生後8日でへその緒がとれた下の子のへそが『デベソ』疑惑。
その後、へその緒の痕を消毒しながら経過観察していたら、へその内側から大きなカサブタが出てきたのでそれが原因だったようです。しばらくして臍はへこみました。
今回は『デベソ』と『臍ヘルニア』について。
赤ちゃんの10人に1人がデベソ
赤ちゃんの10人に1人がデベソと言われており、出生体重1,000g~1,500gの未熟児の場合は2人に1人の確率でデベソになると言われています。
デベソには2種類ある
本来へこんでいる臍が出ている状態のことを「デベソ」と言いますが、臍が出ている原因には2つあります。
1つは皮膚だけ飛び出している「臍突出症」、もう1つは腸が飛び出している「臍ヘルニア」、赤ちゃんのデベソのほとんどが「臍ヘルニア」と言われています。
注意したいデベソ
赤ちゃんのデベソのほとんどは「臍ヘルニア」で、臍ヘルニアの場合はほとんど自然治癒するので心配はいりません。
但し、デベソ部分の状態や赤ちゃんの様子が次のような場合は医療機関に相談した方が良いです。
赤ちゃんの臍ヘルニアは自然に治る
赤ちゃんの臍ヘルニアの原因は臍の周りの筋肉が未発達であるからのことが多く、この場合は自然と治るそうです。臍ヘルニアの赤ちゃんの95%が1歳の頃までには自然に治ります(腹筋が発達するため)。
臍ヘルニアの赤ちゃんは、息んだときにピンポン玉大ほどの大きさに臍が膨らむことがあるそうです。不安な場合は医療機関に相談すべきですが、大体のケースが「心配はいらない」と言ってもらえるようです。ちなみにこの現象は赤ちゃんが生後4ヵ月頃までよく見るようです。
1歳を過ぎてもデベソが治らない場合
1歳を過ぎてもデベソが治らない場合は小児科医に相談します。
相談しても「就学前の子どものデベソは自然治癒するので手術はしない」が基本的な治療方針となりますが、場合によってはスポンジなどで圧迫して治療することもあるそうです(圧迫療法)。
手術する場合、一般的に異常がなければ2泊3日で退院できます(術後の痛みは2~3日続く)。また臍ヘルニアの手術は保険が適用されるので、自治体の乳幼児医療費補助制度を利用すれば乳幼児は無料で受けることができます(一般には3割負担で5~7万円)。
※自治体の乳幼児医療費補助制度の対象年齢は自治体によって違い、「通院」と「入院」でも助成対象は変わってくるので自治体に事前に相談しておきましょう。
自分たちで治そうとしてはいけない
圧迫療法という治療法があるため、自分たちで押せば治ると考える保護者もいるそうですが絶対に自分たちでやってはいけません。
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