ビジネスの最前線では【AIによる働き方改革】が非常に注目されていて、その流れは行政にも拡大しています。『埼玉県AI救急相談』が試用運転期間を経て2019年7月19日(金)15時から始まります。
従来の埼玉県救急電話相談(♯7119または048-824-4199)はこれからも同様に利用することができます。 子どもについては小児救急電話相談(#8000)も利用できます。
AIを導入することは典型的な業務をAIが担当することで、多忙化した業務を軽減して働く人の負担の軽減が計れます。
スポンサードリンク埼玉県AI救急相談の特長は「気軽さ」
AIが導入される最大のメリットは【気軽さ】です。相手が人間じゃないので「こんなこと聞いてどう思われるか」という不安がありません。相談するときに名前の入力は要らないので、相談者の匿名性は守られます(※)。
※相談の傾向等の分析のために年齢や住んでいる市町村に関する情報は入力します。
埼玉県AI救急相談は【チャットボット】です。チャットボットとはテキストや音声を通じて会話を自動的に行うプログラムで、救急相談はチャット形式になります。
チャット形式のメリットは「AIの質問に答えながら情報を伝えることができること」です。必要な情報は利用者(相談者)には分からないですが、チャットしていくことで必要な情報がAIのリードによってまとめ上げられます。
相手が人間じゃないので相談に時間がかかっても申し訳ない気持ちにはならない点も嬉しいです。
埼玉県AI救急相談は無料で利用できる
埼玉県AI救急相談の利用料は無料ですが、インターネット回線の利用料や救急電話相談等へ連絡する際に発生する通話料は負担することになります。
以下の利用規約が埼玉県公式サイトで公開されています。
埼玉県AI救急相談自動応答システム利用規約(PDF:158KB)
埼玉県AI救急相談の整備には医療の専門家が協力
埼玉県AI救急相談は埼玉県医師会や埼玉県看護協会など関係機関の専門家の協力を得て整備されています。気軽に利用できますが、相談相手となるAIはきちんとしたアドバイスが期待できます。
埼玉県AI救急相談で表示される結果はアドバイス
埼玉県AI救急相談で表示される結果はあくまでもアドバイスです。検査や医師の診断によるものではないので【絶対に】正しいとは限りません。
結果が表示されたあとの行動、医療機関を受診することや救急車を利用するかどうかの判断は自己責任になります。
埼玉県AI救急相談の概要
埼玉県AI救急相談は利用者(相談者)がチャット形式で相談した内容をもとにして可能性のある症状を分析し、利用者に案内してくれます。チャットはフリー入力になっています。
埼玉県AI救急相談の主な目的は【救急度の判定】です。利用者が症状を選択すると「今すぐ救急車を呼びましょう」や「現時点では医療機関に行く必要は無いでしょう」というように緊急度を判定してくれます。
埼玉県AI救急相談は、症状によっては家庭での対処法について助言してくれます。
チャットの相談内容を相談員(人間)に引き継げる
埼玉県AI救急相談(チャット)での相談内容は、埼玉県救急電話相談(#7119)の相談員に引き継ぐことができます。
また、スマートフォンで埼玉県AI救急相談を利用していれば、チャット画面から#7119や119番への電話も可能です。
スポンサードリンク
コメント
[…] 埼玉県では、2019年7月半ばから、AIが救急相談にのってくれる『埼玉県AI救急相談』が本格的に運用開始します。 […]