四種混合ワクチン、ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオの四種

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四種混合ワクチンで予防する感染症

  • ジフテリア
  • 百日咳
  • 破傷風
  • ポリオ(急性灰白髄炎)

四種混合ワクチンの接種は生後2か月から。ヒブワクチンや肺炎球菌ワクチンと同タイミングになります。

ジフテリア

ジフテリアに感染すると10%の人が亡くなります。5歳以下の子どもは重症化しやすいので致死率が高く、

 

喉や鼻に感染し、発熱・嘔吐・喉の腫れや痛み・犬吠えのような咳がでます。

ジフテリアに感染すると全体の約1割が亡くなります。膜(偽膜)ができて窒息してしまうこともあります。5歳以下の子どもや40代以上は比較的重症化しやすいため致死率は高く、約2割が亡くなります。

厚生労働省によるとジフテリアは昔は約8万人の感染症患者を出し、そのうち約1割が亡くなるという怖い伝染病でした。しかし予防接種などにより発生が最後に確認されたのは1999年というように今では非常に珍しい感染症となったようです。

四種混合ワクチンによりジフテリアの罹患リスクを約95%減らせるとされています。因みに罹患(りかん)とは“感染症にかかること”で、“原因菌が体内に入る”感染とはちょっと違います。(厚生労働省公式サイト

 

百日せきとは?

百日咳菌による感染病で始まりは風邪のような症状で、それから咳がひどくなり顔を赤くさせるほどずっと咳き込むようになります。1歳以下の、特に6ヶ月以下の乳幼児は咳で呼吸ができなくなり死んでしまうことがあります。

コンコンと咳きこんだ後にヒューッと笛がなるような音をたてながら息を吸い込むような咳が特徴です。無呼吸発作やけいれんの他に、肺炎や脳症などの合併症から命を落とすこともあります。

1歳以下の乳幼児が百日せきにかかった場合、一般的に0.2%が亡くなっています(6ヶ月以下の場合は0.6%)。また肺炎を起こす子どもが5%(6ヶ月以下の場合は12%)いるようです。

厚生労働省によると四種混合ワクチンを接種することで、百日せきの罹患リスクを80~85%軽減できるようです。

 

破傷風とは?

土の中にいる菌が傷口から体内に入ることで感染します。その後、口が開きにくくなったり顎が疲れるといった症状にから始まり、歩行や排尿・排便に影響がでて、最後には全身の筋肉が固くなり反り返ってけいれんしたり、神経麻痺や呼吸困難などで命を落とすことがあります。

転んだり、遊具やシャベルなどのオモチャで怪我をする、野良猫に引っ掛かれることは十分にありうるので、破傷風は子どもにとって身近な感染症といえます。

厚生労働省によると四種混合ワクチンによりほぼ100%の人が破傷風の原因菌に対する十分な抗体を獲得するようです(厚生労働省公式サイト)。

但し、農作業中にひどい怪我をおったり、野良犬や野良猫によって深い傷をおった場合は、成人でも万が一に備えて破傷風の薬を接種することがあるようです。

 

ポリオ(急性灰白髄炎)とは?

ポリオウイルスによって発生するポリオ(急性灰白髄炎)は「小児麻痺」ともいわれ、5歳以下の子どもがかかることが多い感染症です。手足の筋肉や呼吸するための筋肉を麻痺させて永続的な後遺症を残すことや、場合によっては命を落とすこともあります。

ポリオウイルスに感染した場合、弛緩性麻痺を発症する確率は1%未満です。しかし麻痺性の急性灰白髄炎を発症した場合は2~5%の子どもが命を落とすと言われています。

厚生労働省によると四種混合ワクチンによりほぼ99%の人がポリオの原因菌に対する十分な抗体を獲得するようです(厚生労働省公式サイト)。

四種混合ワクチンは今までは三種混合ワクチンでしたが、今まで別だったポリオワクチンが不活化になることで4種類の混合ワクチンになりました。この経緯については厚生労働省公式サイトで説明されています。

 

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