一番上に花が咲くと夏がくる、立葵ってどんな花?

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6月になると色々なお家の庭で立葵が咲き始めます。形も色もさまざまで、とても目に楽しいです。

昔、「立葵のてっぺんに花が咲くと夏が来る」というのを本で読んで以来、立葵を見ると咲いている花の位置をチェックするくせがつきました。まだ一番上にまでは時間がありそうです。

【立葵は丈夫で育てやすい】と聞いたので調べてみました。

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立葵(たちあおい)は丈夫な一年草

立葵は耐寒性と耐暑性に優れている丈夫な一年草で、花の時期は6月~8月です。

立葵は花穂の下から上へと順々に咲いていく「咲き上がり」の性質があり、梅雨が始まる頃に咲き始め、てっぺんに花が咲くと梅雨が明けるといわれています。日本でもトップクラスの暑さを誇る埼玉県熊谷市周辺でも、猛暑の中元気に咲いているのを見ているので耐暑性は◎です。

冬になると地上部は枯れますが、立葵は根を広げて成長うる性質があり、冬の間もその根が生き残り、冬の期間中にたまに水を上げたことで再び芽がでることもあります(こぼれ種からも発芽しやすい)。

立葵は和風の庭にも洋風の庭にも似合う

アジア原産の立葵はハイビスカスに似た花の形をしつつも芙蓉のような和の雰囲気があるため和風の庭でよく見られますが、草丈が高く花付きが良いためイングリッシュガーデンの定番であるボーダーガーデンにも好まれています。

イングリッシュガーデンでは「Holly hock」という名前で親しまれています。

立葵の種類は豊富で庭の雰囲気で選べる

立葵は草丈が「とても背が高い花」「2mくらいまで成長する」と言われていますが、品種が保父で草丈の低い品種もあるため草丈に大きな差があります。草丈が高いものは支柱をたてておかないと少しの風でも倒れてしまうので要注意です。

立葵は草丈以外にも花の形や色の種類が豊富なので庭の雰囲気や好みによく合わせられます。

まず、立葵はハイビスカスのような一重咲きの品種や八重咲きの品種、花びらの枚数が多いピオニー咲きの品種もあります。

花色は白に近いピンクや青のパステルカラーが多いですが、深紅や黒紫のような色もあります。葉にも種類があって、葉の先端が5つに割れて切込みの深い品種と、浅い品種があります。

立葵は風通しの良い場所に植えるとよい

とても強健で手間のかからない立葵にも「蒸れに弱い」という弱点があります。特に梅雨の時期、株の根元が蒸れるとカビが生えてしまうことがあります。

立葵は風通しがよく、陽も良く当たる場所で、株間をあけて植えることが上手に育てるコツです。大きくなる品種の場合は支柱を忘れないようにします。

比較的乾燥には強いので、根付いてからの水やりは必要ありません。但し、晴天や乾燥が続くときには早朝または夕方にたっぷり水を上げるようにします。

立葵の種まきは春と秋、苗植えならば春

立葵は種からでも苗からでも育てられます。

立葵の種まき時期は3~4月(春まき)または9~10月上旬(秋まき)の2つがあります。秋まきの場合は比較的暖かい日を選びます。春まきでも秋まきでも開花は夏です。

苗の立葵は4~5月の比較的暖かい日を選んで植えます。植え付け後は小まめに水やりをします(根付いたからは水やり不要)。

立葵を中国や西洋では薬草として活用

立葵は中国から薬草として日本に来て、いまも薬として使われています。生薬の1つである「蜀葵」は立葵の花を摘み取って日干しで乾燥させたものです。

西洋でも立葵(holly hock)は最古のハーブの1つでした。根を煎じて咳止めの薬として使用していましたが、いまは花を使ってハーブティーを入れるのが主な使い方です。立葵の花はいビタミンやミネラルが豊富で、疲労回復やリラックス効果、美肌効果もあるといわれています。

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