7Payに普段使いの楽天カード(VISA)を登録しようとしたら、登録できませんでした(エラーコードXB020)。よく見るとVISAで登録できるのは銀行系の提携カードのみでした。
仕方なく、Yahoo!Japanカード(JCB)で登録手続きを始めるとすんなり登録完了です(Yahoo!Japanカードは事前に3Dセキュア対応済み)。JCBが日本唯一の国際ブランドである底力を見た気分になりました。
楽天カードは新規発行時にブランドを、VISA、JCB、MasterCardの3つから選べます。私は色々な人のいう「1枚目なら絶対にVISA」「迷ったらVISA」「VISA択一」という意見に従いVISAにしましたが浅慮でした。
私の場合は99%以上日本国内で使用しています。つまり、JCBにしても何の不便もありませんでした(海外に行くときに別のカード発行会社でVISAを作っても良かった)。いえ、7Payのことを考えるとJCBにすれば良かったです(楽天カードの場合、カード発行後にブランドの切り替えは不可)。
スポンサードリンクJCBは日本国内向け、VISAは海外向け
クレジットカードにはVISAやJCBなどのブランドが付いていますが、VISAとJCBはどちらも世界に7つしかない国際ブランドの1つです(JCBは日本唯一の国際ブランド)。
この【国際ブランド】とは、実店舗やオンラインショップ等でカード決済をしたいときに24時間世界中どこでも利用可能なシステムを提供している会社です。この会社にもそれぞれ特徴があります。
JCB | 日本国内では最も利用可能な店舗数が多い。 海外では利用可能地域が限定される。 日本国内での利用が中心の人におすすめ。 |
VISA | 海外での利用可能地域が多い。 海外旅行に行く人におすすめ。 |
JCBとVISAは”得意なところ”が違う
JCBはT&E系ブランドです。T&EとはTravel&Entertainmentのことで、旅行先での保険やサービスデスクといった会員向けサポートを重視しています。
VISAは決済系ブランドで、こちらは決済機能の使いやすさにこだわっています。決済はカード本来の業務なので決済系ブランドの方がシェア率が高い傾向がありVISAは世界シェア第1位です(JCBは第5位)。
以上のように2つのカードは得意としているところが違うので、【JCBとVISAを1枚ずつ持つのが良い】という意見が多いです。
JCBとVISAを1枚ずつ申し込むときの注意
JCBとVISAのカードを2枚同時に申し込むのは審査に落ちる可能性があります。
短期間に複数枚申し込む行為は、カード発行会社にとって「お金に困っている人」と判断されかねないからです。一般的に、1枚目のカードを申し込んだら3~6ヶ月間間をあけてから2枚目を申し込むと良いです。
楽天カードにはVISAとJCBがある理由
前述したようにVISAやJCBはブランド、クレジットカードそのものを発行しているのはクレジットカード発行会社(楽天カードの場合は楽天カード株式会社 ※楽天の100%子会社)です。
クレジットカードに関するサービス、サポート、利用者の管理など全ての業務はクレジットカード発行会社が担当しています。カードの入会審査も発行会社の担当です。クレジットカードの利用において要望やトラブルがあった場合は発行会社のサポートデスクが対応するのが一般的です。
発行会社によっては2つ以上のブランドと提携し、それぞれのブランドのついた提携カードを発行する会社もあります。楽天カード㈱もそんな会社の1つです。
ブランドの切り替えは不可(楽天カードの場合)
楽天カードの場合、クレジットカードの新規申し込み後にブランドを変えることはできません。
「VISAからJCB」または「JCBからVISA」のように【ブランドを変えたい場合】は一度クレジットカードを解約し、新たに希望するブランドでクレジットカードを発行してもらうしかありません。
7Pay登場で「迷ったらVISA」神話崩壊
楽天カードやリクルートカードのように「VISAでもJCBでも選べます」という場合、以前は利用店舗数の多さから「迷ったらVISA」「VISA一択」という風にVISAをすすめる人が多かったです。
しかし、7Payの登場によりJCBを推す声が強まりつつあります。
7Payに関してはJCBの場合は多くの提携カードを登録できますが、VISAの場合は銀行系の提携カードのみしか登録できません。実際に、楽天カード(VISA)はエラーコードXB020が出て登録できませんでしたが、Yahoo!Japanカード(JCB)は登録できました。
前述した通り、海外においては差がありますが、日本国内での使用ならばJCBとVISAのどちらでも使い勝手にあまり違いはありません。7Payがコンビニ最大手のセブンイレブン管轄のスマホ決済アプリ(コード決済)である点を考慮すると、JCBの方が国内のサービスに対応している幅が広い可能性があります。
スマホ決済アプリは情報が見えない点が強み
クレジットカードで決済するとき、カード番号、署名、暗証番号、セキュリティコードが誰にも見られない保証はありません。
実店舗ではカードそのものを提示したり、店員さんに渡したりしています。オンラインショップで買い物をするときはクレジットカード情報を入力しています。「情報が盗まれるのが怖い」というのがクレジットカードを始めとするキャッシュレス決済に対する抵抗がある人に多い意見です。
その点、スマホ決済アプリは相手に決済情報が見えない(決済している金額が見える程度)ので安全性が高いです。表示した決済コード(バーコードやQRコード)も有効期間が5分間なので例え写真に撮られたりしても安心です。
その点から、スマホ決済アプリの普及は早いことが予想されます。
本人認証サービス(SDセキュア)への対応が基本
多くのクレジットカード発行会社ではカードの不正使用を事前に防ぐために本人認証サービス(3Dセキュア)への登録をすすめることが多いです。実際に、PayPay(※)や7Payでは3Dセキュア対応のクレジットカードのみ登録できるようになっています。
今まではクレジットカード情報はサイン(署名)、暗証番号、そしてカード裏面の署名欄に書かれたセキュリティコード(3または4桁の数字)で守られていましたが本人認証サービス(3Dセキュア)を活用することで決済時に事前登録したパスワードの入力を求められるようになります。
※PayPayでは本人認証をしたカードのみ、PayPay決済利用限度額が5,000円から引き上げられる。
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