床の下地ができフローリングなどの床材が貼られ始めました。
無垢材にはメリット・デメリットがありますが、調湿作用があるため「肌触りがさらっとして気持ちいい」ということでリビングと廊下に無垢材を利用することにしました。
無垢材は人気があって種類も豊富ですが、選んだのはブラックウォルナットです。
ウォルナット(くるみ)は硬くて、反発が強くて子どもがいる家にはオススメできないと言われましたが、子どもはいつまでも小さくないということでウォルナットで決行しました。
建物の費用はフローリング材が標準なので、ウォルナット無垢材を利用する場合は13,000円/畳の追加料金が必要ででした。
換気といえば、建物の1階の床には床下点検口が通常1ヶ所以上あります。
我が家はPS(パイプシャフト)が2箇所あるので、床下点検口もその近くにと2つ作りました。
床下収納庫にもなっています。
今回は床下点検口を使った定期点検について。
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床下は年1回セルフチェック
住宅のメンテナンスは自分でできることが多くあり、自力で直せなくても早期発見で修復にかかる手間や費用を安くすることができます。
床下は1年に1回のセルフチェックがおすすめです。
床下へ行くには、1階のどこかにある「床下点検口」を使います。
床下点検に最適なタイミング
点検は日中、万が一のときに人を呼べる能力がある家族がいるときに実施しましょう。
また、床下の状況に因りますが虫が出ることは覚悟しなくてはいけません。
できるだけ虫との遭遇を避けるには、虫の活動が停止する秋の終わりから冬の始めが良いです(真冬および真夏は気温的にきつい環境なので注意が必要)。
床下に入るときに用意するもの
・軍手
・ヘッドライトや懐中電灯
・デジカメ(カメラ機能の使えるスマホでもよい)
床下に入るときは、手を保護するために軍手をつけます。
状況によっては業者に修理依頼が必要なので、現状を記録するために写真を撮るデジカメやスマホを持っていくと良いです。
床下に入るのが怖い場合は無理しない
閉所恐怖症や暗所恐怖症の人は床下に入るのに不向きです。
床下は僅かな光だけで基本的に暗く、一部70~80cmほどの隙間しかないところもあります。
十分な換気がされていない床下もあるので健康に不安のある人も控えた方が良いです。
・肥満気味
・不整脈など心臓に病気がある
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床下で生じやすいトラブル
基礎が布基礎かベタ基礎かで異なりますが、床下では次の問題が生じます。
・断熱材の剥離など断熱に関わる問題
・水漏れなど給排水や給湯に関わる問題
・白アリ
・湿気
・基礎のコンクリートのひび割れ
断熱材の剥離など断熱に関わる問題
床下の断熱材が自重で落下している場合があります。
落下している場合はそれを元の位置に戻して、再度落下しないように留めます。
落下しないように押さえるための巾木はホームセンターで購入できます。
断熱材が欠損している部分は吹き付けるタイプのウレタンフォームで塞ぐことができます(ウレタンフォームはホームセンターで購入可能)。
断熱材や木くずなどが落ちている場合は回収します。
ゴミは白アリのエサとなってしまいます。
水漏れなど給排水や給湯に関わる問題
配管からの水漏れを中心にチェックします。
微量でも漏れていれば湿気がたまり、家の基礎をいためたり、カビの原因になってしまいます(床下がかび臭くなる)。
配管からの水漏れを自力で修復することは難しいです。
フレキ配管を使っているので部分的な修復も難しいので、水漏れを確認した場合はすぐに業者へ連絡します。
また配管の被覆材の断熱欠損(被覆材に配管が覆われていない部分がある、特に継ぎ目付近に注意)にも注意します。
「お湯が出るのが遅い」
「水道管が凍る」
このような問題があるときは欠損の可能性があります。
配管の被覆材の欠損は保温カバーを使用して補修します(青の被覆材は給水、赤の被覆材は給湯)。
白アリ
シロアリだけでなくシロアリの通り道(蟻道)がないかを点検します。
基礎のコンクリートや木材が重点的なチェックポイントです。
自分で駆除および修復することは難しいので、蟻道らしきものを見つけた場合は写真を撮って業者に連絡します(木材が腐っていないか重点的にチェック)。
シロアリは暖かい地域だけで発生するものではありません。
北海道より南の地域と北海道の西部ではヤマトシロアリが発生します。
東京以南ではイエシロアリも発生します。
アメリカカンザイシロアリという床下以外の木材も食すシロアリも大都市と大都市近郊で発生しています。
湿気
床下換気口の前に物を置いたり、住宅の周りに樹木を植えるなどして床下の換気が上手にできていないことがあります。
・蒸してる
・水滴が付着している
・カビが生えている
・カビ臭がする
このような感じがあれば、床下の湿度が問題の可能性があります。
基礎のコンクリートのひび割れ
目視で確認し、程度を業者さんに相談するために写真を撮っておくと良いです。
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