「分娩後の排便はいつか?」
“これ”を分娩経験者の多くが産院で検索したことでしょう。もちろん私も検索しました。便意ともとれる痛みに襲われながら
出産において分娩を終えれば妊婦の任務は終了と思いがち(思われがち)ですが、出産後もしばらく痛みと戦う日は続きます。
痛みは陣痛(特に前駆陣痛)に似た痛みです。妊娠中に大きくなった子宮が収縮する痛みです。私は出産後24時間ほど経ってから痛みに襲われ始めました(悶えるほど強い痛みで間隔は不規則)。
産院によって対処法は異なり、一子のときは痛み止めが処方されましたが、二子のときは体を動かして耐えるように言われました
…高齢のスタッフの言葉は確かでした。痛みを紛らわすために体を動かしたら出産後60時間頃には体が随分楽になりました。
しかし辛さに悲鳴をあげたくなったのが子宮収縮などの痛みに“便意”が加わってからです。背筋を遡るように痛みが走ります。
…トイレで出せばいいのに、って思いますよね。ごもっともですが、それがとっても怖いのです。
分娩(自然分娩)のとき、会陰裂傷を防ぐために産科医が陰部を切ります(会陰切開)。出産後の処置においてすぐに縫い合わせますが、これがトイレの度につったり沁みたり、とにかく痛いのです。
切開部は肛門付近まであり、「排便時に縫い合わせた部分が引き千切られるのでは」と思わせるのです。だから怖くてとても息めない便意も必死に抑えます(更なる痛みに襲われても)。
しかし…排便しないと退院できないんですよ。一子出産時にそう言われたとき気が遠くなりかけました。
次のような人は排便を促す薬が処方されることが多いです。
・普段から便秘気味
・貧血予防の鉄剤を処方されている
薬という最終兵器の他に病院食という伏兵がいます。この伏兵は侮れず、栄養と“消化”を考慮した病院食の威力に耐えられなかった人が多いです。
「分娩後の排便はいつか?」
出産後36~72時間に勇気を出して排便した人が多い
今回の私は約40時間後でした(前回は鉄剤の影響で退院予定直前ギリギリ)。
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会陰切開と縫合がうまいのか今回は痛みなし(前回はちょっとつる痛みあり)
「病院にいるのだから何があっても大丈夫」と思うことが大切で、ゆっくりと深呼吸(腹式呼吸)して挑むとよいです。
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これしか手段がないのですが
【了】
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