― 2030年頃を目安にETC2.0しか使えなくなる ―
懇意にしているバイク屋さんにバイクのETCの取り付けを依頼しにいった旦那から聞いた話です。現在のETC(ETC1.0)は有料道路の通行料の収受のみしかできませんが、ETC2.0はGPS機能が付いて交通情報を受け取ったりできるそうです。
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GPS機能が付いて走行ルートが分かるようになり高速道路の通行料金のキセルができなくなりました。
ETC2.0とは?
- 通行料金の自動収受
- 渋滞回避支援
- 安全運転支援
- 通信スポットを通して集約される経路情報を活用した新サービス(※)
従来のETCは料金の収受をスムーズにすることを目的としていたため料金収受の機能のみでしたが、ETC2.0は料金収受に加えて運転支援機能が追加されました。
通信スポットは全国の高速道路上に約1,600か所設置完了済みで、今後新しく開通する高速道路および有料道路にも随時追加されていきます。
※経路情報を活用したサービス
- 一時退出した場合でも、高速を降りずに利用した料金のままとす る措置の導入(平成 28 年度より順次導入。高崎玉村ICに導入済み)
- 圏央道利用について約2割引(圏央道利用分)と圏央道を大口・ 多頻度割引の対象道路に追加
- 混雑状況などに応じた動的な料金の導入 (大都市におけるシームレス料金の影響を検証した上で順次導入)
- 特殊車両通行許可の簡素化(平成 27 年秋開始)
- トラック運行管理サービスの試行(平成 27 年秋試行)
ETC2.0にはナビ連動型と独立型がある
料金の収受のみをしていた従来のETCとは違い、ETC2.0はGPS機能が重要なのでETC2.0対応車載器には「ETC2.0対応カーナビまたはスマホのGPS機能を利用するタイプ」と「独自にGPSを搭載しているタイプ」があります。
ナビまたはスマホに連動していない場合は渋滞情報等の画像データは受信できず、情報を音声だけで伝えることになります。
2030年には従来型ETCが使えなくなる?
2022年12月1日から従来のETC機器の一部、2009年以前の技術基準適合証明・工事設計認証(旧スプリアス認証) を受けた機種が利用できなくなります。
規制対象か否かの判別は、商品の外観や車載器管理番号(車載器ごとにメーカーから付番された19桁の識別番号。車載器本体などに記載されている)からはできない 。
2007(平成19)年以前のETC車載器について、個別にメーカーへ問い合わせてほしい。
国土交通省高速道路課の発表。
ETCのシステムそのもののセキュリティ規格を変更するため、最長で2030年ごろまでにはETC2.0以外は使えなくなります。セキュリティに問題が発生した場合には変更時期が早まる可能性があります。
車載器本体に記載された車載器管理番号が0から始まっている場合は旧規格対応、2030年頃にはこの機器は使えなくなる予定です。1から始まっている場合は新規格対応、2030年頃のセキュリティ規格の完全移行に伴って利用できなくなる機器ではありません。
二輪車ETC/ETC2.0車載器購入助成開始
二輪車のETC利用率向上を目的として、NEXCOが二輪車ETC/ETC2.0車載器の購入費用から1台につき10,000円の助成金を出してくれます。
取り付けるETCの車載器は従来のETCでもETC2.0でも良いようです。ざっと見調べた結果として、ETCよりもETC2.0対応の車載器の方が全体的に約10,000円割高です。
- 全国で先着35,000台
- 車載器未設置の二輪車に新たに取り付ける場合のみ対象
- 2019年4月1日~2019年7月31日の期間中に、キャンペーン対象店舗で指定の助成申込書に必要事項を記入して、申込みが完了した場合のみ対象(35,000台に達した時点でキャンペーン期間中でも終了)
参考:NEXCO 二輪車ETC/ETC2.0車載器購入助成 キャンペーン2019について(NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)合同プレスリリース)
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