子どもが自分でルールを考えて遊ぶようになり、自分で興味のおもむくまま本を眺めるようになりました。
一人遊びのレベルアップ、、、と同時に、部屋の散らかりレベルもアップ。
幼稚園入園まであと1年。
子どもなりに何かを感じてレベルアップを頑張っているようにも見えます。
でも、未だオムツも取れないし、他の子どもとも遊べないし、、、不安はたくさんあるなぁ。
[/word_balloon]「何歳になったら〇〇ができるようになる」というように年齢に合わせた成長具合がありますが、あくまでも目安で、「未だできない」でも一切問題はないです。
「未だできない」の原因は、身体的な発達ではなく経験不足であることが多いです。
今回は子どもの成長と経験について。
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
文部科学省のいう「子どもの発達」
子どもの教育の充実に向けて、文部科学省は「子どもの発達段階に応じた支援が必要」と述べています。
子どもの発達は子どもが自ら経験したことが元になっていて、周囲の環境と相互作用を起こすことで心身ともに新たな能力を獲得する。
つまり、子どもの発達、身体面・情緒面・知能・社会性の発達は互いに関連しながら総合的に発達していくそうです。
そのトリガーが「経験」。
いろいろな経験により子どもは自分の視野を広げ、認識力を高めます。
社会や自然と関わることで自分なりに己の立ち位置を知り(自己探求)、社会性を高めることができます。
経験とは知的発達をサポートするものだけでなく、身体感覚を伴う経験の積み重ねが大切です。
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
乳幼児期の発達
家庭環境の影響が大きい
生まれてから幼稚園卒業までの乳幼児期は環境が急激に変化する時期で、それによって心身の発達も著しいです。
しかし家庭によって環境の変化は異なり、その結果、この時期の子どもの積む経験は家庭環境によって大きく差がでることになります。
そのためこの時期の子どもは心身の成長に差があり、「できること」も大きく異なります。
乳児期の発達で重要な課題
①愛着をもつこと
②周囲の人を基本的に信頼する
③基本的な生活リズムができる
④子どもたちで遊ぶことができる
⑤自分と他人のバランスを取りながら自己を肯定する
①~③は主に両親や祖父母など、大人との関わりだけでも発達します。
大人を信頼することで歩き始めて行動範囲を広げようとします。
興味関心を日尾気ていくことは、食事・排泄・睡眠といった基本的な生活習慣を身に着けるのに役立ちます。
しかし、④~⑤は子どもと関わらなければ発達しにくいです。
子どもと関わることで相手のことを考えて行動することを身に着け、道徳性や社会性の基盤を作ります。
基盤ができることで自分を見つめなおしたり(探求)、ときには自分と周囲の違いに悩むようになります。
乳幼児の発達を妨げてしまう問題・課題
・少子化・都市化の影響で子どもが人や自然に接する機会が少ない
・両親の仕事の都合などにより子どもに適した生活リズムが形成されにくい
・家族・地域社会の在り方の変化期なので不安や悩みを抱える保護者が多い
・ 保護者の養育力の低下
・児童虐待の増加
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
子どもの遊び方のステップ
ステップ① 見ている
子どもはまず大人や他の子どもが楽しそうに遊ぶ姿を見て、遊びたいと思う気持ち(欲求)が沸いたり、遊び方を知ります。
「遊んでおいで」とか「こうやって遊ぶんだよ」と言う前に、大人が楽しそうに遊ぶ姿を見せることが大切です。
ステップ② 援助遊び
子どもが遊びたいと感じるようになったら、「こうやって遊ぶんだよ」と大人がサポートして遊びます。
一緒に遊びながら遊び方を学んでいきます。
ステップ③ 一人遊び
一人遊びは援助遊びで学んだ遊び方の復習です。
通常の勉強と同じように、子どもも遊びを見ることで予習して、教えてもらって、一人で復習していくのです。
危険がない限り自由に遊ばせておくことが大切な時期です。
いまうちの子はこの段階ということだね。
[/word_balloon]ステップ④ 並行遊び
一人遊びで知っている遊びを他の子どもがやっていると、一緒にやるようになります。
最初は一緒に遊ぶというよりも、それぞれが同じ玩具を使って遊ぶ状態です。
このとき道具の取り合いになったりして他の子どもとトラブルを起こすことが多々ありますが、大人は危険がない限り見守ることが大切です。
援助遊びの経験が多いと一人遊びの種類が増え、並行遊びができるキッカケが多くなります。
子どもが一緒に遊ぶには、相手が「自分が知っている遊び」をしていることが大切なのです。
ステップ⑤ 連合遊び
探究心や意欲により、子どもはもっと大規模な遊びをしたくなります。
このとき「一人では無理だ」と感じると子どもは他の子どもと協力して、一緒に遊ぶようになります。
大きな砂山を作りたい、積み木を高く積み上げたいなど、身体的な能力不足の場合に多いです。
遊び方は段階を踏んで発達していきますが、連合遊びをするようになったら一人遊びをしないわけではありません。
どういう遊びが好きかにもよりますが、ずっと一人遊びが好きな子もいます。
これは「好き」と「嫌い」の問題なので発達云々ではなく、「できる」「できない」とは別の問題です。
一般的にこの段階まで進むと保護者が安心するようです(或る幼稚園教諭談)。
④および⑤については同じ成長具合の子どもが周囲にいないと身に付かないので、いまの時世では幼稚園入園後に身に着けることが多いです。
[su_label]ー この記事はここで終わりです -[/su_label]
[su_label type=”info”]スポンサードリンク[/su_label]
[su_label type=”info”]ブログをメールで購読[/su_label]
メールアドレスを入力して「購読」すると、更新をメールで受信できます。
コメント