鼻水が出始めたら急に顔が痛くなった話(急性副鼻腔炎)

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先日ひいた夏風邪は、高熱になることなく大量の鼻水で終わりました。

いい年して鼻を垂らすわけにはいかないので、ティッシュペーパーを大量に消費しながら鼻水の処理。

そんなとき、水のように透明だった鼻水が黄色になりました。

その黄色の鼻水は粘度が高く、鼻息で押し出すこともできません。

そして発生した顔面痛。

顔の右半分、特に目じりと頬骨の間や、小鼻の横が痛い。

今回は急性副鼻腔炎について。

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急性副鼻腔炎ふくびくうえんとは?

鼻水が出る鼻風邪は『急性副鼻腔炎』といわれます。

風邪などをきっかけに膿が副鼻腔にたまり、鼻水と一緒に膿が出ていく仕組みになっています

急性急性副鼻腔炎は突然、突発的に発症します。

常に膿が副鼻腔に溜まっている状態の場合は『慢性副鼻腔炎(蓄膿症)』といわれます。

ウイルス性の急性副鼻腔炎の場合は重症化しないのが一般的で、細菌性の急性副鼻腔炎の場合は重症化し、頭や顔が痛むことがあります。

膿がたまる副鼻腔はどこ?

副鼻腔は鼻腔(鼻で息を吸うとふくらむところ)に隣接した骨内にできた空洞です。

副鼻腔とは4つの部位の総称で、人間の鼻には前頭洞、篩骨洞、上顎洞、蝶形骨洞という4つの空洞があります。

これらを総称して副鼻腔といっています。

因みに、ヒトの頭部は「脳を入れる器となる部位」「口腔とそれを形成する部位」「鼻腔とそれを形成する部位」の3種類のパーツからできています。

副鼻腔は各パーツの大きさを揃えるために形成されたという説があります。

美しさや可愛さを比較するときに顔貌(頭部の形)は大きく影響しますが、その顔貌に大きな影響を与えるの副鼻腔だということになります。

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急性副鼻腔炎の原因と症状は?

急性副鼻腔炎の原因はウイルスや細菌である事が多く、肺炎球菌、インフルエンザ菌、ブドウ球菌が原因菌の代表格です。

風邪が原因で感染して発症することが多いです。

感染以外の原因もあります。

1つは飛行機に乗るなどして副鼻腔の気圧が急激に変化したことで発症するケースと(気圧性副鼻腔炎)、外傷が原因で発症するケースです。

急性副鼻腔炎の症状は主に鼻水

風邪から始まることが多いため、鼻風邪という人が多いです。

風邪の原因がウイルスの場合はあまり重症化しません。

しかし、これの原因が細菌の場合は重症化することがしばしあり、頭痛や顔面痛を引き起こすことがあります。

重症化したときの頭痛・顔面痛の痛みの特徴としては、頭や顔の全体が痛むというより「右半分」のように半分もしくは一部分だけピンポイントで痛むことです。

発熱することもありますが、高熱にはならないことが多いです。

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抵抗力をあげて重症化を防ぐ

急性副鼻腔炎は疲労や病気などで体の抵抗力が低下しているときに重症化しやすくなります。

妊娠中(特に妊娠初期)は抵抗力が低下しているため、風邪をひいて急性副鼻腔炎を発症して重症化する妊婦さんが少なくないようです。

  ・たくさんの酵素が含まれている発酵食品を食べる

  ・新鮮な野菜や果物を食べる

  ・体を動かす(運動をする)

  ・日光を浴びる

急性副鼻腔炎が重症化、頭痛以外の症状

急性副鼻腔炎が重症化すると、鼻水の中の膿の量が増えて臭いが強くなります。

た、膿の量が増えることで副鼻腔が拡大して頭部全体に影響をおよぼしてしまいます。

例えば、この影響が眼の周辺におよぶと視力が落ちてしまいます。

脳の周辺におよべば意識障害を起こすことさえあるようです。

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鼻水には大きく3種類ある

実は”鼻水”といっても種類があり、”はな垂れ小僧”を代表にするような自然と垂れてくる水のような鼻水から病気が原因の鼻水まであります。

鼻水は大きく色と粘度(粘り気)で分かれます。

垂れ落ちてくる水のような透明の鼻水

主に花粉症などのアレルギー性鼻炎や気温の急激な変化で見られる鼻水です。

水のようにサラッとしていて粘り気がないので、本人の意志では垂れるのをなかなか抑えられない鼻水です。

対アレルギーの薬や市販の鼻炎薬などを服用することで一時的に治まりますが、鼻炎薬は粘膜を乾かす作用があるので鼻だけでなく目や喉も乾いてしまいます。

人によっては眠気に襲われることがあるので服用には注意が必要です。

やや粘り気のある白い鼻水

風邪などによりウイルス感染を起こしたときに見られる鼻水です。

風邪が治ると自然と治まるので、市販の風邪薬を服用するなどし、安静にして風邪を治すようにしましょう。

但し、高熱や下痢などの症状がある場合は医療機関への受診をおすすめします。

ドロッとした粘り気のある黄色の鼻水

風邪のウイルス等の感染後に見られる鼻水です。

細菌感染によるものなので臭いがある場合もあります(本人が気づかず周囲が異臭に気づくことが多い)。

頭痛や眉間や小鼻などの顔面の痛み、発熱などを伴うこともあります。

黄色い鼻水は、鼻の炎症以外にも発生します。

例えば、喉の痛みを伴った風邪の場合は気道が炎症を起こし、痰のように喉に絡んだものが鼻をかんだときに出てくる場合もあります。

急性副鼻腔炎が重症化すると頭痛や顔面痛がします。こ

の場合、感染したのはウイルスではなく細菌である可能性があります(ウイルスの場合は重症化しない)。

頭痛や顔面痛がする場合は早めに医療機関を受診しましょう(耳鼻科推奨)。

急性副鼻腔炎が重症化しても放っておいてしまうと、悪化して慢性副鼻腔炎(蓄膿症)に悪化することがあります。

子ども(特に乳幼児)の場合、鼻水から細菌感染を起こして中耳炎になることがあります。

黄色い粘り気のある鼻水が出た場合は早めに耳鼻科を受診しましょう。

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鼻をかみすぎて頭や顔が痛いときの対処法

鼻をかみすぎて顔が痛くなったとき「副鼻腔炎が重症したのかもしれない」と不安に思いつつ、「きっと副鼻腔炎じゃないな」と楽天的に判断した私が取った対処法は”できるだけ早く鼻水を体外に出しきる”というものでした。

”できるだけ早く鼻水を体外に出しきる”方法として、たくさん鼻をかみました。「”鼻のかみすぎ”でそうなったのでは?」と思われるでしょうが、そうなる前よりゆっくりと丁寧に鼻をかむようになったのです。徐々に息を吐きだすように、一方の鼻の穴につき2~3回だけかむという風にです(全部出し切ろうと頑張らない!)。

次にロダン作の彫刻『考える人』の様な恰好をし、頭を低い位置にして水泳のクロール型の息つぎをする様に痛む方を上にして、副鼻腔に入り込んだ鼻水を重力で鼻腔に戻してみました。頭を下げ過ぎると頭痛がしてきますが、ちょっと我慢して頑張ると副鼻腔からドロッと鼻水が移動してくるのを感じました。そうしたら鼻腔にある鼻水を、鼻をかんで出すのです。こうするとスッキリ、一時的ではありますが痛みも引いてくれました。

以上が、私の「急性副鼻腔炎かもしれないと思ってやってみたこと」です。

ネットで調べると”鼻うがい”も効果あるようです。プールやお風呂で鼻に水が入った経験があると痛そうだと感じてしまいますが、食塩水を使って浸透圧を下げることで水と違ってツーンッとすることはないそうです。

自分の判断を過信せず病院で確かな診断を!

結果として今回は顔の痛みも治まり、どうやら急性副鼻腔炎ではなかったと思われるため、”できるだけ早く鼻水を体外に出しきる”ための2つの方法で対処できましたが、実際には素人の判断は大変危険です。

急性副鼻腔炎を放置して悪化すると頭部の色々なところに影響を及ぼし、また慢性副鼻腔炎(いわゆる”蓄膿症”)になる恐れもあります。

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