避難難所には定員がある、自主的な安全確保が大切

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普段は日本の暦に無頓着ですが、半夏生の頃の気象災害は毎回記憶に残るレベルです。

2018年は広島を中心とした西日本で豪雨(通称「西日本豪雨」)。

2019年は九州で大雨です。

今回の九州を中心に西日本で続いている大雨は、梅雨前線付近の大気の状態が不安定になっているのが原因です。

九州付近の太平洋側に停滞した梅雨前線に南から暖かく湿った空気が流れ込んだ

朝鮮半島上空5,500メートル付近にあるマイナス9℃の寒気を伴う気圧の谷が南東に移動している

九州付近に停滞している梅雨前線に流れ込む暖かく湿った空気は『線状降水帯』を生み出していて、集中的に生み出される積乱雲が大量の雨を降らしている状態です。

気象庁の発表では昨年の西日本豪雨と比べて流れ込んでいる水蒸気の総量は少ないが(西日本豪雨より雨脚は弱め)、大雨が降る範囲は西日本豪雨よりも局所的になる見込みです。

今回は災害からの「避難」について。

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「警戒レベル」で危険度を報せる

警戒レベルは災害などの危険性(切迫度)を5段階で、誰にでも分かるようにレベル化したものです。

  ・自分で危険性を察知する

  ・自主的な行動で安全を確保する

分かりやすい表現の「警戒レベル」の目的はこの2つで、「自分の身の安全確保に責任をもつこと」が重要視されています。

2019年7月3日の気象庁の発表で「自分の命は自らで」と異例な発言をした根底にはこの警戒レベルの真意があります。

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警戒レベルは西日本豪雨を教訓として誕生

2018年の西日本豪雨では大雨災害の予測がある程度できていながら、情報が隅々に行き渡らずに避難行動が遅れたため被害が大きくなりました。

その教訓から誕生したのが『警戒レベル』です。

例えば大雨警戒レベルは次の5段階で、レベル3が大雨警報や洪水警報が発表されるタイミングになります。

警戒レベル行動の目安(※)
最新情報に注意する
気象庁は早期注意情報発表
避難方法を確認する
気象庁は大雨・洪水注意報発表
高齢者や子どもなど直ぐに避難できない人が避難を開始する
自治体は避難準備を発令し、高齢者等の避難を開始する
すぐに全員避難をする
自治体は緊急避難指示・避難勧告を発令する
命を守る行動をする(すでに被害が発生し避難が困難な状態)
自治体内で実際に災害が発生しているレベル(災害情報発令)

※あくまでも目安です。

住宅が河川や山の斜面に近いなど、水害や土砂災害にたいして警戒が必要な場合は警戒レベルの発表を待たずに安全確保(避難など)をする必要があります。

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早めの避難は避難場所を選べる

今回の九州を中心とした大雨では、過去に水害の被害があった地域の住民の人たちが早めの自主避難をしています。

そこで発生しているのが避難所の満員。

新しい施設は清潔感があり、さらに建物や立地の安全性が高いという考えから人気の避難所となる傾向があるようです。

実際に満員になった (収容人数に達した) ある避難所の入口に貼ってあったのは「他の避難所に向かってください」書かれた紙でした。

多くの自治体では満員になった場合は乳幼児とその親、そして要介助者などを優先して収容する方針となっています(すでに避難して収容されている人が追い出されることはない)。

避難所は、前提として、全ての人が避難してくることを想定して開設されていません。

また周辺に複数の避難所が開設される場合、住民はどこに避難しても良いとなっています。

観光地などは災害時にそこに居合わす人の数が大きく変わるので『全員を収容すること』は実質不可能と考えられています。

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水深10cm未満ならば自動車で避難可能

大雨を伝えるニュースのときは浸水した道路を自動車がバシャ~ッ通るシーンがよく映されますが、車で浸水した道路を通るときには水深に要注意です。

水深10cm未満ならば走行に問題はありませんが、10cm以上30cm未満の場合はブレーキ性能が著しく低下する危険性があります。

30cmを超えるとエンジンが停止してしまいます(エンジン内に水が入ってしまい壊れる恐れもある)。

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浸水した道路を歩くときは運動靴が良い

浸水した道路を歩くのは危険が多いです。

膝の高さまで水が溜まっていると歩行は困難になります。周辺の高い建物に避難できる場合は無理に浸水した道路を歩かない選択をするのも大切です。

しかし!子どもを保育園に預けているなど「絶対に〇〇に行かなくてはいけない」という事態も想定されます。やむを得ず浸水した道路を歩くときには次の3つに注意しましょう。

  • 運動靴をはく
  • 荷物は背負って両手をフリーにしておく
  • 傘や杖で足元の安全を確認しながら進む

長靴に水が入ると重くなって歩きづらくなるので運動靴を履きます。サンダルは水が抜けますが、水の中にあるものでケガをしてしまう恐れがあります。

荷物はリュック等背負える形状のものに入れて両手を空けておくのが理想的です。防水仕様のリュックを1つ持っておくといざというときに安心です。我が家のDRY BAGはバイク用にAmazonで購入しましたが、夜目にも目立つ黄色で非常用持ち出し袋としても理想的です(防水仕様でバッグ自体ちょっと重め)。

水の中を歩くときは沈んでいる物や段差などにつまずいてケガをしないように傘などで突いて歩く場所の安全を確認してから進むと良いです。

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モバイルバッテリーは災害時に必須携帯

避難時には荷物を最低限にする必要があります。適当なアプリがインストールしてあるスマホは懐中電灯や携帯ラジオ、場合によってはお薬手帳の代わりにもなり荷物を減らすのにとても役立ちます。

しかし、スマホは電池が切れてしまうと何の役にも立ちません。いざというときに備えてモバイルバッテリーを準備しておくと良いです(避難時には必須携帯)。

注意する点は充電器ではなく【モバイルバッテリー】であることです。コンセントに挿してスマホに充電するタイプの充電器を使用している人は多いと思いますが、避難所などのコンセント数には限界があるので、事前に電気を貯めておいてくれる蓄電池タイプの充電器で携帯に適している【モバイルバッテリー】が良いです。

我が家では2つのモバイルバッテリーを常にフル充電にしてあります。数面前に購入したものなので容量が10,000mAhですが、これ1台でスマホを複数回フル充電できます。いまは20,000~25,000mAh前後で、1台3,000円前後のモバイルバッテリーが主流です。

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