスで決まります。例えば「〇〇社の将来性に期待できる(株価上昇が期待)」と思う投資家が多いと需要が増えて株価は上がることになります。株式では買った価格と売った価格の差で儲け(または損)を出します。

債券

債券とは国・地方公共団体そして企業が発行しているもので、活動や運営のための資金を集める手段の1つです。債券とはいわば”借用証書(借金の申請書)”で「〇〇円貸してくれたら利息を足して返します」という約束をしてお金を集めます。

債券を満期の前に売るときは当時の市場で売られている債券と同じ利息で売らないと売れません(設定された利息は変更できないので売却価格を下げて調整)。一般的に世間の金利がアップすると債権は損失を出すことになります。

株式と債券の違いは?
株式はその企業の将来の価値を予測して購入するので「どのくらい収益があるのか」が不明です。将来その企業の価値が下がることも考えられるので損失が出るリスクもあります。

債券の場合は購入時に”元本に〇%の利息を加えて返すこと”が約束されているので、「どのくらい収益があるか」が明確です(変動金利の債券は除く)。債券は途中で売却しようとすると時価での取引になるので損失が出るリスクもあります。

不動産(REIT:Real Estate Investment Trust)

株式同様に証券取引所に上場している不動産は投資家が売買できます。不動産投資信託(REIT)の対象となる不動産はオフィスビル、ショッピングセンター、マンションなどです。

コモディティ(商品)

コモディティ投資の対象となる商品とは商品先物市場で取引されているエネルギー(原油やガソリンなど)、貴金属(金やプラチナなど)、穀物(トウモロコシや大豆など)です。

投資信託の商品には投資タイプがあり、「どこの何を中心に投資するか」でもタイプが分かれます。”何を”は基本的に株式・債券・不動産になります。

”どこの”では投資の対象とする国・地域を選びます。一般的な分類は「国内」「海外」の2つですが、「海外」はさらに対象を絞って「先進国」「新興国」「BRICs」「フロンティア諸国」などに分かれる(限定する)ことがあります。”どこの”によって投資リスクは大きく異なります。

 

インデックス型とバランス型

投資商品のタイプとは別に「インデックス型」や「バランス型」と書かれた投資商品があります。

他にも「リスクヘッジ」と書かれた商品があります。この「リスクヘッジ」はリスクに対応できる体制をとって備えることを指します。特に為替変動に対する備えであることが多いです(利益追求よりも安定運用を重視して採用される)。

インデックス型(インデックスファンド)

インデックス型は市場平均と同じような動きをするような運用を目指す投資商品です。ベンチマークとして代表的なものは日経平均株価やTOPIXです。安全かつ平均的な運用になるのでリスクは小さいですが、ハイリターンもあまり見込めません。

インデックス型とは対照的に「割安銘柄に特化した投資をする」投資信託商品や、「成長しそうな企業を選定して投資をする」投資信託商品もあります。

バランス型

バランス型は株式・債券・不動産を組み合わせてリスクを分散させながら運用する投資商品です。

 

まとめ

今回移換した資産は全てリスク変動型である投資信託商品に充当しました。そして投資商品はバランス型(55%)、新興国株式中心(15%)、外国株式中心(15%)、日本株式中心(15%)のタイプの商品を選択しました( (  )内の数字は移換資産の分配比率)

確定拠出年金とは何か?
確定拠出年金は”年金”ですが、公的年金とは違って現在積み立てて運用している資産全額が将来の自分に支給されます。年金として運用するため拠出金及び運用益が非課税対象となるメリットはあるものの、60歳まで引き出せないデメリットもあります。60歳まで引き出せないため一度始めたら最後まで、転職したら資産の移管手続きが必要です。
iDeCo、55歳までは税制メリット活かして投資信託
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