「“ウマ”を作るから」
旦那にそう言われて了承したものの、「ウマとは?」という状態の私。製作過程を見ても出来上がりが想像できずでしたが、完成形を見て「なるほど」でした。
“ウマ”とは木材加工のときに使う作業台のことでした。“作業台”というと日本では“ワークベンチ”が出てきますが、2本の板を渡して使うような、もっと単純な構造のものです。
だから安い
ワークベンチだと余裕で1万円超えですが、2×4材を10本、専用ブラケット2セット、製作費は3千円弱でした。ブラケットを使うので製作時間もあまりかからず、塗装した時間を除くと丸鋸で2×4材を切ってネジで留めて、約20分といったところです。
今回はソーホースブラケットを使ったウマの作り方を紹介します。
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作れば安い作業台
ワークベンチはこれ1台で木材加工のやりたいことはできるようになってます。金属製の脚と木製の作業台が一般的ですが、アルミを使って軽量化、折り畳めて便利なものです。
しかしニーズが限られていて“あれば便利”、こういうものは価格が高いです。BOSCH製のワークベンチは約1万6千円でした。
とにかく安く、そう考えている人は“ウマ”がおすすめです。ウマとは「馬台」、英語だと「sawhorse(ソーホース)」です。旦那はこれを2×4材を使って3千円弱で作っていました。
ちなみに木材加工のプロである大工さんは“ペケ台”(スリットをいれた2枚の板を×の形にはめ込んで完成)という作業台を使っているのをよく見かけます。
ブラケットで簡単に作る
ウマ(ソーホース)を作るとき、専用のブラケットのありなしで難易度が変わります。
ブラケット(1セット、2個入り)は1200~2000円です。ブラケットの他には2×4材と釘やネジなど木材とブラケットを留める部材があれば良いです。
2×4材は10本、同じ長さのものが8本あれば作れます。この8本はウマの脚になります。ちなみに長さは決まっていません、作業しやすい高さで作るとよいです(脚は斜めになるので少し低くなります)。
まずは脚になる2×4材をブラケットにつけます。ブラケット1個につき脚の部材を2本つけます。旦那はネジで留めてました。
写真はブラケットを閉じた状態。黒い金属部分がブラケットです。外に置きっ放しにすることもあるので、屋外用の塗料を塗ってあります。
次に2つのブラケットを繋げるように2×4材を橋渡しさせます。ブラケットにつなげた脚は最初は閉じたまま、簡単に固定するための歯があるので「ここだっ」ってところで脚を広げるとザクッと刺さります(その後ネジ止め)。
正確にまっすぐな作業台を作りたい場合は水平器を使うと良いですが、2×4材は歪んでいるので平らにするのは難しいかと思います。
同じものをもう1つ作ったらウマは完成です。
【了】
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